【2026年版】名古屋市の教育支援センター「なごやフレンドリーナウ」4か所|申込の流れ・フリースクール補助金も解説

名古屋市の教育支援センターは「なごやフレンドリーナウ」という名称で市内4か所にあります。この記事では4拠点の場所と連絡先に加え、名古屋市がフリースクールの利用料を補助している制度と、中学校111校に広がっている校内の居場所についても、市の公式情報だけでまとめました。
この記事でわかること
  • なごやフレンドリーナウ4拠点(浄心・笠寺・鶴舞・大曽根)の場所と電話番号
  • 申し込みは学校経由という名古屋市のルール
  • フリースクール等利用料補助金(月額上限22,000円)の対象と条件
  • 校内の教室以外の居場所づくり(中学校111校・小学校5校)
  • 市内の不登校児童生徒数(令和5年度5,888人)という数字の意味
NIJINアカデミーより

この記事は、全国から900名を超える子どもたちが通うオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の知見も踏まえて構成しています。まずお住まいの自治体の公的支援を確認することを前提に、それだけでは足りなかった場合の選択肢まで含めて整理しました。

目次

名古屋市の教育支援センター「なごやフレンドリーナウ」4か所

名古屋市の教育支援センター(適応指導教室)は、「なごやフレンドリーナウ」という名称で市内4か所にあります。浄心・笠寺・鶴舞・大曽根の4拠点で、いずれも月曜〜金曜の8時45分から17時30分まで開いています。

他都市の教育支援センターと違うのは、「教育相談部」と「子ども支援部」という2つの機能を持っている点です。相談だけを受けることもできますし、集団生活の体験に段階的に参加していくこともできます。通所は週1〜2日から始めて、週5日まで広げていくことが可能です。

拠点所在地電話
浄心西区名古屋市西区城西三丁目20番30号052-521-9640
笠寺南区名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番地の16(教育相談部)/同5丁目1番地の10(子ども支援部)052-521-9640
鶴舞中区名古屋市中区千代田五丁目18番24号052-262-2320
大曽根北区名古屋市北区平安二丁目21番61号052-750-8971

出典:名古屋市公式ウェブサイト「なごやフレンドリーナウ」/2026年9月6日 時点の情報です。

なごやフレンドリーナウ(4拠点共通の条件)

対象
心理的な理由によって登校していない名古屋市在住の小中学生とその保護者
開設日時
月曜日〜金曜日(祝日・年末年始を除く)8:45〜17:30
在住・在学要件
名古屋市在住の小中学生
申込
施設見学のあと、学校から申込書を受け取り、記入して学校に提出(学校経由)
内容
教育相談(1回50分の定期相談)と、子ども支援部での集団生活体験。週1〜2日から週5日へ段階的に拡大できる
費用
公式サイトに記載なし(要問い合わせ)
出席扱い
施設ページには記載なし。市は別途「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」を公表している

出典:名古屋市公式ウェブサイト/2026年9月6日 時点の情報です。最新の状況は必ず公式ページまたは電話でご確認ください。

数字で見る名古屋市の不登校

名古屋市が公表している「Nagoya HEART Plan」によると、令和5年度の市立小中学校の不登校児童生徒数は5,888人(小学校2,480人・中学校3,408人)でした。

区分令和5年度の人数
小学校2,480人
中学校3,408人
合計5,888人

出典:名古屋市「Nagoya HEART Plan」(PDF

教育支援センターは4拠点です。5,888人という数に対して通所型だけで受け止めるのは難しく、名古屋市は校内の居場所づくりとフリースクールへの経済的支援という2つの方向で手を広げています。ここが名古屋市を調べるうえで最も重要な部分です。

名古屋市独自の支援|フリースクール利用料補助金と校内の居場所

名古屋市フリースクール等利用料補助金

名古屋市には、民間フリースクールの利用料を補助する制度があります。今回この記事で扱った5つの政令市・特別区(世田谷区・横浜市・名古屋市・大阪市・福岡市)のなかで、公式サイト上に補助制度の記載を確認できたのは名古屋市だけでした。

区分補助率月額上限
就学援助認定者等2分の122,000円
その他4分の111,000円

対象は、名古屋市立の小学校・中学校・特別支援学校(小学部・中学部)に在籍し、民間フリースクール等を利用する児童生徒の市内在住保護者です。対象施設は「不登校の児童生徒に対する支援を行うことを主たる目的として活動する、愛知県内に所在する民設・民営の通所型施設」とされ、放課後等デイサービス・私立学校・各種学校などは除かれます。

補助対象になるのは利用料(授業料)で、入学費や教材費は対象外です。申請はオンラインまたは郵送で、令和8年度の受付期間は令和8年9月1日から9月30日までとされています。

出典:名古屋市フリースクール等利用料補助金。金額・期間は年度により変わるため、申請前に必ず公式ページで最新の要件を確認してください。全国の補助制度はフリースクールの補助金・助成金 全国まとめで整理しています。

校内の教室以外の居場所づくり

名古屋市は、余裕教室などを活用して校内に居場所をつくる取り組みを進めています。令和8年度の実施校は中学校111校・小学校5校で、中学校についてはほぼ全校に広がっています。

対象は「利用を希望し、保護者の承諾が得られた在籍児童生徒のうち、校長が利用することが適切であると認めた児童生徒」とされています。「学校の建物までは行けるが教室には入れない」段階では、教育支援センターより先にここが選択肢になります。まず担任やスクールカウンセラーに相談してみてください。

教育用メタバース・オンライン学習プログラム

市の不登校児童生徒支援メニューには、教育用メタバースを活用した支援と、民間オンライン学習プログラムのページも設けられています。利用条件は個別のページで確認が必要です。相談は「ハートフレンドなごや」(052-683-8222)で受け付けています。

申し込みの流れ

名古屋市は学校経由と明記されています。施設見学のあと、学校から申込書を受け取り、記入して学校に提出するという流れです。横浜市や大阪市のように「教育委員会へ直接」という経路は案内されていません。

そのため、担任やスクールカウンセラーに相談することが実質的な最初のステップになります。学校に相談しづらい場合は、まず「ハートフレンドなごや」(052-683-8222)や各拠点に電話して、見学から始められるか聞いてみるのが現実的です。

最初の連絡で聞いておきたいこと
  • 見学は保護者だけでもできるか、子どもの同席が必要か
  • 4拠点のうち、自宅から通いやすいのはどこか
  • 費用(教材費・昼食代などの実費があるか)
  • 通所した日が在籍校で出席扱いになるか、その手続き
  • 週何日から始められるか、現在の空き状況

費用について

教育支援センターは公的機関のため、通所そのものは無料であるのが一般的です。ただし名古屋市の公式サイトには費用の記載がありません。この記事では「無料」と断定していません。

開設時間が8時45分から17時30分と長いため、昼食の扱いは確認しておきたいところです。他自治体では弁当持参としているケースがあります。

出席扱いになるのか

なごやフレンドリーナウの施設ページ自体には、出席扱いについての記載がありません。ただし名古屋市は別途「【保護者等向け】不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」という資料を公表しており、そのなかで学校外施設の扱いを次のように説明しています。

名古屋市の公式資料より

「学校外の施設は、教育委員会等が設置する教育支援センター等の公的機関とするが、公的機関での指導の機会が得られないあるいは公的機関に通うことが困難な場合で、本人や保護者の希望もあり適切と判断される場合は、民間の相談・指導施設も考慮されてよいこと。」

つまり、公的機関である教育支援センターは出席扱いの対象として想定されており、そこに通えない事情がある場合には民間施設も検討されうる、という立て付けです。要件として「保護者と学校との間に十分な連携・協力体制が保たれていること」なども挙げられています。最終的な判断は在籍校の校長によります。

出席扱いの要件や申請の進め方は不登校の「出席扱い」完全ガイドにまとめています。

なごやフレンドリーナウが合わなかったときの選択肢

まず公的な支援を確認することが前提です。名古屋市の場合、校内の居場所(中学校111校)→ 教育支援センター4拠点 → 民間フリースクール(補助金あり)という順で選択肢が並んでいると考えると整理しやすくなります。

民間のフリースクール

名古屋市には民間のフリースクール・オルタナティブスクールが複数あります。前述の利用料補助金の対象になる可能性があるため、費用面のハードルは他都市より低めです。名古屋のフリースクール・オルタナティブスクール一覧で費用や特徴を比較しています。

自宅から参加できるオンラインの学び

「外に出ること自体がまだ難しい」「4拠点のいずれも通える距離ではない」という場合は、自宅から参加できるオンラインという選択肢もあります。名古屋市自身も教育用メタバースやオンライン学習プログラムを支援メニューに入れています。

タツロー校長からのメッセージ

「明るくない子どもなんていない。問題児なんてたったの一人もいない」——これは、公立小学校の教員だった星野達郎(タツロー)校長がNIJINアカデミーを設立した原点にある言葉です。名古屋市が校内の居場所を中学校111校まで広げているのは、「教室に入れないこと」が特別な出来事ではなくなっているからです。行き場がないのではなく、まだ知らない選択肢があるだけ、というほうが実態に近いと思います。

よくある質問

学校を通さずに申し込めますか?
名古屋市の公式案内は「学校から申込書を受け取り、記入して学校に提出」という学校経由の流れです。学校に相談しづらい場合は、まずハートフレンドなごや(052-683-8222)や各拠点に電話して、見学から始められるか確認するのが現実的です。
フリースクールの利用料補助はいくらもらえますか?
就学援助認定者等は補助率2分の1で月額上限22,000円、その他は補助率4分の1で月額上限11,000円です。対象は利用料(授業料)で、入学費や教材費は対象外です。金額・受付期間は年度により変わるため、名古屋市の公式ページで最新の要件を確認してください。
通った日は学校の出席になりますか?
なごやフレンドリーナウのページ自体には記載がありませんが、名古屋市は別途「不登校児童生徒の出席扱い・成績評価について」を公表しており、公的機関である教育支援センターを出席扱いの対象として想定しています。最終判断は在籍校の校長によります。
費用はかかりますか?
名古屋市の公式サイトに費用の記載がないため、「無料」と断定できません。公的機関のため通所費は無料であることが一般的ですが、昼食や教材費の扱いは見学時に確認してください。
いきなり週5日通う必要がありますか?
ありません。名古屋市は週1〜2日から始めて、段階的に週5日へ拡大できると案内しています。教育相談(1回50分の定期相談)だけを受けることもできます。

まとめ

名古屋市の教育支援センター「なごやフレンドリーナウ」は浄心・笠寺・鶴舞・大曽根の4拠点。教育相談と集団生活体験の2つの機能を持ち、週1〜2日から週5日へ段階的に広げられます。申し込みは学校経由で、施設見学のあと学校から申込書を受け取る流れです。費用は公式サイトに記載がないため確認が必要ですが、出席扱いについては市が別途保護者向け資料を公表しています。名古屋市で特に押さえておきたいのは、フリースクール等利用料補助金(就学援助認定者等は月額上限22,000円)と、中学校111校に広がる校内の居場所づくりです。通所型の教育支援センターだけが選択肢ではない、という前提で市の制度が組まれています。

通うことがまだ難しい、というときにも

NIJINアカデミーは、全国から900名を超える子どもたちが通うオンラインのオルタナティブスクールです。在籍校と連携し、出席として認められるケースもあります(最終判断は学校によります)。まずは説明会で、どんな場所か見てみてください。

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自治体ごとの制度を、申請の手順まで詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

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