- 福岡市内で確認できた5校と英会話教室1つの対象・時間・費用
- FISの全学年の授業料と、初年度の総額(編集部の試算)
- 国の無償化の仕組みと、福岡市の公式ページで確認できた上限額
- 太宰府市・筑紫野市の通学圏2校と、小学生以降の費用
- 卒園後の進路と、見学で聞く10のこと
結論:福岡市で選べる学校(早見)
先に全体像です。市内5校と、英会話教室1つ、市外で通学圏にある2校を、対象と費用の目安だけに絞って並べました。詳しい内容は、次の章から順に説明します。
| 学校名 | 場所 | 対象 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| 福岡インターナショナルスクール(FIS) | 早良区百道 | Early Years(3歳)〜Grade 12 | 授業料 年185.5万〜228.6万円(2026/27) |
| FICS 福岡インターナショナルコミュニティスクール(英会話教室) | 早良区百道 | 幼児〜高校生・帰国生 | 幼児 年265,200円(週2回・2026-27) |
| CORNERS International School | 早良区百道浜 | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした |
| ケンジントン・インターナショナル・プリスクール | 中央区平尾浄水町 | 2〜5歳 | 公式サイトで確認できませんでした |
| こともりスクール | 博多区美野島エリア | 2歳〜小学生 | 公式サイトで確認できませんでした |
| Kids Duo International 福岡アイランドシティ | 東区アイランドシティ | 2歳以上 | 入園説明会で案内(Webに掲載なし) |
| リンデンホールスクール小学部(通学圏) | 太宰府市 | 小学生 | 授業料 月100,000円(年度の記載なし) |
| リンデンホールスクール中高学部(通学圏) | 筑紫野市 | 中学1年〜高校 | 授業料 月110,000円(年度の記載なし) |
福岡市のインターナショナルスクールを比べる軸は3つ
比べる軸は3つだけ
福岡市の学校は、数は少ない一方で、費用の公開のされ方に大きな差があります。
01
通う年齢と、卒業までの見通し
FISはEarly YearsからGrade 12まで続きます。プリスクールは幼児期が中心です。小学部以降は、太宰府市と筑紫野市の学校も候補になります。
02
費用が公開されているか
公式サイトで費用を確認できたのは、市内ではFISとFICSだけでした。それ以外の園は、問い合わせて確かめることになります。
03
通いやすさと、使える制度
市内の学校は、早良区の百道・百道浜に集まっています。無償化の対象は、届出をして基準を満たした認可外保育施設が中心です。
この3つを、次の章から順に確かめていきます。

福岡市のインターナショナルスクール事情と費用の相場【2026年】
福岡市の事情は、ひと言でいえば「IB認定の学校は百道に1校、あとは費用が見えにくい園が中心」です。FISは、IB World School、WASC、CIS、EARCOS、JCISを公式サイトに掲げ、福岡市の公式PDFでも、学校法人福岡国際学園が運営し、WASCの認可とIBディプロマの提供が記載されています。生徒は410名超、40以上の国籍と、公式サイトにあります(市のPDFでは、令和8年3月10日時点で401名)。
なお、福岡市は、FISに事業補助金を出している資料を公開しています。ただし、これは学校への補助で、保護者に向けた助成ではありません。
費用の相場を、学年ごとの授業料で見てみます。市内で唯一、全学年の金額が確認できたFISの例です。
FISの授業料は学年が上がるごとに高くなる
年額の授業料です。入学時の費用や、施設費などは含みません(2026/27年度)。
FISの公式サイトの2026/2027年度の授業料をもとに作成。ほかに、施設費・保険・図書費などが年額でかかります。
最も低いEarly Yearsと、最も高いGrade 11〜12の差は、年約43万円です。この連載で確認した横浜市や神戸市の大型校と比べると、この授業料は低めですが、入学時の費用と、毎年の施設費が別にかかります。次の表で整理します。
福岡市のインターナショナルスクール費用早見表【市内】
| 学校名 | 入学時の費用 | 年額(授業料など) |
|---|---|---|
| FIS | 出願料52,000円・入学金350,000円・開発費500,000円(再入学は再入学金200,000円) | 授業料1,855,000〜2,286,000円。施設費200,000円/年、傷害保険4,800円、年鑑6,000円、図書5,000円ほか |
| FICS(英会話教室) | 入会金22,000円・教育活動費30,000円 | 幼児(週2回・年78回)265,200円(税込)+テキスト15,000円。小学生・中高生(週1回・年39回)各132,600円 |
| CORNERS | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした(料金ページは見つかりませんでした) |
| ケンジントン | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした(問い合わせ制) |
| こともりスクール | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした |
| Kids Duo 福岡アイランドシティ | 入園説明会で案内 | 入園説明会で案内(Webに掲載なし) |
CORNERS、ケンジントン、こともり、Kids Duoの4園は、費用が公式サイトに載っていませんでした。金額を推測して載せることは避けています。学費の全体の見方は、インターナショナルスクールの学費にまとめています。
福岡市内のインターナショナルスクール・英語プリスクール5校+英会話教室1つ
ここからは、公式サイトで確認できた事実だけで、1校ずつ紹介します。
1. 福岡インターナショナルスクール(FIS)
早良区百道にある、学校法人福岡国際学園の学校で、Early Years(3歳)からGrade 12までが対象です。公式サイトは、教員対児童比が7対1で、国際スタッフは80名超と説明しています。授業は英語で、教員の国籍の内訳は確認できませんでした。一条校か各種学校かの記載、開所時間、無償化の記載も、公式サイトで確認できませんでした。
費用(2026/27年度)は、出願料52,000円、入学金350,000円、開発費500,000円(再入学者は再入学金200,000円)。授業料は、Early Years(3〜4歳)が1,855,000円、KG〜G5が1,891,000円、G6〜8が2,044,000円、G9〜10が2,195,000円、G11〜12が2,286,000円です。年額の必須の費用は、施設費200,000円、傷害保険4,800円、拡張学習(小学部10,000円、中高5,000円)、年鑑6,000円、図書5,000円、卒業費10,000円(G12)で、Week Without Wallsは約5万〜12万円です。支払いは、一括、年2回、9回払いから選べます。
こんな家庭に:3歳から高校まで、IBの環境で続けたい家庭。市内で、IB認定の学校を探している家庭。
2. FICS 福岡インターナショナルコミュニティスクール(英会話教室)
FISと同じ学校法人傘下の英会話教室で、所在地も早良区百道です。幼児のStarter、小学生のKids、中高生のYoung Adult、帰国生のクラスがあります。正規の学校ではないため、認証や一条校の記載はありません。ネイティブの講師が教え、開所は平日13:30〜21:00、土曜11:00〜16:00です。
費用(2026-2027年度)は、入会金22,000円、教育活動費30,000円。幼児(60分・週2回・年78回)が265,200円(税込)、テキスト15,000円。小学生・中高生(60分・週1回・年39回)が各132,600円で、テキストは10,000〜18,000円です。帰国生は、レベル1が397,800円、アドバンスが198,900円です。月謝制ではなく、一括または分割で支払います。認可外保育施設ではないため、無償化の対象になる可能性は低いと思われますが、公式サイトに記載はありません。
こんな家庭に:公立の幼稚園・小学校に通いながら、放課後に英語を続けたい家庭。
3. CORNERS International School(コーナーズ インターナショナルスクール)
早良区百道浜にあるスクールで、公式サイトは「福岡市の認可外保育施設に登録」し、「保育無償化の対象校です」と書いています。イギリス人やアメリカ人などのネイティブ講師と、日本人のスタッフがいると説明しています。対象年齢、開所時間、費用は、公式サイトで確認できませんでした。電話の受付は、平日の9:00〜18:00です。
こんな家庭に:百道浜に近い家庭で、無償化の対象になる園を探している家庭。
4. ケンジントン・インターナショナル・プリスクール
中央区平尾浄水町にある、2〜5歳の認可外保育園です。定員は12名までで、講師1名に子ども4名(最大でも1対6)と公式サイトにあります。時間は、フルデイが9:30〜15:30、延長が8:00〜18:00で、英語のイマージョンです。費用と無償化の記載は、公式サイトで確認できませんでした。2027年4月入園の受付中と書かれています。
こんな家庭に:少人数の園で、先生の目が行き届く環境を重視する家庭。
5. こともりスクール(Cotomori School)
博多区の美野島エリアにある、2歳から小学生までのプリスクール・アフタースクールです(公式の住所表記は、確認が必要です)。「100% English immersion」で、外国人講師とバイリンガルの保育士がいると公式サイトにあります。認可外ですが、国の幼児教育・保育無償化の対象と書かれています。費用と開所時間は、確認できませんでした。
こんな家庭に:小学生になっても、同じ園のアフタースクールで英語を続けたい家庭。
6. Kids Duo International 福岡アイランドシティ
東区のアイランドシティ内にある、バイリンガルの幼児園です。対象は2歳以上で、英語のイマージョン、外国人講師を含むスタッフと、公式サイトにあります。費用は「入園説明会にて案内」で、Webには載っていません。番地、開所時間、無償化の記載は、確認できませんでした。
こんな家庭に:アイランドシティ周辺に住む家庭。まず入園説明会で、費用を確認することになります。
時間・入学時の費用で比べる
費用と並んで大きな違いになるのが、1日に預けられる時間と、入学時にまとめて払う費用です。公式サイトで確認できた範囲で、グラフにしました。
開いている時間——6時間から10時間まで
公式サイトに時間が載っていた園だけを並べました。
各校の公式サイトの記載をもとにした編集部の計算。ほかの学校は、開所時間を公式サイトで確認できませんでした。
入学時に必要な費用は5万円から90万円
出願料・入学金・開発費・入会金などの合計です。公式サイトで確認できた学校だけを並べました。
各校の公式サイトの料金表をもとにした、編集部の合計。リンデンホールは、教育充実費・施設充実費が別にあります。
FISの初年度は約302万円——Grade 1〜5の例
入学時の費用と、1年目の授業料・施設費・諸費を足した総額です。
合計 3,018,800円(Week Without Walls・バス・給食は含まない、編集部の試算)
FISの公式サイトの2026/2027年度の料金表をもとにした編集部の試算です。拡張学習は、小学部の10,000円で計算しています。
FICSの幼児クラスの初年度は約33万円
入会金と、1年目の受講料・教育活動費・テキスト代の合計です。
合計 332,200円(編集部の試算。税込の金額を足した合計)
FICSの公式サイトの2026-2027年度の料金をもとにした編集部の試算です。月謝制ではなく、一括または分割の支払いです。

通学圏にある学校2校——リンデンホールスクール(太宰府市・筑紫野市)
福岡市の外には、英語を軸にした教育を行う学校があります。ここでは、公式サイトで費用まで確認できた2校を紹介します。通学にかかる時間は、住まいによって大きく変わるため、実際に試して確かめてください。
リンデンホールスクール小学部(太宰府市)
太宰府市五条にある小学部で、英語のイマージョン教育と日本文化の教育が特色です。入試は、英語のネイティブによる面接などがあります。認可の区分は、公式サイトで確認できませんでした。
費用(年度の記載なし、1〜3年の例)は、入学金400,000円、教育充実費400,000円、施設充実費400,000円。月額は、授業料100,000円、教材費10,000円、父母会2,000円、語学研修積立10,000円、給食10,000円です。教育充実費と施設充実費が、入学時の一時金か毎年の費用かは、掲載ページの表記からは確認できませんでした。月額の合計は132,000円で、年に換算すると1,584,000円です。
リンデンホールスクール中高学部(筑紫野市)
筑紫野市二日市北にある中高学部で、2013年10月にIB認定校として正式に認定されたと公式サイトにあります。中学1年から入学でき、受験は小学6年が対象です。費用(年度の記載なし)は、入学金400,000円、教育充実費430,000円、施設費420,000円。月額は、授業料110,000円、グローバル教育費25,000円、後援会費2,000円、同窓会費1,500円で、合計138,500円、年に換算すると1,662,000円です。
小学生以降の年間の費用は約158万円から189万円(FICSは英会話教室)
小学部以降の年額の授業料などです。月額を12倍にした換算を含みます。
各校の公式サイトの料金をもとにした編集部の換算。リンデンホールは年度の記載がなく、月額の合計には給食費・積立金を含みます。FICSは英会話教室で、学校ではありません。
何歳まで通えるか——学校ごとの学年の範囲
「いつまで通えるか」は、学校選びの大きな分かれ目です。幼児期だけの園で卒園したあと、小学校を探し直すのか、同じ学校に通い続けるのかで、費用も生活も変わります。
学校ごとに通える学年はこう違う
幼稚園・小学校・中学校・高校の4つの段階で、通える範囲を色で示しました。
色のついた段階が通える範囲。FICSは英会話教室で、平日の昼間の学校ではありません。各校の公式サイトの記載をもとに作成。
一貫して通える学校は、FISだけです。リンデンホールは、小学部と中高学部が別の学校として入学する形で、キャンパスも別です。幼児の園は、卒園後の進路を別に考える必要があります。
福岡市のエリア別に探す
福岡市の学校は、早良区の百道・百道浜に集まっています。そのほかのエリアも含めて、区ごとに整理しました。
区ごとに見る学校の分布
公式サイトに記載された所在地をもとに作成。最寄り駅を公式サイトに明記している学校は少ないため、駅名の記載は控えています。
福岡県全体の様子は福岡県のインターナショナルスクールの記事で紹介しています。
インターナショナルスクールの「各種学校」とは——就学義務と卒業資格
福岡市で「インターナショナルスクール」を名乗る学校は、制度の上では大きく3つに分かれます。学校教育法の第1条に定められた「一条校」、都道府県知事の認可を受けた「各種学校」、そのどちらでもない「無認可」の学校です。名前に「インターナショナル」とあっても、制度上の扱いは学校ごとに違います。幼児が通うプリスクールは、認可外保育施設として届出をした施設であることが多く、小学部以降の学校とは前提がまったく異なります。
3つの区分で制度上の扱いはこう変わる
| 一条校 | 各種学校など | 無認可 | |
|---|---|---|---|
| 就学義務を果たしたことになる | ○ | × | × |
| 日本の小中学校の卒業資格 | ○ | × | × |
| 高校の就学支援金 | ○ | △ | × |
○=当てはまる △=文部科学省が指定した学校のみ ×=当てはまらない。文部科学省の資料をもとに作成(2026年10月時点)。
就学義務:文部科学省のQ&Aは、日本国籍の子どもを一条校でないインターナショナルスクールに通わせても、保護者は就学義務を果たしたことにならないとしています。一条校でないインターの小学部を終えた子どもが、一条校の中学校への入学を希望しても、制度上は認められないとも説明しています。実際の扱いは自治体と話し合うことになるので、小学部への入学を決める前に、福岡市教育委員会に相談してください。幼児のプリスクールに通っているあいだは、就学義務の問題は起きません。
高校の就学支援金:国の高等学校等就学支援金は、一条校では対象になりますが、各種学校では文部科学省が指定した学校だけが対象です。無認可の学校は対象外です。高校段階まで同じ学校に通う予定なら、入学前に、その学校が対象かどうかを確認してください。
卒業資格:一条校でない学校を卒業しても、日本の小学校・中学校の卒業資格は自動的には出ません。進学先や、帰国後・転校時の扱いは、学校ごとに異なります。詳しい仕組みはインターナショナルスクールと義務教育で、卒業後の進路はインターナショナルスクール卒業後の進路で整理しています。まず「福岡市で幼児期に通う園」と「小学生以降に通う学校」を分けて考えると、選択がずっと楽になります。

福岡市の無償化と助成——国の制度の基本と、手続きの流れ
認可外保育施設に通う家庭を支えるのは、国の幼児教育・保育の無償化です。福岡市の公式ページによると、認可外保育施設等の無償化を受けるには、施設等利用給付認定(2号・3号)の申請が必要で、保育の必要性が要件です。令和6年10月1日以降は、指導監督基準を満たさない施設は対象外になりました。
上限額は2026年10月に引き上げられた
認可外保育施設を利用する場合の、月あたりの上限額です。
国の上限額の改定(2026年10月利用分から)を、神戸市・横浜市・西宮市の公式ページで確認しました。福岡市の公式ページでは、改定後の額を確認できませんでした。
福岡市の公式ページで確認できた上限額は、3〜5歳が月37,000円、0〜2歳(住民税非課税世帯)が月42,000円で、2026年10月以降の額(40,300円と45,700円)は記載を確認できませんでした。更新が追いついていない可能性があるため、最新の額は、専用ダイヤル(092-791-6222)に確認してください。市の独自の制度として、令和5年4月から、市内に住み、保育の必要性がある第2子以降の0〜2歳(住民税課税世帯)で、認可保育所等に在園していない子の認可外等の利用料を給付する制度があります。上限は、0〜2歳で月42,000円です。
無償化を受けるには、あらかじめ「施設等利用給付認定」(3〜5歳児クラスは2号、0〜2歳児クラスの非課税世帯は3号)を受ける必要があります。保育の必要性(就労など)が認定の要件で、認定を受ける前の期間は対象になりません。入園が決まったら、早めに手続きを始めてください。また、対象は利用料にあたる部分で、給食費・行事費・送迎費・用品代などは上限額の対象外とされています。入園料や施設費、教材費が高いインターナショナル系の園では、「無償化があるから安くなる」と考えすぎず、月の自己負担の合計で比べるのが現実的です。
無償化を使うまでの5ステップ
いったん支払ってあとで受け取る形の一般的な流れです。手続きと請求の時期は、市の窓口で確認してください。
制度の全体像はインターナショナルスクールの無償化・補助金で、プリスクールの選び方はプリスクールとインターナショナルスクールの違いで解説しています。公式サイトで「無償化の対象」と書いているのは、CORNERSとこともりの2園でした。それ以外の園は、記載を確認できませんでした。
福岡市の公式ページで確認できた上限額は、3〜5歳が月37,000円です。仮に、月額80,000円の園なら、自己負担は月43,000円(保育料のみ)です。上限額が40,300円に変わった場合は、月39,700円です。ただし、福岡市の資料では、改定後の額を確認できていません。
卒園後に英語を続ける方法
福岡市で英語のプリスクールに通った子どもが、小学校に上がるときの道は、おおまかに4つに分かれます。どれが正解というものはなく、家庭の優先順位で決まります。
卒園後の4つの道
多くの家庭にとって、いちばん大きな分かれ目は「小学部の学費を何年間払えるか」です。幼児期は国の無償化や市の助成で負担が軽くなりますが、小学部以降は同じ支援がほぼ使えません。学費の全体像はインターナショナルスクールの学費にまとめています。
学費でも通学時間でも折り合わなかったときに
ここまで読んで、「通える範囲に条件の合う学校がない」「小学部の学費は出せない」「毎日の送迎が難しい」と感じた家庭もあると思います。福岡市は、IB認定の大型校が市内に1校と少なく、学費は年190万円台です。それ以外は、費用が非公開の園が多く、比べる材料が限られます。
そのときの選択肢のひとつが、オンラインのインターナショナルスクールです。株式会社NIJINが2027年9月の開校を予定しているNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、6〜18歳を対象に、自宅から参加する形で学びます。公式サイトは、対面のインターナショナルスクールより大きく抑えた学費を予定しているとし、日本語の支えを前提に英語が初めての子どもでも始められる設計だと説明しています。
ただし、正直に書いておくべき弱点があります。NGAはまだ開校しておらず、実績はこれからです。学費の金額も公表されていません。オンラインなので、校庭や施設での体験はできません。日本の小中学校・高校の卒業資格も出ません。下の表で、通学型・一条校と同じ物差しで比べてください。オンラインの弱点はオンラインインターナショナルスクールのデメリットにまとめています。
3つの選択肢を正直に比較
通学型インター・一条校の国際系・オンラインを5つの観点で
| 通学型 | 一条校 | オンライン | |
|---|---|---|---|
| 日本の卒業資格 | × | ○ | × |
| 学費が公表されているか | △ | ○ | × |
| 英語が初めてでも入れるか | △ | △ | ○ |
| 通学の負担 | △ | △ | ○ |
| 対面の施設・実績 | ○ | ○ | × |
通学型=各種学校・無認可の通学型インター/一条校=一条校の国際系/オンライン=NIJIN GLOBAL ACADEMY。○=当てはまる・有利 △=条件による ×=当てはまらない・不利。各校の公式サイトと文部科学省の資料をもとにした一般的な傾向です(2026年10月時点)。
NGAは、福岡市の学校に代わるものというより、「通う学校」と並べて検討する3つ目の選択肢です。公式サイトで最新の情報を確認してください。

見学・説明会で必ず聞きたい10のこと
福岡市の学校は、公式サイトに載っている情報だけでは比べきれない項目がたくさんあります。見学の前にこの10項目をメモして持っていくと、同じ物差しで複数の学校を比べられます。公式サイトで金額が確認できなかった項目こそ、遠慮なく質問してください。
見学で聞く10のこと
見学では、子どもが先生とどう関わっているかを、時間をかけて見てください。パンフレットの言葉より、10分間の観察のほうが多くを教えてくれます。選び方の全体の流れはインターナショナルスクールの選び方で、入学の条件はインターナショナルスクールの入学条件で確認できます。
よくある質問
この記事の内容を確かめるための一次資料
- 福岡インターナショナルスクール 授業料ページ(https://www.fis.ed.jp/join/tuition-fees)
- 福岡市 福岡インターナショナルスクール概要(PDF)(https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/somu/shisei/documents/r806_tyoushoinnternational.pdf)
- FICS 授業料ページ(https://www.fics.ed.jp/tuition)
- CORNERS International School(https://corners.co.jp/)
- ケンジントン・インターナショナル・プリスクール(https://www.kensingteens.com/preschool-overview)
- こともりスクール(https://cotomori.jp/)
- Kids Duo International 福岡アイランドシティ(https://www.kdi.ac/classrooms/detail/2539/)
- リンデンホールスクール小学部 入学案内(https://lindenhall.ed.jp/elementary/admission/)
- リンデンホールスクール中高学部 入学案内(https://lindenhall.ed.jp/highschool/admission/)
- 福岡市 幼児教育・保育の無償化について(https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/hoiku/child/yojikyoikuhoikunomushoka.html)
- 福岡市 認可外保育施設等の利用料の給付(第2子以降・PDF)(https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/hoiku/child/documents/r7_ninnkagai_tasi.pdf)


