こんにちは。ボランティアスタッフのいっちーです。
今回は小学6年生 しーにゃんさんのインタビューをお届けします。
NIJINアカデミーに入学をして半年。「ニジアカ(NIJINアカデミー)では本当の自分の姿が出せている」と笑顔で語ってくれました。
地方の小規模校に通い、固定された人間関係の中で「ちゃんとしなきゃ」とクラスの中で目立たないように過ごしていたと言うしーにゃんさん。
NIJINアカデミーに入った経緯からNIJINアカデミー入学後の心境の変化をおうかがいしました。
気づかぬうちに蓄積していた小さなストレス 「学校に行きたくない」
小学5年生になってすぐに、所属している小学校に行けなくなったというしーにゃんさん。
最初は自分でも行けない理由がわからず戸惑ったそう。
今、当時を振り返って思うことや、行きたくないと思った時に家族に相談した当時の心境を語ってくれました。
-小学校に通わなくなった当時のことを聞かせてください。
しーにゃんさん(以下敬称略)
小学校5年生になって、急に行きたくなくなりました。4年生までは普通に行けていたけど。誰かと喧嘩をしているわけでもないし、理由もわからない状態で。でも行きたくないってなっちゃった。
ただ、最近、なんとなくこうかなっていうのは見えてきて。
通っていた学校は全校生徒100人位の小さなところで、クラスは1クラスで6年間ずっと同じ子たちと一緒なんです。だからクラスの中で気になったことがずっと気になっちゃう。クラスメイトの中に授業中に立ち歩いちゃう子がいて、私はそういうのが苦手だったし、それで先生にすごい怒られているのを聞いているのも辛いなっていうのがあったかなと思います。
あと、体調を崩して1週間くらい学校を休んだことがあって。学校の1週間の勉強って結構色々やるからついていけなくなっちゃって。テストが溜まっちゃったり受けてもわからなくて「行きたくなーい!」てなりました。

-これまで溜まった小さな嫌が5年生になって溢れたような感じでしょうか?
しーにゃん
うん。そういうのが溜まって5年生に爆発しちゃった感じだと思います。
もう限界だなって思って、もう頑張って勇気をふり絞ってママに言いました。
伝えた時は少し緊張しました。話を聞いたママは「いいよ」と言ってくれて。
ママは私と同じタイプだから気持ちを理解してくれて、とりあえずその日はお休みをして。
そのあとは何日間かは「今日はどうする?」って相談して、行ける時は午前中だけ行くっていうのを続けてたけど、だんだん行かなくなりました。
市の不登校支援の学校に行くも、環境が合わなかった
しーにゃんさんはその後、市が運営する不登校支援の学校に通うようになりましたが、その学校も環境が合わずほどなくして行かなくなったと言います。
小学校と不登校支援の学校の共通点は怒る(怒っているように見える)大人がいることでした。
ー 学校に通わなくなってから、どのように過ごしていましたか?
しーにゃん
学校に行けなくなってから、最初は市の不登校の子が通う場所に行ったんだけど合わなくて。
1回嫌なことがあって。それがきっかけになりました。課題を担当してもらっていた先生がいたんですが、怒っているわけじゃないんだけど言い方が強くて。あ、これは嫌だな…と。
週に2回くらい行っていたんですがそこから行けなくなっちゃいました。
タツロー校長の考えに共感してNIJINアカデミーの体験へ。「なんか面白いし、先生が素敵!」
不登校支援の学校が合わなかったことでお母さまがその他に合う場所を探したことが、NIJINアカデミーとの出会いにつながりました。

ーNIJINアカデミーにはどのようにたどりついたのでしょうか?
しーにゃん
不登校支援の学校に行かなくなって、(ママも)悩んでいたみたいで、頑張って色んな事を沢山調べて、YouTubeで見つけたみたいです。タツロー校長のYou Tubeチャンネルを見て、タツロー校長が言っていることに「そうだな」って思うことが多かったらしくて。
ホームページを紙にプリントして見せてくれました。それを見て、自分もいいなって思ってパパにも相談して、パパも「いいんじゃない?」っていう風に返してくれて。じゃあ体験で1回行ってみようっとなりました。
▼タツロー校長のYou Tubeチャンネルはこちら
ー体験を受けてみてどうでしたか?
しーにゃん
授業とかアクティビティは最初はよくわからないけどなんか話を聞いてると面白くて。全然顔出しとか声出しをしてなかったけど話を聞いているだけで面白いし、チャットで少し会話に参加をしたら、ちゃんと返してくれるのが嬉しかった。
あと、今も担任をしてくれているせれてぃー先生が担当してくれたんですが、先生がすごく素敵でいいな!って思って。
(メタバース校舎が初めてだから)最初、操作方法が全然わからなくて。その時に「こうしたらいいよ」って優しく教えてくれた。
せれてぃー先生はタツロー校長のYou Tubeにも出ていて、ママはすでに存在は知っていてすごく好きだったみたいだからママも喜んでた。
私も体験して良かったし、ママも喜んでたし、すぐ入ることを決めました。
NIJINアカデミーでの生活 普通の日常が特別な日常
現在、NIJINアカデミーではメタバース校舎内でオンラインを中心に過ごしているというしーにゃんさん。
NIJINアカデミーでの日常は先生や友だちと過ごす毎日が楽しいと、笑顔で教えてくれました。
ーNIJINアカデミーでどのように過ごしているのでしょうか?
しーにゃん
月・木に集まりや体育があったり、そのほかの曜日では全体のホームルームやクラス会議とか色々あります。用事があって出られないこともあるけど、(楽しいから)出られる時は必ず出るようにしています。
まだサークルには入っていないので、授業とかアクティビティ以外の時間は、友達とオンラインで遊んだりしています。
ーこれは楽しかった!というエピソードはありますか?
しーにゃん
同じクラスの子と、せれてぃー先生と4人でロブロックス(自分でゲームを作成したり、他の人が作ったゲームで遊んだりできるオンラインゲーム)をやったことがあって。その時の会話がすごく楽しかった。みんなでゲームクリアを目指さしてるのに「全然せれてぃー先生が仕事してなーい!」って他のメンバーで弄ったり、思いがけないことが起きて本当にみんな爆笑で。笑
他にも小学校の時には周りにやっている人がいなくて1人でやっていたオンラインゲームも、ニジアカに入ったらやっている人が結構いて、そっちの仲間も出来て。とにかく毎日が楽しいです。
NIJINアカデミーで思い出した自分らしさ
インタビューの中で、「小学校ではシャイだからまだ学校の友だちとは会いづらい」と教えてくれたしーにゃんさん。NIJINアカデミーも、入った当初は緊張はしたものの今は小学校の時のようにシャイモードになることはないと言います。
「シャイにならないNIJINアカデミーの自分は家にいる時の自分に近いかも」と考えるように語ってくれました。

ー所属している小学校には今は行かれているのでしょうか?
しーにゃん
小学校には今、週に1回くらい担任の先生と雑談をしに行っていて、それは楽しいなと思います。5年生の時からの持ち上がりの先生で、私のことを理解してくれているから。
でも、みんな(友だち)と会うのはまだちょっと…。
たまに会った時にいつも通りに接してくれる子はすごく気が楽だけど、一番仲の良かった子は、私がシャイだから話かけづらいみたい。私、シャイなんですよ。
家ではいつもこんな感じでしゃべれるけど学校ではめっちゃシャイで全然喋ってない。友達と放課後に友達とブツブツ雑談しまくってる感じ。笑
- ニジアカではいつもこの家のしーにゃんさん?それとも小学校のしーにゃんさん?
しーにゃん
もう、ほぼ家のしーにゃん。家にいるからっていうのもそうだけど、ニジアカは居心地がいいからじゃないかな。
居心地が良くて、本当の自分が出ている感じ。小学校の時はシャイだったけどシャイじゃなくなった。
小学校ではちゃんとしなきゃって思っていたからか、仲がそんなに良くない友だちに話しかけられるとシャイモードになっちゃう。
好きを表現して、受け入れられて、長所になった
しーにゃんさんの好きなことは絵を描くことや、デザインをすること。
NIJINアカデミーで自分で描いたデザインを褒めてもらえたことが「これ、自分の長所かも」と大きな自信につながったと言います。

-NIJINアカデミーで嬉しかった経験などはありますか?
しーにゃん
ニジアカに入ってすぐにCanvaで作ったデザインが自分的にも結構おしゃれで、それをみんなに見せたらすごい褒められて嬉しかった。
ニジアカはこういう長所を活かしたことをやらせてもらえて、褒めてもらえるのも良いところだと思います。
今年(2025年)の学園祭で開催されたNIJINアカデミーの公式キャラクター選手権にも応募して、選ばれたんです。みんな歓迎してくれて、本当に嬉しかった。
事前に見せていたせれてぃー先生も、すごく喜んでくれた。
【しーにゃんさん作の「にじたまちゃん」】

NIJINに込められた意味の虹とニジアカ生のあふれる個性がカラフルな玉で表現されています。

学園祭後に行われた全体ホームルームの時間ではNIJINアカデミーの先生や生徒からのお祝いもありました!
いつかNIJINアカデミーに恩返しがしたい
最後に、NIJINアカデミーへの感謝の思いを聞かせてくれました。
しーにゃん
ニジアカは本当に良い場所です。
もちろんこの環境が合う人、合わない人がいると思いますが、もし今、学校のことで悩んでいる人がいるのなら一度はニジアカを試してほしいです。
私は、ニジアカにいつか恩返しができたらなって思っています。
出来ればだけど自分の好きな仕事もやりつつ、ニジアカを支えるスタッフみたいな仕事もするのが今の私の夢です。

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この記事の内容を確かめるための一次資料
不登校をめぐる情報は、体験談と一般論が混ざりやすい分野です。いま国が何を方針としているかを押さえておくと、学校や自治体とのやりとりで迷いにくくなります。とくに出席扱いの要件は、知っているかどうかで選べる道が変わります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「学びの多様化学校の設置者一覧」 | 全国84校。旧・不登校特例校の全リスト |
| 文部科学省「生徒指導提要」 | 学校の生徒指導の基本方針(改訂版) |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
この記事のテーマについて、よく寄せられる質問
同じような状況の方から実際によく届く質問をまとめました。あてはまるものから読んでください。
Q. 学校を休ませてもいいのでしょうか?
A. 教育機会確保法の第13条は「個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ」と条文で明記しています。休むことは制度の外側にある逸脱ではなく、法律が想定している状態です。
Q. どこに相談すればいいですか?
A. まずは市区町村の教育委員会(教育相談室)です。学校を通さずに保護者から直接相談できる自治体がほとんどです。全国の窓口は文部科学省のページから探せます。
Q. 学校以外に、どんな場所がありますか?
A. 教育支援センター(適応指導教室)は原則無料の公的な居場所、学びの多様化学校は特別の教育課程を組める正式な学校、ほかにフリースクールとオンラインがあります。
Q. 出席扱いにできますか?
A. 要件を満たせば校長の判断で可能です。通所する場合は別記1、自宅でICT等を活用して学ぶ場合は別記2の要件があります。令和6年度は学校外の機関等で42,978人、自宅ICT学習で13,261人が出席扱いになっています。
Q. この先どうなるのか不安です
A. 不登校の経験がその後を決めるわけではありません。不登校を公表した著名人12人のように、別の道で力を発揮している人は多くいます。いまは先を決めるより、目の前の回復を優先してよい時期です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。

