こんにちは、NIJINアカデミー(以下、ニジアカ)のボランティアスタッフ、コージーです。
今回は、2024年12月にニジアカに入学した小学4年生 ゾンビさんにインタビューをしました。
「変人です!」「友達100人つくりたい!」「マイクラやってるよ!」
そんなユニークで明るいプロフィールを掲げる彼は、今ではニジアカのさまざまな活動に参加し、気がつくと友達がどんどん増えていく存在。
その秘密や、入学当初の気持ち、そしてこれからの夢についてたっぷり聞いてみました。
ニジアカに入学したきっかけ
ゾンビさんがニジアカに入学したのは、2024年12月。
きっかけは、お母さんがインターネット検索でニジアカを見つけたことでした。
「学校に行かないなら、誰かとつながってほしい」
そんな想いからニジアカをすすめてくれたそうです。

ニジアカを知ったときの第一印象を聞くと
「面白そう!」
と、まったく迷いがなかった様子。
入学の決め手となったのは、「マイクラサークルがある」と書いてあったから。
「学校ではマイクラを一緒にできる友達がいなかったので、誰かと一緒にマイクラしたかった」
と話してくれました。
入学前の不安はゼロ。「楽しみしかなかった!」
ニジアカに入る前、不安はあった?と尋ねると
「なかった!楽しみしかなかった!」
と即答してくれたゾンビさん。
新しい環境に飛び込むことに緊張する子も多い中で、この言葉はとても印象的でした。
メタバースやパソコンに対する不安を聞いても、
「特になし。ワクワクの方が大きかった」
とのこと。
それまで、パソコン操作経験はありませんでしたが、
「やってみたい」という気持ちが先に立ち、入学を機にパソコンを購入。
初めて触れる操作も多く、戸惑う場面もあったはずですが、
それ以上に、新しいことに出会える楽しさのほうが大きかったようです。
“できるかどうか”よりも、“楽しそうかどうか”。
そんなゾンビさんらしい前向きな姿勢が、ニジアカでの一歩目を軽やかなものにしていました。

入学直後の心境は?
入ってみた感想は――
「楽しい!」
この一言に尽きるそうです。
どんなところが楽しかったのかを聞くと、
・面白い授業がある
・クラスの会議が好き
・誰とでも話しやすい
と、たくさんの魅力を挙げてくれました。
いまではマイクラを一緒に楽しむ友達がたくさんできて、毎日がにぎやか。
「顔出ししなくても、声を出さなくてもコミュニケーションが取りやすいのが良い」
と話してくれたのが印象的でした。
ゾンビさんが夢中になっていること
ゾンビさんが今もっとも熱中しているのは、もちろんマイクラ。

「いろんな遊び方があって飽きない。サバイバルも建築もPVPも好き」
と、ほぼ毎日ログインしているそうです。
その一方で、彼は意外なほど手広く活動しています。
● 参加しているサークル
・マイクラサークル
・動画制作サークル
・将棋サークル
・レインボー新聞社
・猫愛護部(仮)
さらに、「入りたいサークルはまだまだある!」とのこと。
興味の幅広さには驚かされます。
動画編集にも挑戦中
特に印象的だったのは、動画編集への熱中ぶりです。
「動画は録画したものをCanvaで編集してるよ」
「音声をつけるサイトだけ教えてもらったけど、その他は全部自分で調べた」
インタビュー中に見せてくれた動画は、音楽もカット編集もとても上手で、初めての作品は制作に1時間40分もかけて仕上げたそう。
これまでに
・ニジンチャンネル(YouTube)に上がっている動画が2本
・自分で撮影&編集した動画が3本
・学園祭CMのインタビュー動画(編集は2本)
と、合計で7本以上制作経験があるとのこと。
小学4年生とは思えないスキルと挑戦量です。
ニジアカの好きなところ
ゾンビさんにニジアカの好きなところを聞くと、迷わずこう返ってきました。
「誰とでもしゃべりやすいところ!」
その理由は
「メタバースだから。顔出ししなくても、声出ししなくても話せる」
さらに、大喜利の授業も大好きだそうです。
「写真で一言」や、文字だけでボケる形式など、毎回楽しみにしているとのこと。
普段は“超恥ずかしがり屋”というゾンビさん。
「リアルだと固まっちゃう」と言いながらも、学園祭やリアルクラス会議にも参加し、「めちゃ楽しかった!」と話してくれました。
ただ「声をかけてくれた友達に何も話せなかったのが心残り」とのこと。
次回はどうしたい?と聞くと
「特になし!」
と、あっけらかんとした様子も彼らしい魅力です。

ニジアカで変わったこと
入学してから変わったことを聞くと、こんな答えが返ってきました。
「積極的になった。僕の友達と僕の友達を友達にすることができるようになった!」
入学してすぐの頃から、いろいろな活動に参加するうちに自然と積極性が育っていったそうです。
「友達は増えた?」
と聞くと
「めっちゃ増えた!」
と、満面の笑み。

ニジアカの中で、安心して楽しめる場所を見つけたことが、彼の変化につながっていると感じました。
これから挑戦したいこと・夢
「今を楽しんでる!」と言い切るゾンビさん。
でも、これからの夢を聞くと
「モノづくりに興味がある」
と教えてくれました。
具体的には
「まずは椅子とか作ってみたい」
とのこと。
もともとは大工に憧れていたけれど、高いところが苦手で断念。
でも「趣味でモノづくりを続けたい」という思いはずっと持っているそうです。
プログラミングでもPythonの授業に出て図形を描いたり、Scratchに触れていたりと、学びの幅がどんどん広がっています。
「作ることが好き」という気持ちが、彼の未来を自然と形づくっていくのかもしれません。
これからニジアカに入りたい人へ
最後に、これからニジアカに入ろうとしている人へメッセージをお願いしました。
「ニジアカ楽しいから入って! 友達がたくさんできるよ!」
そして、こんな言葉も添えてくれました。
「もし友達が少ないと思っていても、ニジアカだったら大丈夫。
顔出しも声出しも強制されないし、文字入力が遅くても待ってくれる。
安心して入学してほしい!」
ニジアカで多くの活動に飛び込み、たくさんの仲間と出会い、積極的になっていったゾンビさんだからこそ伝えられる力強い言葉だと思いました。
おわりに
インタビューを通して感じたのは、「楽しむ力」の強さです。
新しい活動に前向きに挑戦し、興味の幅をどんどん広げていく姿が、とても印象的でした。
その姿勢が自然と人を惹きつけ、友達が広がり、さらに新しい挑戦へつながっているのだと思います。
無理に変わろうとしなくても、
「好き」を大切にできる場所があれば、人は少しずつ前に進める。
ニジアカで過ごす時間が、ゾンビさんにとって
安心して自分らしくいられる居場所になっていることが、何より心に残りました。
これからも、マイクラも動画編集もサークル活動も、そしてモノづくりも。
ゾンビさんらしく、楽しみながら世界を広げていってほしいです。

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この記事の内容を確かめるための一次資料
学校とのやりとりは、担任個人の考え方に左右されやすい部分です。だからこそ国が学校に何を求めているかを知っておくと、話が噛み合いやすくなります。「認めてください」ではなく「要件を満たすには何を用意すればよいですか」と聞くのが、実務上いちばん通ります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「生徒指導提要」 | 学校の生徒指導の基本方針(改訂版) |
| 文部科学省「スクールカウンセラー等活用事業」 | SC・SSWの役割と配置の考え方 |
| 文部科学省「就学援助」 | 学用品費・給食費などの経済的支援 |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
学校に伝えるときの文例
言いたいことは決まっていても、いざ書こうとすると手が止まる——という声をよく聞きます。そのまま使える形にしました。丁寧すぎる必要はありません。事実と、してほしいことが伝われば十分です。
① しばらく休むことを伝える
本人の体調と気持ちの状態から、しばらく学校をお休みさせていただきます。
毎朝のご連絡が負担になっているため、こちらから連絡がない日は欠席としてお取り扱いいただけますでしょうか。状況が変わりましたら、その都度ご連絡いたします。
毎朝の欠席連絡は、家庭にとっても学校にとっても負担です。先にこの一文で合意しておくと、朝の消耗がなくなります。多くの学校が対応してくれます。
② 配慮をお願いする
つきましては、登校できた日は保健室や別室で過ごさせていただくことは可能でしょうか。
また、給食の時間だけ別室にする、掃除の時間は無理をさせない、といった形でもかまいません。
本人が続けられる形を一緒に考えていただけると助かります。
「配慮してください」だけでは学校も動きにくいので、場面と具体的な対処をセットで書くのがコツです。診断名は必須ではありません。
③ 出席扱いについて相談する
文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)に、学校外の施設で相談・指導を受けた場合や、自宅でICT等を活用した学習を行った場合の指導要録上の出席扱いについて定めがあると伺いました。
本校ではどのような運用になっていますでしょうか。また、要件を満たすために家庭で用意すべきものがあれば教えてください。
ポイントは「認めてください」ではなく「何を用意すればよいですか」と聞くことです。学校側も判断材料を求めています。要件の全文は教育支援センターとはの記事に原文どおり掲載しています。
④ 面談のあとに送る確認メール
確認させていただいた内容を念のためお送りします。
・当面は◯◯(別室/午後のみ など)で対応いただく
・◯◯(教育支援センター等)への通所を検討し、決まり次第ご連絡する
・出席の取り扱いについては、◯月◯日までにご回答いただく
認識に相違がありましたらお知らせください。
口頭の合意は、担任が変わると消えてしまいます。短くていいので記録に残しておくと、翌年度も引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
伝える相手の順番
この記事のテーマについて、よく寄せられる質問
同じような状況の方から実際によく届く質問をまとめました。あてはまるものから読んでください。
Q. 担任と話が噛み合いません
A. 「認めてください」ではなく「要件を満たすために何を用意すればよいですか」と聞き方を変えると通りやすくなります。それでも動かない場合は、学年主任・管理職・市区町村の教育委員会(教育相談室)へ相談先を上げてください。
Q. 毎日の欠席連絡がつらいです
A. 連絡方法は相談できます。「しばらく休むので、こちらから連絡がない日は欠席とみなしてください」と最初に合意しておくと、毎朝の負担がなくなります。多くの学校が対応してくれます。
Q. 保健室登校や別室登校は出席になりますか?
A. なります。校内で過ごした時間は在籍校の判断で出席として扱われるのが一般的です。保健室登校についてもあわせてご覧ください。
Q. 学習の遅れが心配です
A. 学校外での学習も、計画や内容が教育課程に照らし適切と判断されれば成績評価に反映できることが2024年8月の制度改正で明確になりました。詳しくは教育機会確保法の記事にまとめています。
Q. 面談で何を話せばいいですか?
A. ①いまの状態、②してほしい配慮を具体的に、③出席扱いの取り扱い、の3点に絞ると進みます。面談後に「本日確認したこと」をメールで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。

