- 横浜市内で確認できた7校の対象年齢・認証・学費・時間
- 入学時の一時金と年額授業料を、同じ物差しで比べるグラフ
- 国の無償化(2026年10月から上限月40,300円)と、2026年10月から必要になる証明書
- 東京都内の通学圏の学校2校と、小学生以降の費用
- 卒園後の進路と、見学で聞く10のこと
結論:横浜市で選べる学校(早見)
先に全体像です。市内7校と、市外で通学圏にある2校を、対象と費用の目安だけに絞って並べました。詳しい内容は、次の章から順に説明します。
| 学校名 | 場所 | 対象 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| Yokohama International School(YIS) | 中区小港町 | 3〜5歳(ELC)〜Grade 12 | 授業料 年212万〜344万円(2026-27) |
| Saint Maur International School | 中区山手町 | 2歳半(幼稚園)〜Grade 12 | 公式サイトで金額を確認できませんでした |
| Horizon Japan International School | 神奈川区小野町 | 3〜18歳(プリスクール〜Grade 12) | 授業料 年244万〜304万円(2026-27) |
| Deutsche Schule Tokyo Yokohama(ドイツ人学校) | 都筑区茅ヶ崎南 | 幼稚園〜アビトゥア | 授業料 年170万〜196万円(2026/27) |
| CGK International School | 中区(馬車道・関内) | 2〜5歳(プリスクール)、小1〜中3 | 3〜5歳の保育料 月176,000円(公式の2027年度表記) |
| ハグミー・インターナショナルスクール横浜 | 西区岡野 | 2〜5歳 | 月額 122,000〜153,000円(公式の2027年度募集) |
| Kanagawa International School(KIS)戸塚校 | 戸塚区戸塚町 | 親子クラス〜幼稚園(2〜6歳)、放課後クラス | 公式サイトで確認できませんでした |
| AOBA-Japan International School(通学圏) | 東京都目黒区 | K2〜Grade 12 | 授業料 年210万〜286万円(2026-27) |
| Seisen International School(通学圏) | 東京都世田谷区 | 幼稚園(2〜5歳)〜Grade 12 | 授業料 年150万〜270万円(2026-27) |
横浜市のインターナショナルスクールを比べる軸は3つ
比べる軸は3つだけ
横浜市の学校は、同じ「インター」でも、通える年齢も言語も費用も大きく違います。
01
通う年齢と、卒業までの見通し
YISやHorizonのようにGrade 12まで続く学校と、CGKやハグミーのように幼児期が中心の学校があります。幼児だけ通うのか、高校まで通うのかを先に決めます。
02
学費と入学時の一時金
年の授業料だけでなく、登録料や建設基金などの入学時の費用が100万円を超える学校があります。初年度の総額で比べます。
03
通いやすさと、使える制度
毎日通える場所か、無償化の対象施設か。認可外保育施設は2026年10月から証明書が必要になりました。園に直接確認します。
この3つを、次の章から順に確かめていきます。

横浜市のインターナショナルスクール事情と費用の相場【2026年】
横浜市の事情は、ひと言でいえば「歴史ある大型校と、新しい少人数のプリスクールが、同じ市内に共存している」ことです。YIS(1924年創立)とSaint Maur(1872年創立)は、公式サイトに創立年を掲げる老舗で、世界の国際学校評価団体の認定を受けています。一方で、CGKやハグミーのような幼児向けの園は、横浜市の認可外保育施設として運営され、無償化の対象になる可能性があります。
費用の相場を、幼児期の年間の費用で見てみます。下のグラフは、公式サイトで確認できた金額を並べたものです。ハグミーは月額を12倍にした編集部の換算で、学校ごとに、含まれる費用の範囲が違う点に注意してください。
幼児が通う場合の年間の費用
年額の授業料(保育料)です。入学時の費用や、バス・給食などは含みません。
各校の公式サイトの料金表をもとに作成。ハグミーは月額を12倍にした編集部の換算で、教材費(月5,500円)などは含みません。
同じ「幼児が通う学校」でも、最も高いYISのELC全日と、最も低いハグミーのRegularでは、年額で約115万円の差があります。ただし、安い園は預かり時間や、授業料に含まれる内容が違います。次の表で、入学時の費用と合わせて整理します。
横浜市のインターナショナルスクール費用早見表【市内】
| 学校名 | 入学時の費用 | 年額(授業料など) |
|---|---|---|
| YIS | 出願料50,000円・登録料1,480,000円 | ELC半日2,120,000円/ELC全日2,610,000円/KG〜G5 3,210,000円。施設整備費399,000円/年 |
| Horizon | 出願料45,000円・登録料500,000円・建設基金750,000円 | EYP2,440,000円(半日1,680,000円)/PYP2,790,000円。維持費250,000円/年 |
| ドイツ人学校 | 手数料75,000円・入学金650,000円 | 幼稚園1,870,000円/1〜4年1,700,000円。バス380,000円 |
| CGK(3〜5歳) | 出願料44,000円・入学金550,000円 | 保育料2,112,000円・施設費158,400円(公式の2027年度表記) |
| ハグミー | 入園金160,000円(兄弟割引で50,000円) | 月額122,000〜153,000円+教材費5,500円/月 |
| Saint Maur | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした |
| KIS戸塚校 | 公式サイトで確認できませんでした | 公式サイトで確認できませんでした |
Saint Maurは、公式の料金ページが「要約版」で、金額は別の書類に載せる形でした。今回は書類まで確認できなかったため、金額を載せていません。気になる場合は、学校に問い合わせてください。学費の全体の見方は、インターナショナルスクールの学費にまとめています。
横浜市内のインターナショナルスクール・英語プリスクール7校
ここからは、公式サイトで確認できた事実だけで、1校ずつ紹介します。順番は、歴史と規模が大きい学校から、幼児向けの園へと並べています。
1. Yokohama International School(YIS)
中区小港町にある、1924年創立の学校です。3〜5歳のELCからGrade 12までで、IB World School(PYPとMYP)、WASC(NEASC)、CIS、JCISの認定・加盟を公式サイトに掲げています。教員は26か国、児童生徒は50以上の国籍で、授業は英語、1クラスは16〜22名と記載されています。
費用(2026-27年度)は、出願料50,000円、登録料1,480,000円。年額の授業料はELC半日2,120,000円、ELC全日2,610,000円、KG〜G5が3,210,000円、G6〜11が3,345,000円、G12が3,440,000円です。ほかに施設整備費が年399,000円かかり、バス・制服・給食・一部の課外活動は別料金です。一条校か各種学校かの記載、開所時間、無償化の記載は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:幼児期から高校まで、同じ英語環境で続けたい家庭。入学時と毎年の費用を、長い期間で見通せる家庭に向きます。
2. Saint Maur International School
中区山手町にある、1872年創立の学校です。2歳半から通えるモンテッソーリ幼稚園からGrade 12までで、IB、Cambridge International、CIS、JCIS、NEASCの記載があります。キリスト教の理念を基盤に、英語を中心としながら、日本語・フランス語・スペイン語のプログラムを用意していると公式サイトは説明しています。
費用は、公式の料金ページに「要約版」とあり、金額は別の書類に委ねられていました。教科書、外部試験(IB・IGCSE・PSAT)、健康診断は授業料に含まれるという記載だけを確認しています。教員の国籍、開所時間、無償化の記載は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:幼児期のモンテッソーリ教育から、複数の言語と宗教教育のある環境で学びたい家庭。費用は問い合わせて確認することになります。
3. Horizon Japan International School
神奈川区小野町にあり、公式サイトは「横浜駅から徒歩圏」と案内しています。プリスクールからGrade 12まで(3〜18歳)で、IBコンティニュアム、WASC、CIS、JCIS、ECISの記載があります。
費用(2026-27年度)は、出願料45,000円、登録料500,000円、建設基金750,000円。年額の授業料はEYPが2,440,000円(半日は1,680,000円)、PYPが2,790,000円、MYPが2,890,000円、DPが3,040,000円です。維持費が年250,000円、必要な場合のEAL支援が年500,000円、バスの往復が年300,000円で、第2子は20%、第3子は30%の割引があります。事務局の受付は月〜金の8:00〜17:00です。教員の国籍と無償化の記載は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:IBのプログラムを、幼児期から高校まで続けて受けたい家庭。横浜駅に近いため、複数の路線から通いやすい点を確かめたい家庭にも向きます。
4. Deutsche Schule Tokyo Yokohama(ドイツ人学校)
都筑区茅ヶ崎南にある、幼稚園からドイツ語圏の大学入学資格(アビトゥア)までの学校です。ドイツ語が主言語で、日本語やスイスの課程の選択肢もあり、ドイツ国際アビトゥアを提供していると公式サイトに記載があります。英語を中心に学ぶ学校ではない点に注意が必要です。
費用(2026/27年度)は、手数料75,000円、入学金650,000円。年額の授業料は、幼稚園(8:00〜15:00)が1,870,000円(延長を使うと1,900,000〜1,960,000円)、1〜4年が1,700,000円、5〜12年が1,840,000円で、バスは380,000円です。無償化の記載や、各種学校かどうかの明記は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:ドイツ語を軸にした教育を望む家庭、ドイツとの縁がある家庭。「英語のインター」を探す家庭とは目的が異なります。
5. CGK International School
プリスクールは、2・3歳児の馬車道校(中区太田町)と、4・5歳児の関内校(中区南仲通)に分かれ、小学部・中学部は関内キャンパスにあります。公式サイトによると、IB PYP認定校(2024年7月認定とFAQに記載)で、中学部はMYPの候補校、高校は2028年の開設予定です。プリスクールは横浜市の認可外保育施設として運営されています。
保育時間は8:00〜18:30(基本は8:30〜17:00)。FAQには、約8時間の保育のうち日本語は約1.5時間で、ネイティブの教員は米・英・豪・南ア・アイルランド・アルゼンチン出身(2023年7月時点)とあります。費用は、公式の入園案内に「2027年度」の見出しで、3〜5歳が保育料年2,112,000円(月176,000円)、施設費年158,400円、2歳は月187,000円と施設費月13,200円、出願料44,000円、入学金550,000円(3〜5歳)、延長は1分22円、バスは月18,700〜28,600円と載っています。自サイトで無償化の対象と明記し、月額37,000円の補助と書いていますが、これは市の2026年10月以降の上限額(40,300円)と食い違うため、旧額の記載と思われます。小学部・中学部の学費は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:共働きで、朝から夕方まで長く預けたい家庭。幼児期から小中学部まで、同じ学校で続ける可能性を考えたい家庭に向きます。
6. ハグミー・インターナショナルスクール横浜
西区岡野にある、横浜市の認可外保育園です。対象は2〜5歳(トップには「1才からの英語保育」ともあります)で、2027年度の募集表では4クラスが各12名です。開所は7:45〜18:00です。
費用は、公式の2027年度募集の月額で、Long(8〜18時)が2歳153,000円・3歳以上143,000円、Regular(9〜16時)が2歳132,000円・3歳以上122,000円。入園金は160,000円(兄弟割引で50,000円)で、教材費が月5,500円、延長は1時間700円、バスは月9,500〜14,500円です。無償化は、2歳は条件を満たす世帯に上限42,000円、3歳以上は共働き等で上限37,000円と記載があり、これも旧額の可能性があります。教員の国籍は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:少人数(1クラス12名)で、毎月の費用をなるべく抑えて英語の環境を作りたい家庭。
7. Kanagawa International School(KIS)戸塚校
戸塚区戸塚町にあり、藤沢にも校舎があります。0〜2歳の親子クラス、2〜6歳の幼稚園、土日クラス、小中高の放課後・日曜クラスを用意しています。保育時間は、全日が月〜金の9:00〜14:30、半日が9:00〜11:30(2〜3歳)、土曜が9:00〜14:00で、教室の中は英語のみと公式サイトに記載があります。
無償化については、戸塚・藤沢とも「届出済みで指導監督基準に準拠した私設保育施設」で、横浜市を含む複数の自治体の無償化給付の対象と書かれています。授業料、教員の国籍、国際的な認証は、公式サイトで確認できませんでした。
こんな家庭に:平日の昼間だけでなく、土日や放課後に、段階的に英語に触れたい家庭。
時間・入学時の費用で比べる
費用と並んで大きな違いになるのが、1日に預けられる時間と、入学時にまとめて払う費用です。2つのグラフで比べてみます。
開いている時間——5時間半から10時間半まで
公式サイトに書かれた時間をもとに、1日に預けられる長さを計算しました。
各校の公式サイトの記載をもとにした編集部の計算。延長保育・早朝保育の有無や、クラスごとの時間は学校によって異なります。
入学時に必要な費用は16万円から153万円まで
出願料・登録料・入学金・建設基金など、入学時にまとめて払う費用の合計です。
各校の公式サイトの料金表をもとにした、編集部の合計。年度が異なる表記(CGK・ハグミーは公式の2027年度表記)を含みます。
初年度の総額は約454万円——YISのELC全日の例
入学時の費用と、1年目の授業料・施設整備費を足した総額です。
合計 4,539,000円(バス・制服・給食・課外活動は含まない、編集部の試算)
YISの公式サイトの2026-27年度の料金表をもとにした編集部の試算です。KG〜G5の場合は、授業料が3,210,000円となり、合計は5,139,000円です。

通学圏にあるインターナショナルスクール2校
横浜市から通える範囲には、東京都内にも学校があります。ここでは、公式サイトで学費まで確認できた2校を紹介します。通学にかかる時間は、住まいと路線によって大きく変わるため、実際に試して確かめてください。
AOBA-Japan International School(目黒キャンパス)
目黒区青葉台にあるキャンパスのほか、ヒカリガオカ、文京、オンラインのキャンパスがあります。対象はK2〜G12で、IBコンティニュアム、CIS、NEASCの記載があります。年額の授業料(2026-27年度)は、K2が2,098,000円、K3〜K5が2,332,000円、G1〜5が2,518,000円、G6〜12が2,862,000円です。登録料などは別のPDFに載っており、今回は確認していません。
Seisen International School
世田谷区用賀にあり、最寄りは用賀駅(田園都市線)です。幼稚園(2〜5歳)からG12までで、G1以上は女子校です。IB(PYP・MYP・DP)、CIS、NEASC、JCISの記載があります。費用(2026-27年度)は、出願料30,000円、登録料300,000円、土地建物開発費700,000円、維持費150,000円/年。年額の授業料は、幼稚園の半日が1,500,000円、全日が2,500,000円、小学部が2,650,000円、中学部と高等部が各2,700,000円です。
小学生の年間授業料は170万円から321万円
小学部の年額の授業料です。入学時の費用・施設費などは含みません。
各校の公式サイトの2026-27年度(DSTYは2026/27)の料金表をもとに作成。DSTYはドイツ語が主言語の学校です。
何歳まで通えるか——学校ごとの学年の範囲
「いつまで通えるか」は、学校選びの大きな分かれ目です。幼児期だけの園で卒園したあと、小学校を探し直すのか、同じ学校に通い続けるのかで、費用も生活も変わります。
学校ごとに通える学年はこう違う
幼稚園・小学校・中学校・高校の4つの段階で、通える範囲を色で示しました。
色のついた段階が通える範囲。KISの小中高は、放課後・日曜のクラスで、平日の昼間の学校ではありません。各校の公式サイトの記載をもとに作成。
一貫して通えるのは、YIS、Saint Maur、Horizon、ドイツ人学校の4校です。ハグミーは幼児期のみで、卒園後は別の進路を考える必要があります。小学部からの入学を考える場合は、前の章の「入学時の費用」と「就学義務」の章を合わせて確認してください。
横浜市のエリア別に探す
横浜市は広く、学校の場所によって、通い方が大きく変わります。区ごとに、確認できた学校を整理しました。
区ごとに見る学校の分布
公式サイトに記載された所在地をもとに作成。最寄り駅を公式サイトに明記している学校は少ないため、駅名の記載は控えています。
隣の市の様子も参考になります。藤沢市、鎌倉市、大和市、相模原市の記事で、神奈川県内の学校を紹介しています。県全体の一覧は神奈川県のインターナショナルスクールで、東京都内の学校は東京都のインターナショナルスクールで確認できます。
インターナショナルスクールの「各種学校」とは——就学義務と卒業資格
横浜市で「インターナショナルスクール」を名乗る学校は、制度の上では大きく3つに分かれます。学校教育法の第1条に定められた「一条校」、都道府県知事の認可を受けた「各種学校」、そのどちらでもない「無認可」の学校です。名前に「インターナショナル」とあっても、制度上の扱いは学校ごとに違います。幼児が通うプリスクールは、認可外保育施設として届出をした施設であることが多く、小学部以降の学校とは前提がまったく異なります。
3つの区分で制度上の扱いはこう変わる
| 一条校 | 各種学校など | 無認可 | |
|---|---|---|---|
| 就学義務を果たしたことになる | ○ | × | × |
| 日本の小中学校の卒業資格 | ○ | × | × |
| 高校の就学支援金 | ○ | △ | × |
○=当てはまる △=文部科学省が指定した学校のみ ×=当てはまらない。文部科学省の資料をもとに作成(2026年10月時点)。
就学義務:文部科学省のQ&Aは、日本国籍の子どもを一条校でないインターナショナルスクールに通わせても、保護者は就学義務を果たしたことにならないとしています。一条校でないインターの小学部を終えた子どもが、一条校の中学校への入学を希望しても、制度上は認められないとも説明しています。実際の扱いは自治体と話し合うことになるので、小学部への入学を決める前に、横浜市教育委員会に相談してください。幼児のプリスクールに通っているあいだは、就学義務の問題は起きません。
高校の就学支援金:国の高等学校等就学支援金は、一条校では対象になりますが、各種学校では文部科学省が指定した学校だけが対象です。無認可の学校は対象外です。高校段階まで同じ学校に通う予定なら、入学前に、その学校が対象かどうかを確認してください。
卒業資格:一条校でない学校を卒業しても、日本の小学校・中学校の卒業資格は自動的には出ません。進学先や、帰国後・転校時の扱いは、学校ごとに異なります。詳しい仕組みはインターナショナルスクールと義務教育で、卒業後の進路はインターナショナルスクール卒業後の進路で整理しています。まず「横浜市で幼児期に通う園」と「小学生以降に通う学校」を分けて考えると、選択がずっと楽になります。

横浜市の無償化と助成——国の制度の基本と、手続きの流れ
認可外保育施設に通う家庭を支えるのは、国の幼児教育・保育の無償化です。横浜市の公式ページによると、対象になるのは届出をした認可外保育施設などで、3〜5歳児クラスと、0〜2歳児クラスの住民税非課税世帯等が対象です。いずれも保育の必要性の認定が必要で、申請を受け付けた日より前にさかのぼって認定を受けることはできません。上限額は、2026年10月利用分から引き上げられました。
上限額は2026年10月に引き上げられた
認可外保育施設を利用する場合の、月あたりの上限額です。
横浜市公式の資料に記載の上限額(令和8年10月以降利用分は、2号認定40,300円・3号認定45,700円)。3〜5歳児クラスは保育の必要性の認定が必要です。
横浜市の公式ページには、2026年10月以降の追加の要件も載っています。認可外保育施設は、「認可外保育施設基準を満たす旨の証明書」が必要になります。つまり、同じ「インターナショナルプリスクール」でも、証明書のない施設は無償化の対象外になるということです。入園を決める前に、園に証明書があるかを必ず聞いてください。なお、横浜市の独自の上乗せ助成は、確認した市公式ページの中には見つかりませんでした。
無償化を受けるには、あらかじめ「施設等利用給付認定」(3〜5歳児クラスは2号、0〜2歳児クラスの非課税世帯は3号)を受ける必要があります。保育の必要性(就労など)が認定の要件で、認定を受ける前の期間は対象になりません。入園が決まったら、早めに手続きを始めてください。また、対象は利用料にあたる部分で、給食費・行事費・送迎費・用品代などは上限額の対象外とされています。入園料や施設費、教材費が高いインターナショナル系の園では、「無償化があるから安くなる」と考えすぎず、月の自己負担の合計で比べるのが現実的です。
無償化を使うまでの5ステップ
いったん支払ってあとで受け取る形の一般的な流れです。手続きと請求の時期は、市の窓口で確認してください。
制度の全体像はインターナショナルスクールの無償化・補助金で、プリスクールの選び方はプリスクールとインターナショナルスクールの違いで解説しています。横浜市内の園のサイトには、無償化の上限額を月37,000円や42,000円と書いているところがあります。これは2026年9月までの旧額と思われます。10月以降の額は市の案内を優先してください。
CGK 3〜5歳の例——無償化を使うと月の自己負担は約13.6万円
月の保育料176,000円から、無償化の上限40,300円を引いた金額です。
施設費を月割り(158,400円÷12=13,200円)で足すと、月148,900円(バス・給食・延長は含まない)
CGKの公式の2027年度表記の保育料と、横浜市の2026年10月以降の上限額をもとにした編集部の試算です。無償化の対象になるかは、園と市に確認してください。
同じように、ハグミーのLong(3歳以上)の月額143,000円から、上限40,300円を引くと、月謝だけで102,700円です。教材費や延長の費用は別です。
卒園後に英語を続ける方法
横浜市で英語のプリスクールに通った子どもが、小学校に上がるときの道は、おおまかに4つに分かれます。どれが正解というものはなく、家庭の優先順位で決まります。
卒園後の4つの道
多くの家庭にとって、いちばん大きな分かれ目は「小学部の学費を何年間払えるか」です。幼児期は国の無償化や市の助成で負担が軽くなりますが、小学部以降は同じ支援がほぼ使えません。学費の全体像はインターナショナルスクールの学費にまとめています。
学費でも通学時間でも折り合わなかったときに
ここまで読んで、「通える範囲に条件の合う学校がない」「小学部の学費は出せない」「毎日の送迎が難しい」と感じた家庭もあると思います。横浜市は、学校の数が多い一方で、人気校の学費は年300万円台、入学時にも100万円を超える一時金が必要な学校があります。毎日の通学に1時間近くかかる家庭も少なくありません。
そのときの選択肢のひとつが、オンラインのインターナショナルスクールです。株式会社NIJINが2027年9月の開校を予定しているNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、6〜18歳を対象に、自宅から参加する形で学びます。公式サイトは、対面のインターナショナルスクールより大きく抑えた学費を予定しているとし、日本語の支えを前提に英語が初めての子どもでも始められる設計だと説明しています。
ただし、正直に書いておくべき弱点があります。NGAはまだ開校しておらず、実績はこれからです。学費の金額も公表されていません。オンラインなので、校庭や施設での体験はできません。日本の小中学校・高校の卒業資格も出ません。下の表で、通学型・一条校と同じ物差しで比べてください。オンラインの弱点はオンラインインターナショナルスクールのデメリットにまとめています。
3つの選択肢を正直に比較
通学型インター・一条校の国際系・オンラインを5つの観点で
| 通学型 | 一条校 | オンライン | |
|---|---|---|---|
| 日本の卒業資格 | × | ○ | × |
| 学費が公表されているか | △ | ○ | × |
| 英語が初めてでも入れるか | △ | △ | ○ |
| 通学の負担 | △ | △ | ○ |
| 対面の施設・実績 | ○ | ○ | × |
通学型=各種学校・無認可の通学型インター/一条校=一条校の国際系/オンライン=NIJIN GLOBAL ACADEMY。○=当てはまる・有利 △=条件による ×=当てはまらない・不利。各校の公式サイトと文部科学省の資料をもとにした一般的な傾向です(2026年10月時点)。
NGAは、横浜市の学校に代わるものというより、「通う学校」と並べて検討する3つ目の選択肢です。公式サイトで最新の情報を確認してください。

見学・説明会で必ず聞きたい10のこと
横浜市の学校は、公式サイトに載っている情報だけでは比べきれない項目がたくさんあります。見学の前にこの10項目をメモして持っていくと、同じ物差しで複数の学校を比べられます。公式サイトで金額が確認できなかった項目こそ、遠慮なく質問してください。
見学で聞く10のこと
見学では、子どもが先生とどう関わっているかを、時間をかけて見てください。パンフレットの言葉より、10分間の観察のほうが多くを教えてくれます。選び方の全体の流れはインターナショナルスクールの選び方で、入学の条件はインターナショナルスクールの入学条件で確認できます。
よくある質問
この記事の内容を確かめるための一次資料
- Yokohama International School 授業料ページ(https://yis.ac.jp/admissions/tuition-fees/)
- Saint Maur International School 料金ページ(https://www.stmaur.ac.jp/about-us/school/school-fees)
- Horizon Japan International School 授業料ページ(https://www.horizon.ac.jp/tuition-and-fees)
- Deutsche Schule Tokyo Yokohama 学費(https://dsty.ac.jp/anmeldung/schulgebuehren/)
- CGK International School プリスクール入園案内(https://cgkis.com/ja/preschool/admission/)
- ハグミー・インターナショナルスクール横浜(https://hugme-is.co.jp/yokohama/information/)
- Kanagawa International School 授業料と補助(https://kischool.com/tuition-financial-aid)
- AOBA-Japan International School 授業料(https://japaninternationalschool.com/tuition-and-fee)
- Seisen International School 授業料(https://www.seisen.com/join-us/tuition-fees)
- 横浜市 認可外保育施設の無償化(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/hoikuseido/ninkagai/20190725191037795.html)
- 横浜市 令和8年10月以降の上限額(https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/shisetsu/hoikuseido/sisetutouriyouhi.files/0226_20260601.pdf)


