伊賀市から通えるフリースクールと学びの場|市独自の補助と市の教室【2026年版】

伊賀市から通えるフリースクールと学びの場のアイキャッチ

「伊賀市で、学校のかわりに通える場所はありますか」
伊賀市(人口82,283人・世帯数40,550世帯、市公式)には、市の教育支援センター「ふれあい教室」と、三重県で珍しい市独自のフリースクール利用の補助があります。民間は、県の一覧と公式の情報で確認できた範囲を、わかったことと確認できなかったことに分けて整理しました。

この記事でわかること

  • 市の教育支援センター「ふれあい教室」と、青少年センターなどの相談窓口
  • 伊賀市独自の補助金の条件・金額・申請の窓口
  • 市内の民間(どんぐりBASEなど)と、名張市・津市の施設の情報
  • どれも合わないときの選択肢(オンライン)と、相談窓口

この記事は、伊賀市・三重県の公式資料と各施設の公式サイトに書かれていることだけを根拠にしています。公式に記載がなかったことは「確認できませんでした」とそのまま書いています。費用や曜日は変わることがあるので、実際に動く前に各施設へご確認ください(2026年10月時点)。

目次

伊賀市の今の状況を、数字と場所で確かめる

伊賀市は三重県にある市で、市公式のトップページには、人口82,283人、世帯数40,550世帯と載っています。伊賀市は、2004年(平成16年)11月1日に、上野市・伊賀町・島ヶ原村・阿山町・大山田村・青山町の6市町村が合併して誕生しました。

市内の不登校の児童生徒数は、今回確認した市の資料では、人数の記載が見つかりませんでした。

市の教育支援センター「ふれあい教室」は、上友生の教育研究センター内にあります。市には、フリースクールの利用料に対する独自の補助金があります。

全国では、文部科学省の調査で令和6年度の小・中学校の不登校は35万3,970人と過去最多になりました。三重県では、県教育委員会が令和7年10月30日に公表した資料で、令和6年度の公立小・中学校の不登校が小学校1,936人(前年度1,769人)、中学校2,823人(同2,799人)で、合計4,759人でした(前年度は4,568人)。伊賀市の人数は、市町の公表資料で確認できた範囲を、次の節に書いています。

伊賀市で保護者がつまずきやすいところ

知っておきたい3つの壁

公式の記載から見えてきた、伊賀市ならではの事情です。

01

市独自の補助があるが、条件がある

伊賀市の補助は、三重県教育委員会が指定するフリースクールが対象で、週1回以上の通所や、直近1年で概ね30日以上登校していないことなどの条件があります。

02

市内の民間は、確認できたのが少ない

県の一覧で確認できた市内の民間は、どんぐりBASE1か所で、対象・開所日・費用は確認できませんでした。報道で紹介されたレインボーキッズも、現在の状況は確認できていません。

03

市の教室は、時間・費用が確認できなかった

ふれあい教室の開室の曜日・時間、費用、入室の手続きは、確認できた範囲では書かれていませんでした。電話での確認が必要です。

3つとも「どこに・いくら・どう通うか」を先に整理すれば前に進める壁です。このあと順番に見ていきます。

伊賀市から通えるフリースクールと学びの場(比較一覧)

伊賀市内の民間は、県の一覧で確認できたどんぐりBASEと、報道で紹介されたレインボーキッズの2か所で、どちらも対象・開所日・現在の費用を確認できませんでした。隣の名張市の学び和(県の資料)と、津市の三重シューレを加えて4か所を載せています。確認できなかった項目は、「確認できず」と書いています。費用は公式サイトの金額を優先し、公式に記載がないものは各施設の公式サイトや市・県の資料に書かれた金額を、出典をつけて書いています。放課後等デイサービスや児童発達支援の事業所は、この記事では対象から外しました。

施設名(場所)対象開所日費用の目安最寄駅・アクセス(公式)
どんぐりBASE
(伊賀市野村・NPO法人スポーツクラブどんぐり)
確認できず確認できず確認できず(公式サイトに記載を確認できず)確認できず
レインボーキッズ
(伊賀市朝日ヶ丘町・地域紙の記事)
1〜12年生(地域紙の記事)確認できず2024年4月の地域紙には、入学金5万円・月額1万円〜2万5,000円と書かれていた(現在の料金は確認できず)確認できず
MIE KIDS FIELD フリースクール 学び和
(名張市つつじが丘・県の資料)
小・中・高校生の不登校の児童生徒と保護者(県の資料)平日の10:00〜16:00(県の資料)入会金無料、保険料は年500円、月1〜8回は1回2,500円、9回目以降は1回2,000円、上限28,000円(県の資料)近鉄名張駅からバス15分、「つつじが丘南8番町」バス停から徒歩3分(県の資料)
認定NPO法人フリースクール三重シューレ
(津市広明町)
小1〜19歳の不登校の子・学校外の学びを求める子(県の一覧)平日の10:00〜17:00(県の一覧)県の一覧は入会金150,000円・月会費34,000円(公式サイトには記載を確認できず)JR津駅から徒歩3分(公式)

4か所のうち、費用の根拠があるのは3か所です。学び和は県の資料に、月1〜8回は1回2,500円、9回目以降は1回2,000円(上限28,000円)と書かれています。三重シューレは、県の一覧に入会金150,000円・月会費34,000円と書かれています。レインボーキッズは、2024年4月の地域紙に入学金5万円・月額1万円〜2万5,000円とあり、現在の料金は確認できませんでした。どんぐりBASEの費用は確認できませんでした。

伊賀市の施設は、公式の資料に最寄り駅の案内を確認できませんでした。ふれあい教室は、市の案内に、名阪国道の友生ICから東へ3km、三重交通バス友生線の「友生保育所前」から徒歩2分と書かれています。学び和は、県の資料に近鉄名張駅からバス15分、三重シューレは公式サイトにJR津駅から徒歩3分と書かれています。伊賀市からの所要時間は、公式には書かれていないので、通う手段を決めてから見学してください。

森の中を抜ける、土の小道

4か所を1か所ずつ紹介します

ここからは、4か所の公式サイトと公的な資料に書かれていることを1か所ずつまとめます。資料によって書き方が違うところは、両方を載せています。「出席扱い」について公式に書かれていない施設が多いので、その点は見学のときに必ず聞いてください。

1. どんぐりBASE(伊賀市野村・NPO法人スポーツクラブどんぐり)|市内の民間(県の一覧)

伊賀市野村111-1(どんぐりパークこどもスタジアム)にある施設です。三重県の「フリースクール等民間施設一覧」(令和8年10月1日更新)に、伊賀地域の施設として載っています。運営は、NPO法人スポーツクラブどんぐりです。

  • 対象・開所日・時間・費用:県の一覧には書かれておらず、運営団体の公式サイトでも確認できませんでした
  • アクセス:最寄り駅やバスの情報は確認できませんでした

第三者のサイトには月額の金額が載っていましたが、公式の情報ではないため、この記事には書いていません。市の補助の対象になるかどうかも含めて、通う前に施設と学校教育課に問い合わせてください。

2. レインボーキッズ(伊賀市朝日ヶ丘町・地域紙の記事)|市内(地域紙の記事)

伊賀市朝日ヶ丘町にあるフリースクールです。確認できた情報は、2024年4月27日の地域紙の記事だけで、公式サイトは確認できませんでした。三重県の一覧にも載っていないため、この記事では「報道で紹介された施設」として、名前と、記事に書かれた内容だけを載せます。

  • 対象(地域紙):1〜12年生
  • 費用(地域紙・2024年4月):入学金5万円、月額利用料1万円〜2万5,000円。現在の料金は確認できませんでした
  • 開所日・時間・アクセス:確認できませんでした

開設から時間がたっているため、現在も同じ内容で開いているかどうかは、確認できていません。通う前に、必ず問い合わせて確かめてください。

3. MIE KIDS FIELD フリースクール 学び和(名張市つつじが丘・県の資料)|隣の名張市

名張市つつじが丘北3番町にある、「集まる、学ぶ、育つ」を理念にしたフリースクールです。公式サイトは確認できず(インスタグラムのみ)、この記事の情報は、三重県の令和7年度の資料に書かれた内容です。

  • 対象(県の資料):小・中・高校生の不登校の児童生徒と、その保護者
  • 開所(県の資料):平日の10:00〜16:00
  • 費用(県の資料):入会金は無料、保険料は年500円。利用料は、月1〜8回は1回2,500円、9回目以降は1回2,000円で、月の上限は28,000円
  • 活動(県の資料):教科学習、運動、コミュニケーションスキルのトレーニング、料理など
  • アクセス(県の資料):近鉄名張駅からバスで15分、「つつじが丘南8番町」バス停から徒歩3分

県の資料には、常勤の支援員1人、非常勤の支援員1人、ボランティア10人の体制と書かれています。令和8年5月の県の対象施設の一覧は、表の読み取りで所在地が一致しなかったため、最新の所在地と時間は、問い合わせで確かめてください。

4. 認定NPO法人フリースクール三重シューレ(津市広明町)|津市

津市広明町328の津ビル1階にある、認定NPO法人フリースクール三重シューレです。公式サイトには、県内初のフリースクールとして20年以上運営していると書かれています。県の「みえ不登校支援ネットワーク」の事務局も、この法人が担っています。

  • アクセス(公式):JR津駅から徒歩3分。桑名・四日市・鈴鹿・松阪など、県内各地から通学できると書かれています
  • 対象(県の一覧):小1〜19歳の不登校の子と、学校外の学びを求める子
  • 開所(県の一覧):平日の10:00〜17:00
  • 費用(県の一覧):入会金150,000円、月会費34,000円。公式サイトでは金額を確認できなかったため、問い合わせで確かめてください
  • 電話:059-213-1115

亀山市から津市までの所要時間は、公式には書かれていないので、通う手段を決めてから見学してください。

伊賀市から通う場合の費用相場と、補助の有無

4か所の費用を、入会金と月額で並べました。交通費・昼食代・教材費は別になることがあります。

施設名入会金月額の目安出典
どんぐりBASE確認できず確認できず三重県の一覧(令和8年10月1日更新)
レインボーキッズ入学金5万円(2024年4月の地域紙)月額1万円〜2万5,000円(同。現在の料金は確認できず)地域紙の記事(2024年4月)
学び和無料(県の資料)月1〜8回は1回2,500円/9回目以降は1回2,000円/上限28,000円県の資料(令和7年度)
三重シューレ入会金150,000円(県の一覧)月会費34,000円(県の一覧。公式サイトには記載を確認できず)三重県の一覧(令和7年度)

費用は、公式サイトや県の資料に書かれた金額だけを並べました。学び和は入会金無料・保険料年500円で、利用料は月の上限28,000円です。三重シューレは県の一覧で入会金150,000円・月会費34,000円です。どんぐりBASEとレインボーキッズの現在の費用、市のふれあい教室の費用は、確認できませんでした。市の補助を使える場合は、補助対象経費と、月20,000円(月数をかけた額)の少ないほうが上限になります。

補助については、伊賀市に市独自の補助があります。伊賀市には、市独自の「令和8年度 伊賀市フリースクール利用児童生徒支援事業補助金」があります(市の公式ページ・2026年8月4日更新)。対象は、市内に住み市立小・中学校に在籍する児童生徒の保護者で、申請日の前1年の間に概ね30日以上在籍校に登校していないこと、フリースクールに週1回以上通所すること、学校への情報提供に同意すること、市税の滞納がないことが条件です。補助額は、補助対象経費の額と、補助対象期間の月数に20,000円を掛けた額の、少ないほうです。対象は三重県教育委員会が指定するフリースクールで、令和8年4月1日から令和9年3月31日までの利用分です(ほかの公的な補助と重なる分は、対象経費から除かれます)。受付は令和8年5月14日に始まり、窓口は学校教育課(0595-22-9648)です。ほかに、三重県の補助(利用料の2分の1、月15,000円まで)もあります。市の補助と県の補助を同時に使えるかどうかは、確認できなかったため、学校教育課と県の不登校支援班(059-213-6611)に確認してください。市の補助の対象になる施設は、県教育委員会が指定するフリースクールです。どの施設が対象になるかは、学校教育課に確認してください。この記事に載せた施設が、市の補助の対象になるかどうかは、確認できていません。

費用をおさえる方法としては、①市の「ふれあい教室」を中心にして、民間は週1回にとどめる、②1回ごとの料金や会費の安い場所から始めて、合うかどうかを確かめる、③移動がいらないオンラインと組み合わせて、交通費と移動時間をかけない、の3つが考えられます。

暗めの部屋の机に置かれた、開いた本

その前に確認したい、伊賀市の公的な窓口

民間の場所を探す前に、市の窓口も知っておくと選択肢が広がります。

教育支援センター「ふれあい教室」

市と市教育委員会のページ、県の一覧(令和8年5月現在)には、次のように書かれています。

  • 場所:上友生785番地の教育研究センター2階。名阪国道の友生ICから東へ3km、三重交通バスの「友生保育所前」から徒歩2分
  • 目的(公式):長期に欠席している児童生徒の学校復帰と、社会的自立を支援する
  • 対象:県の一覧には、伊賀市在住と書かれています
  • 開室の曜日・時間・費用・入室の手続き:確認できた範囲では書かれていませんでした
  • 連絡先:0595-24-0783。相談の受付は、市教育委員会のリーフレットでは月〜木の9:00〜16:00、県の相談窓口の一覧では平日の9:00〜17:00と書かれていて、食い違っています

青少年センターと、そのほかの相談窓口

伊賀市青少年センター(上友生785、教育研究センター1階)は、電話0595-24-3251で、平日の13:00〜18:00(金曜日のみ15:00まで)に相談を受けています。おおよそ満20歳未満の青少年とその家族が対象で、費用は無料(匿名の相談も可)と書かれています。ほかに、こどもの育ち支援課の家庭児童相談(0595-22-9609、月〜金の8:30〜17:15)、学校教育課(0595-22-9648)があります。県の「みえ不登校支援ネットワーク」(059-213-1116、平日10:00〜17:00、相談無料)でも相談できます。

それでも「合いそうな場所がない」と思ったら

通える場所が近くにあっても、「どれも今は合わない」「まだ外に出るのがつらい」と感じることは珍しくありません。そのときに残る選択肢がオンラインのフリースクールです。まず、3つの選択肢を正直に比べてみます。

3つの選択肢を正直に比較

通所・公的な窓口・オンラインを5つの観点で

フリースクール
(通所)
伊賀市の
公的な窓口
オンライン
(自宅から)
対面で人と直接会える○
4か所とも対面で過ごす場所(通う手段の確認が必要)
○
ふれあい教室は対面の教室
×
画面越し(対面の時間はない)
少ない日数から始めやすい△
学び和は月1回から利用できる料金表。ほかは開所日が確認できず
△
通室の手続きは確認できた範囲で書かれていない
△
平日毎日の授業が基本
費用を抑えやすい△
学び和は1回2,500円〜(月上限28,000円)。市の補助が使える場合あり
△
費用は確認できず
△
月25,443円(メタバース通学)
天候・移動に左右されにくい△
伊賀市・名張市・津市と場所が分かれ、通う手段の確認が必要
△
名阪国道の友生ICから東へ3km、バスは友生保育所前から徒歩2分
○
自宅から参加できる
学校の出席扱いにつなげやすい△
施設の公式情報に書かれていない(確認できず)
△
出席扱いの取り扱いは確認できず
△
在籍校長の判断(NIJINは希望者の97%と公式表記)

○=対応 △=一部 ×=非対応 / ※各施設・自治体の公式サイトと三重県の公表資料の記載をもとにした一般的な傾向です。制度・費用は2026年10月時点。

オンラインが向いているとき

伊賀市内の場所にも、隣の名張市や津市の施設にも、通うには移動が必要になり、毎日の移動や人の多い環境が、まだ負担になる段階があります。「まず生活のリズムを戻したい」「外に出るのがまだ負担」という段階では、オンラインが向いています。朝決まった時間に画面の前に座る形なら、天候や家族の都合に左右されずに続けられます。

逆に、体を動かしたい、同じ部屋で誰かと過ごしたいという気持ちが強い子には、オンラインだけでは足りません。上の表でオンラインに×を付けたのはそこです。伊賀市の場合は、「オンラインで毎日の学びを続けながら、週に1日は市のふれあい教室や、市内の民間へ」という組み合わせも考えられます(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

オンラインを選ぶ前に確認したい4つのこと

  • 出席の扱い:在籍校で出席扱いになった実績があるか。手続きの書類を出してもらえるか
  • 同じ時間に同じ仲間と過ごせるか:録画の授業を見るだけか、決まった時間に先生や仲間と会えるか
  • 料金の総額:月額のほかに入学金・施設利用料・オプションがあるか。税込か
  • 対面の機会:リアルの教室やイベントがあるか。ある場合、三重県内のどこか

この4つは、このあと紹介するNIJINアカデミーを含め、どのオンラインスクールを検討するときにも同じように聞いてください。

NIJINアカデミーのメタバース校舎|伊賀市の自宅から毎日「登校」する学校

オンラインの選択肢の1つとして、にじいろを運営する株式会社NIJINのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」を紹介します。自社のサービスなので、良い点だけでなく、合わないかもしれない点も書きます。

NIJINアカデミーのいちばんの特徴は、オンラインを「通所の代わり」ではなく「本校舎」にしていることです。公式サイトには「メタバース校舎が、毎日みんなが通う本校舎です」とあり、朝アバターで登校して、授業を受けて、休み時間に雑談して、帰るという、学校と同じ1日がメタバースの中で続きます。録画の授業を見るだけの学習サービスとも、週1回のオンライン面談とも違う形です。公式サイトでは「日本初、公教育を持ち運び可能にしたオルタナティブスクール小中高一貫校」と紹介されています。

NIJINアカデミーならではの3つの特徴

「通えない」を前提につくったメタバース校舎

公式サイトの記載から、ほかのオンラインスクールと違う点を3つにまとめました。

01

顔も声も出さなくていい

カメラはOFFのまま、アバターが教室にいてくれます。発言はチャットでも、反応はリアクションボタンでも大丈夫。しんどくなったら途中で抜けてもいい、と公式に書かれています。

02

関わる人数を自分で選べる

担任と1対1→クラス(8〜12人)→校舎(約150人)→全校、と出ていく範囲を自分で決められます。校舎を4つ(サン・ムーン・ゴールド・スター)に分けているのは、人が顔と名前を覚えられる約150人を超えないためです。

03

学年も地域もこえて学べる

現役教員のリアルタイム授業が月100コマ以上あり、受けたい授業を自分で選べます(学年もこえられる)。42都道府県の子どもと、共創してきた100社の企業・自治体・大学の大人が同じ校舎に集まります。

「家から出られない時期」でも、学び・友だち・会話・運動を切らさずにいられる、というのが公式の考え方です。

1日の過ごし方も、学校にかなり近い形です。公式サイトによると、朝の会・帰りの会で1日を始めて終え、月100コマ以上の授業から受けたいものを選びます。画面の前で体を動かす「ホーム体育」、クラスの困りごとを自分たちで話し合う「クラス会議」、毎週火曜13:00の「全校ホームルーム」(YouTubeでも生配信)、マイクラ・イラスト・将棋・鉄道などのサークル活動、学園祭などの年間イベントもあります。授業は日本最大級の教師団体「授業てらす」と連携していて、アーカイブは500本以上と公表されています。

学び方には3つの段階があります。公式の教育モデルでは、まず「自分を好きになる」(〜6か月)、次に「学びを好きになる」(〜8か月)、そして「社会を好きになる」(〜12か月)という順番で、最後の段階では100以上の企業・自治体・機関と連携しながら、地域課題の解決や商品アイディア、アプリ開発、ラジオ配信など「誰かのために何かをしたい」という思いを形にしていきます。

先ほどの「確認したい4つのこと」に、NIJINアカデミーを当てはめるとこうなります。

確認したいことNIJINアカデミーの場合(公式の記載)
出席の扱い出席認定は希望者の97%(公式サイトの表記)。最終的に判断するのは在籍校の校長です
同じ時間に同じ仲間と過ごせるか朝の会・帰りの会があり、クラスは8〜12人。担任と1対1で話せる時間もあります
料金の総額メタバース通学 月25,443円(税込・メタバース料23,760円+施設利用料1,683円)/入学金33,000円(税込・初月のみ)。専任サポート(月16,500円)などのオプションあり
対面の機会全国52か所にリアル教室があり、NIJINアカデミーには、三重県内に「菰野・四日市校」があります。公式サイトの教室ページ(2026年10月5日更新)には、菰野町千草851の個人古民家で、毎週木曜日(祝日を除く)の9:30〜14:30、定員は最大4人、対象は小学生と書かれています。伊賀市から通えるかどうかや所要時間は、公式には書かれていないので、気になる場合は問い合わせてください。オンライン(メタバース)の校舎なら、三重県のどこからでも参加できます。ハイブリッド通学は月41,943円〜(リアル教室の料金・開校日は教室ごとに異なる)

合わないかもしれない点も正直に書いておきます。1つ目は、同じ部屋で人と直接会うことはできないこと(上の比較表で×にしたところです)。2つ目は、月額(メタバース通学で月25,443円)が、週単位で通う場合より高くなることもある一方、毎日の授業と仲間との時間があり、メタバースだけの場合は対面の時間はないこと。3つ目は、公式に「自宅からPCひとつでワンクリック登校」とあるとおり、パソコンと通信環境が必要なことです。体を動かしたい・人と直接会いたい気持ちが強い子は、市のふれあい教室や、市内の民間と組み合わせる形を考えてみてください(併用できるかどうかは、それぞれに確認が必要です)。

通える場所が合わなくても、42都道府県の子どもと、100社の企業・自治体・大学の大人が集まるメタバース校舎なら、家にいながら毎日いろいろな人とつながれます。

外に出られない日も、自宅から「登校」できる学校。

NIJINアカデミーは、メタバースの本校舎に毎日通えるオルタナティブスクールです。カメラOFF・チャットでの発言でも参加できます。

出席認定 希望者の97%カメラOFFでもOK42都道府県から通学
NIJINアカデミーを見てみる →

見学で聞いておきたいこと

通所でもオンラインでも、見学や体験のときに聞いておくと後で困らない質問をまとめました。伊賀市から通う場合に特に大事なものに印をつけています。

  • 【伊賀市ならでは】市独自の補助がある一方、市内の民間で確認できたのは少ない。補助は、県教育委員会が指定するフリースクールが対象で、週1回以上の通所などの条件がある。通いたい施設が対象かどうかを、先に学校教育課に確認する。どんぐりBASEとレインボーキッズは、対象・時間・現在の費用が確認できていないので、問い合わせで確かめる
  • 【特に大事】出席扱いの実績。在籍校に出す書類(通所の記録・活動報告など)を作ってもらえるか。伊賀市立の学校で実績があるか
  • 月会費に含まれるもの。昼食、教材、イベント、交通費は別か
  • 1日の過ごし方。来る時間・帰る時間は自由か。勉強の時間はあるか。何もしないで過ごしてもよいか
  • 同じ年ごろの子がいるか。年齢の幅が広い施設では、年の近い子がいるかどうかで居心地が変わります
  • スタッフの人数と経歴。教員経験者や相談員がいるか。保護者との連絡の頻度と方法
  • 休んだとき・やめるときの扱い。月謝制の場合、休んだ日の分はどうなるか。途中でやめるときの手続き
  • 体験できる回数。1回だけか、何回か試せるか。体験の費用

見学のときは、お子さんが「ここならいてもいいかも」と感じるかどうかがいちばん大事です。保護者が良いと思っても、本人が落ち着かない場所なら続きません。市のふれあい教室や、市の補助の利用を考えている場合は、在籍校と学校教育課にも、同じ時期に相談しておくと、手続きが進めやすくなります。

やわらかな光が差し込む、カーテンのある部屋

よくある質問

伊賀市に、市が運営するフリースクールはありますか。

市が運営する「フリースクール」ではなく、教育支援センター「ふれあい教室」があります。上友生785番地の教育研究センター2階で、電話は0595-24-0783です。開室の曜日・時間・費用・入室の手続きは、確認できた範囲では書かれていませんでした。

伊賀市のフリースクールの補助は、どんなものですか。

市独自の「令和8年度 伊賀市フリースクール利用児童生徒支援事業補助金」です。市内に住み市立小・中学校に在籍する児童生徒の保護者が対象で、直近1年で概ね30日以上登校していないこと、フリースクールに週1回以上通所することなどが条件です。補助額は、補助対象経費の額と、月数に20,000円を掛けた額の少ないほうです。窓口は学校教育課(0595-22-9648)です。

どのフリースクールが、補助の対象になりますか。

対象は、三重県教育委員会が指定するフリースクールと書かれています。この記事に載せた施設が対象かどうかは、確認できていません。通う前に、学校教育課か、県の不登校支援班(059-213-6611)に確認してください。

伊賀市に民間のフリースクールはありますか。

県の一覧で確認できた市内の民間は、どんぐりBASE(野村)です。対象・開所日・費用は確認できませんでした。報道で紹介されたレインボーキッズ(朝日ヶ丘町)も載せましたが、現在の状況は確認できていません。

学び和や三重シューレは、伊賀市から通えますか。

学び和(名張市)は、県の資料に近鉄名張駅からバス15分と書かれています。三重シューレ(津市)は、公式サイトに、県内各地から通学できると書かれています。伊賀市からの所要時間は、公式には書かれていないので、見学の前に確認してください。

学校の出席扱いになりますか。

出席扱いにするかどうかを決めるのは、在籍校の校長です。この記事に載せた施設は、出席扱いの取り扱いが公式の情報に書かれていませんでした。通う前に、在籍校に相談してください。

伊賀市の不登校の子は、どのくらいいますか。

伊賀市の人数は、今回確認した市の資料では、見つかりませんでした。県全体では、令和6年度の公立小・中学校で、小学校1,936人・中学校2,823人です(県教育委員会)。

最初に、どこに相談すればよいですか。

まずは在籍校の先生か、学校教育課(0595-22-9648)、ふれあい教室(0595-24-0783)です。青少年センター(0595-24-3251)もあります。県の「みえ不登校支援ネットワーク」(059-213-1116、平日10:00〜17:00、相談無料)でも相談できます。

オンラインのフリースクールでも、学校の出席扱いになりますか。

文部科学省の考え方では、自宅でのICTを使った学習も、一定の要件を満たせば校長の判断で出席扱いにできるとされています。判断するのは在籍校の校長なので、まず学校に相談してください。たとえばNIJINアカデミーは、出席認定を「希望者の97%」と公式サイトで公表しています。検討しているスクールがあれば、在籍校とのやりとりをどこまで手伝ってもらえるかを聞いておくと安心です。

まとめ

伊賀市から通える場所は、市の「ふれあい教室」と、市内の民間、隣の名張市・津市の施設が候補になります。市には独自の補助があります。

  • 市の「ふれあい教室」は上友生。開室の曜日・時間・費用は確認できず
  • 市独自の補助は、補助対象経費と月20,000円(月数をかけた額)の少ないほうが上限
  • 市内の民間は、県の一覧でどんぐりBASEを確認(対象・費用は確認できず)
  • 合わないときは、オンラインと、市・県の相談窓口があります

伊賀市には、市の教室と、市独自の補助があります。まず学校教育課と在籍校に相談し、通いたい施設が補助の対象かどうかを先に確かめることが大切です。だからこそ、「週何日・どこで・いくらで」を先に決めてから見学に行くと、比べやすくなります。お子さんが「ここならいてもいいかも」と思える場所は、市の中にも、市の外にも、画面の向こうにもあります。焦らず、一つずつ確かめていきましょう。

並木の下に続く、公園の小道

この記事の内容を確かめるための一次資料

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文責:にじいろ編集部

公開日:2026年10月7日 / 最終更新:2026年10月7日

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