神戸市のインターナショナルスクール一覧|市内6校・通学圏1校の学費と入学条件【2026年版】

神戸市のインターナショナルスクール一覧|市内6校・通学圏1校の学費と入学条件【2026年版】
兵庫県神戸市で「インターナショナルスクール」を探すと、六甲アイランドに並ぶ大型の国際校、須磨や中央区の老舗、そして岡本や元町にある英語のプリスクールまで、性格の違う学校が見つかります。結論からお伝えすると、公式サイトで実在を確認できた市内の学校は6校で、市外の通学圏には箕面市の大阪インターナショナルスクールがあります。学費は、幼児なら年160万〜210万円台、小学部は年170万〜270万円台が目安で、入学時の一時金が100万円を超える学校もあります。選ぶ軸は「通う年齢と学年の範囲・入学時の費用・通いやすさ」の3つです。
この記事でわかること
  • 神戸市内で確認できた6校の対象年齢・認証・学費・時間
  • 入学時の一時金と年額授業料を、同じ物差しで比べるグラフ
  • 国の無償化(2026年10月から上限月40,300円)と、神戸市で使える条件
  • 市外の通学圏の大阪インターナショナルスクールの費用とバス代
  • 卒園後の進路と、見学で聞く10のこと
編集部よりこの記事は、各校の公式サイトと、神戸市・文部科学省の公表資料を2026年10月6日までに確認して作成しました。まとめサイトの数字は使っていません。公式に金額が載っていない学校は「公式サイトで確認できませんでした」と書いています。学費は年度ごとに改定されるため、出願前に必ず各校へ確認してください。なお、にじいろはオンラインインターナショナルスクール「NIJIN GLOBAL ACADEMY」を運営する株式会社NIJINが編集しています。
目次

結論:神戸市で選べる学校(早見)

先に全体像です。市内6校と、市外で通学圏にある1校を、対象と費用の目安だけに絞って並べました。詳しい内容は、次の章から順に説明します。

学校名場所対象費用の目安
Canadian Academy(カナディアン・アカデミー)東灘区向洋町中(六甲アイランド)PreK〜Grade 12授業料 年210万〜337万円(2026-27)
Marist Brothers International School須磨区千守町Early Years〜Grade 12公式サイトで金額を確認できませんでした
Deutsche Schule Kobe International(神戸ドイツ学院)東灘区向洋町中(六甲アイランド)2〜12歳(Play Group〜G6)授業料 年160.9万〜187.7万円(税別)
St. Michael’s International School中央区中山手通Early Years(3〜5歳)〜Year 6授業料表は画像で、金額を確認できませんでした
神戸インターナショナルスクール東灘区岡本1歳半〜6歳公式サイトで確認できませんでした
Kobe English Academy(プリスクール神戸)元町エリア0〜6歳公式サイトで確認できませんでした
Osaka International School(通学圏)大阪府箕面市K〜Grade 12授業料 年227万〜283万円(2026-27)

神戸市のインターナショナルスクールを比べる軸は3つ

選び方

比べる軸は3つだけ

神戸市の学校は、同じ「インター」でも、通える年齢も、費用の公開のされ方も大きく違います。

01

通う年齢と、卒業までの見通し

カナディアン・アカデミー、マリストはGrade 12まで。神戸ドイツ学院とセント・マイケルズは小学部まで。プリスクールは幼児期が中心です。

02

入学時の一時金と、毎年の費用

カナディアン・アカデミーは入学時だけで約109万円。授業料に加えて、年の開発費などがかかります。費用が非公開の学校もあります。

03

通いやすさと、使える制度

六甲アイランド、須磨、中央区と、学校の場所は分かれています。無償化の対象は、届出をしたプリスクールが中心です。

この3つを、次の章から順に確かめていきます。

教室で学ぶ子どもたち

神戸市のインターナショナルスクール事情と費用の相場【2026年】

神戸市の事情は、ひと言でいえば「大型校の公式な学費は高く、プリスクールの費用は非公開が多い」です。東灘区の六甲アイランドには、カナディアン・アカデミーと神戸ドイツ学院が公式サイトの住所に並びます。須磨区にはマリスト、中央区にはセント・マイケルズがあり、いずれもIBや国際的な認定団体の記載があります。

費用の相場を、年間の授業料で見てみます。下のグラフは、公式サイトで確認できた金額を並べたものです。学校ごとに、含まれる費用の範囲が違う点に注意してください。

グラフ

幼児が通う場合の年間の授業料

年額の授業料です。入学時の費用や、施設費などは含みません。

Osaka International School(通学圏)|KA(2026-27)
227万円
Canadian Academy|Pre-K/KA(2026-27)
210万円
神戸ドイツ学院|Pre-K・Early Years(年度の記載なし・税別)
160.9万円

各校の公式サイトの料金表をもとに作成。マリスト、セント・マイケルズ、神戸インターナショナルスクールは、金額を公式サイトで確認できませんでした。

確認できた3校だけでも、年額で最大約66万円の差があります。ただし、神戸ドイツ学院は英語だけの学校ではなく、英語・ドイツ語・日本語の3言語で学ぶ学校です。次の表で、入学時の費用と合わせて整理します。

神戸市のインターナショナルスクール費用早見表【市内】

学校名入学時の費用年額(授業料など)
カナディアン・アカデミー出願料90,000円・登録料400,000円・Capital Contribution600,000円Pre-K/KA2,100,000円/KB・G1〜5 2,710,000円/G6〜8 3,170,000円。Building & Development300,000円/年
神戸ドイツ学院出願料51,500円・登録料300,000円Pre-K・Early Years1,609,000円/Pre-School・G1〜5 1,746,000円。年額諸費あり(税別)
マリスト公式サイトで確認できませんでした別の書類(2026–2027 Fee Schedule)に記載。確認できませんでした
セント・マイケルズ公式サイトで確認できませんでした授業料表が画像で、金額を確認できませんでした
神戸インターナショナルスクール公式サイトで確認できませんでした公式サイトで確認できませんでした
Kobe English Academy公式サイトで確認できませんでした公式サイトで確認できませんでした

マリストは、公式の料金ページに金額がなく、別の書類で案内されていました。セント・マイケルズは、2026-27年度の授業料表が画像で、金額を読み取れませんでした。金額を推測して載せることは避けています。学費の全体の見方は、インターナショナルスクールの学費にまとめています。

神戸市内のインターナショナルスクール・英語プリスクール6校

ここからは、公式サイトで確認できた事実だけで、1校ずつ紹介します。順番は、規模が大きい学校から、幼児向けの園へと並べています。

1. Canadian Academy(カナディアン・アカデミー)

東灘区向洋町中の六甲アイランドにある学校で、PreK〜Grade 12が対象です。IB World School、WASC、CIS、JCIS、APACの記載があり、授業は英語(日本語の学習あり)です。教員は国際的な背景を持つと書かれていますが、国籍の内訳は公式サイトで確認できませんでした。

費用(2026-27年度)は、出願料90,000円、登録料400,000円、Capital Contribution600,000円(登録料とCapital Contributionは初回のみ)。年額のBuilding & Developmentが300,000円です。授業料は年額で、Pre-K・KAが2,100,000円、KB・G1〜5が2,710,000円、G6〜8が3,170,000円、G9〜11が3,240,000円、G12が3,370,000円です。寮費は3,500,000円、学習支援(Learning Support)は最大3,500,000円、再入学のデポジットは300,000円です。開所時間と、無償化の記載は、公式サイトで確認できませんでした。

こんな家庭に:幼児期から高校まで、IBの一貫した環境で続けたい家庭。入学時と毎年の費用を、長い期間で見通せる家庭に向きます。

2. Marist Brothers International School

須磨区千守町にある学校で、Early YearsからGrade 12までです。WASC、IB World School(PYP・MYP・DP)、JCIS、WIDA、EARCOSなどの記載があります。生徒は520名以上、35以上の国籍と公式サイトに書かれています。

費用は、公式サイトの入学・奨学金のページに金額がなく、「2026–2027 Fee Schedule」という別の書類で案内されていました。書類までは確認できなかったため、金額を載せていません。教員の国籍、開所時間、無償化の記載も、公式サイトで確認できませんでした。

こんな家庭に:須磨・垂水方面から通える家庭で、IBの環境を求める家庭。費用は問い合わせて確認することになります。

3. Deutsche Schule Kobe International(神戸ドイツ学院)

六甲アイランドにある、2歳から12歳(Play Group、Pre-K、Early Years、Pre-School、G1〜G6)が対象の学校です。1909年創立で、IB World SchoolとCambridge Internationalのカリキュラムを実施し、英語・ドイツ語・日本語の3言語で学ぶと公式サイトに記載があります。

費用(年度の記載は確認できず)は、出願料51,500円、登録料300,000円。授業料は年額で、Pre-K・Early Yearsが1,609,000円、Pre-School・G1〜5が1,746,000円、G6が1,876,950円で、Play Groupは5回券が8,000円です。年額の諸費は、テクノロジー36,500円、施設155,000円、保険21,500円、学校協会費15,500円、教材10,500円(G6は40,000円)、PTA4,000円、年鑑5,000円。スクールバスは年230,000円(利用時)、遠足・キャンプは10,000〜83,000円で、すべてに消費税10%が別途かかります。開所時間と無償化の記載は、確認できませんでした。

こんな家庭に:英語に加えてドイツ語にも触れさせたい家庭、ドイツ語圏とのつながりがある家庭。

4. St. Michael’s International School(セント・マイケルズ)

中央区中山手通にある学校で、Early Years(3〜5歳)からPrimary(Year 6)までです。COBIS、IPC、IEYC、CISの記載があり、公式サイトは自らを「関西で唯一の、小学部を提供する認定された英国系のインターナショナルスクール」と説明しています。授業は英語で、日本語の授業もあります。

費用は、授業料が年2回払い(7月・1月)で、ほかにMaintenance Fee(年額・8月一括)、保険(1人あたり年額)、PTA会費(1家庭あたり年額)があり、兄弟割引は15%と記載があります。ただし、2026-27年度の授業料表は画像で、金額を読み取れませんでした。教員の国籍、開所時間、無償化の記載も、確認できませんでした。

こんな家庭に:英国式のカリキュラムを、小学部まで受けさせたい家庭。中学以降は別の進路を考える必要があります。

5. 神戸インターナショナルスクール(英語プリスクール)

東灘区岡本1丁目にある、1歳半〜6歳の英語のプリスクールです。週2〜5日で通え、フルデイは5時間15分(週3〜5日選択制)です。完全な英語環境で、フォニックスを導入し、外国人の講師とバイリンガルの保育士・アシスタントが対応すると公式サイトに記載があります。

公式サイトのトップには「当スクールは幼児保育無償化対象施設です」とあり、「2015年に神戸市認可外保育施設として認定」とも書かれています。入会金と月謝は、確認したページには記載がなく、金額は確認できませんでした。

こんな家庭に:岡本・摂津本山方面で、短い時間から英語の環境に慣れさせたい家庭。費用は問い合わせて確認することになります。

6. Kobe English Academy(プリスクール神戸、旧Little Sprouts)

元町エリアにあり、公式サイトは「大丸から徒歩5分」と案内しています。Junior Class(2〜6歳)とPre-Kinder Class(0〜2歳)があり、ネイティブの講師による英語のイマージョンと、日本語を併用する形です。「幼保無償化対象」と書かれています。

正式な番地、費用、全日の開所時間は、確認したページには記載がありませんでした。ページ上の「15:30〜18:00」は、民主的教育の時間としての言及で、全日の開所時間とは読み取れません。

こんな家庭に:元町・三宮周辺で、0歳から通える英語の環境を探している家庭。

掲載しなかった学校について神戸市には、神戸中華同文学校のような外国人学校もあります。今回は、公式サイトに到達できなかった学校や、英語で教える学校ではない施設は、紹介の対象にしませんでした。確認できた情報が増えたら、追記します。
NIJIN GLOBAL ACADEMY|自分と世界を、好きになる。
人気校は、入学時に100万円超

自宅から学べるオンラインインターという選択肢もあります。

入学時の費用と初年度の総額で比べる

神戸市の学校選びで見落としやすいのが、入学時にまとめて払う費用と、初年度の総額です。グラフで確かめます。

グラフ

入学時に必要な費用は35万円から109万円まで

出願料・登録料・Capital Contributionなど、入学時にまとめて払う費用の合計です。

カナディアン・アカデミー(出願料+登録料+Capital Contribution)
109万円
Osaka International School(通学圏|出願料+登録料)
37万円
神戸ドイツ学院(出願料+登録料・税別)
35.2万円

各校の公式サイトの料金表をもとにした、編集部の合計。

グラフ

初年度の総額は約349万円——カナディアン・アカデミーのPre-Kの例

入学時の費用と、1年目の授業料・開発費を足した総額です。

Capital Contribution 60万円登録料 40万円出願料 9万円授業料(Pre-K) 210万円Building & Development 30万円

合計 3,490,000円(寮費・学習支援・バス・給食は含まない、編集部の試算)

カナディアン・アカデミーの公式サイトの2026-27年度の料金表をもとにした編集部の試算です。KB・G1〜5の場合は、授業料が2,710,000円となり、合計は4,100,000円です。

グラフ

初年度の総額は約235万円——神戸ドイツ学院のPre-Schoolの例

出願料・登録料と、授業料・年額の諸費を足した総額です。

登録料 30万円出願料 5.2万円授業料(Pre-School) 174.6万円年額の諸費 24.8万円

合計 2,345,500円(消費税・バス・給食・行事費は含まない、編集部の試算)

神戸ドイツ学院の公式サイトの料金表(年度の記載なし)をもとにした編集部の試算です。年額の諸費は、テクノロジー・施設・保険・学校協会費・教材・PTA・年鑑の合計です。

英語で学ぶ子どもたち

通学圏にあるインターナショナルスクール——大阪インターナショナルスクール

神戸市の外にも、通える範囲の学校があります。ここでは、公式サイトで費用まで確認できた1校を紹介します。通学にかかる時間は、住まいによって大きく変わるため、実際に試して確かめてください。

Osaka International School(大阪インターナショナルスクール、箕面市)

箕面市小野原西にある学校で、K〜Grade 12が対象です。運営は関西学院で、1991年の開校です。WASC、IB(PYP・MYP・DP)、CIS、JCIS、EARCOSの記載があり、専任の教員は37名(9か国)、生徒は約270名(34国籍)と公式サイトに書かれています。

費用(2026-27年度)は、年額がKA〜G5で2,275,000円(授業料2,270,000円とPTA5,000円)、G6〜10で2,713,000円、G11〜12で2,833,000円で、前年度から約4%の値上げです。出願料は40,000円、登録料は330,000円です。スクールバスは学期ごとの料金で、給食は学年や学期により約31,620〜42,600円です。

グラフ

スクールバスの料金は学期あたり2.8万円から9万円

通う場所によって、バス代が3倍以上違います。

芦屋・西宮
89,630円
箕面
62,750円
千里中央
30,250円
北千里
28,010円

大阪インターナショナルスクールの公式サイトの2026-27年度の料金(学期ごと)をもとに作成。神戸市方面のバス路線は、公式サイトで確認できませんでした。

神戸市からの通学路線やバスは、公式サイトで確認できませんでした。見学のときに、通学手段を必ず聞いてください。隣の箕面市の記事で、この学校の詳しい情報を紹介しています。

何歳まで通えるか——学校ごとの学年の範囲

「いつまで通えるか」は、学校選びの大きな分かれ目です。幼児期だけの園で卒園したあと、小学校を探し直すのか、同じ学校に通い続けるのかで、費用も生活も変わります。

学年範囲

学校ごとに通える学年はこう違う

幼稚園・小学校・中学校・高校の4つの段階で、通える範囲を色で示しました。

カナディアン・アカデミー(PreK〜G12)
幼
小
中
高
マリスト(Early Years〜G12)
幼
小
中
高
大阪インターナショナルスクール(K〜G12・通学圏)
幼
小
中
高
神戸ドイツ学院(2歳〜G6)
幼
小
中
高
セント・マイケルズ(3歳〜Year 6)
幼
小
中
高
神戸インターナショナルスクール(1歳半〜6歳)
幼
小
中
高
Kobe English Academy(0〜6歳)
幼
小
中
高

色のついた段階が通える範囲。各校の公式サイトの記載をもとに作成。

一貫して通えるのは、カナディアン・アカデミー、マリスト、大阪インターナショナルスクールの3校です。神戸ドイツ学院とセント・マイケルズは小学部までで、中学からは別の進路が必要になります。プリスクールは幼児期のみです。

神戸市のエリア別に探す

神戸市は東西に細長く、学校の場所によって、通い方が大きく変わります。区ごとに、確認できた学校を整理しました。

エリア

区ごとに見る学校の分布

東灘区(六甲アイランド)
カナディアン・アカデミーと神戸ドイツ学院。公式サイトの住所は、どちらも向洋町中です。
東灘区(岡本)
神戸インターナショナルスクール。岡本1丁目のプリスクールです。
中央区
セント・マイケルズ(中山手通)。Early Yearsから小学部までです。
元町エリア
Kobe English Academy(プリスクール神戸)。大丸から徒歩5分と案内されています。
須磨区
マリスト(千守町)。Early YearsからG12までです。
市外・大阪府箕面市
大阪インターナショナルスクール(小野原西)。

公式サイトに記載された所在地をもとに作成。最寄り駅を公式サイトに明記している学校は少ないため、駅名の記載は控えています。

兵庫県全体の様子は兵庫県のインターナショナルスクールで、阪神間の宝塚市の記事でも、通学圏の学校を紹介しています。

インターナショナルスクールの「各種学校」とは——就学義務と卒業資格

神戸市で「インターナショナルスクール」を名乗る学校は、制度の上では大きく3つに分かれます。学校教育法の第1条に定められた「一条校」、都道府県知事の認可を受けた「各種学校」、そのどちらでもない「無認可」の学校です。名前に「インターナショナル」とあっても、制度上の扱いは学校ごとに違います。幼児が通うプリスクールは、認可外保育施設として届出をした施設であることが多く、小学部以降の学校とは前提がまったく異なります。

比較

3つの区分で制度上の扱いはこう変わる

一条校各種学校など無認可
就学義務を果たしたことになる○××
日本の小中学校の卒業資格○××
高校の就学支援金○△×

○=当てはまる △=文部科学省が指定した学校のみ ×=当てはまらない。文部科学省の資料をもとに作成(2026年10月時点)。

就学義務:文部科学省のQ&Aは、日本国籍の子どもを一条校でないインターナショナルスクールに通わせても、保護者は就学義務を果たしたことにならないとしています。一条校でないインターの小学部を終えた子どもが、一条校の中学校への入学を希望しても、制度上は認められないとも説明しています。実際の扱いは自治体と話し合うことになるので、小学部への入学を決める前に、神戸市教育委員会に相談してください。幼児のプリスクールに通っているあいだは、就学義務の問題は起きません。

高校の就学支援金:国の高等学校等就学支援金は、一条校では対象になりますが、各種学校では文部科学省が指定した学校だけが対象です。無認可の学校は対象外です。高校段階まで同じ学校に通う予定なら、入学前に、その学校が対象かどうかを確認してください。

卒業資格:一条校でない学校を卒業しても、日本の小学校・中学校の卒業資格は自動的には出ません。進学先や、帰国後・転校時の扱いは、学校ごとに異なります。詳しい仕組みはインターナショナルスクールと義務教育で、卒業後の進路はインターナショナルスクール卒業後の進路で整理しています。まず「神戸市で幼児期に通う園」と「小学生以降に通う学校」を分けて考えると、選択がずっと楽になります。

英語で遊ぶ子どもたち

神戸市の無償化と助成——国の制度の基本と、手続きの流れ

認可外保育施設に通う家庭を支えるのは、国の幼児教育・保育の無償化です。神戸市の公式ページによると、3〜5歳の幼稚園・保育所・認定こども園等の利用料が無償化され、0〜2歳は住民税非課税世帯が対象です。認可外保育施設は、無償化の対象施設であり、施設等利用給付認定の新2号・新3号を受けている場合に対象になります。上限額は、2026年10月利用分から引き上げられました。

グラフ

上限額は2026年10月に引き上げられた

認可外保育施設を利用する場合の、月あたりの上限額です。

3〜5歳児クラス|2026年9月まで
37,000円
3〜5歳児クラス|2026年10月から
40,300円
0〜2歳児クラス(住民税非課税世帯)|2026年9月まで
42,000円
0〜2歳児クラス(住民税非課税世帯)|2026年10月から
45,700円

神戸市公式ページに記載の上限額(2026年10月以降は、認可外の0〜2歳が月45,700円、3〜5歳が月40,300円)。3〜5歳児クラスは保育の必要性の認定が必要です。

神戸市公式ページの記載では、現行(2026年9月利用分まで)の認可外保育施設の上限額は、0〜2歳が月42,000円、3〜5歳が月37,000円で、2026年10月以降は、0〜2歳が月45,700円、3〜5歳が月40,300円です。幼稚園などの預かり保育は別枠で、混同しないよう注意してください。神戸市独自の上乗せ助成は、確認したページには明記がありませんでした。また、六甲アイランドや須磨の大型校(カナディアン・アカデミー、マリスト、神戸ドイツ学院、セント・マイケルズ)は、公式サイトで無償化の記載を確認できませんでした。幼児期に使える可能性があるのは、認可外保育施設としての届出をしたプリスクールが中心です。

無償化を受けるには、あらかじめ「施設等利用給付認定」(3〜5歳児クラスは2号、0〜2歳児クラスの非課税世帯は3号)を受ける必要があります。保育の必要性(就労など)が認定の要件で、認定を受ける前の期間は対象になりません。入園が決まったら、早めに手続きを始めてください。また、対象は利用料にあたる部分で、給食費・行事費・送迎費・用品代などは上限額の対象外とされています。入園料や施設費、教材費が高いインターナショナル系の園では、「無償化があるから安くなる」と考えすぎず、月の自己負担の合計で比べるのが現実的です。

手順

無償化を使うまでの5ステップ

1
施設が対象かを確かめる
届出をして国の基準を満たす施設だけが対象です。園と、神戸市の窓口の両方に聞きます。
2
認定を申請する
保育の必要性の認定(施設等利用給付認定)を、市に申請します。利用を始める前に申請するのが原則です。
3
認定の通知を受け取る
認定を受けていない期間は、対象になりません。
4
園に利用料を支払う
いったん全額を支払い、領収証と利用の証明書を受け取ります。
5
市に請求する
決められた時期に請求すると、上限額までがあとから振り込まれます。

いったん支払ってあとで受け取る形の一般的な流れです。手続きと請求の時期は、市の窓口で確認してください。

制度の全体像はインターナショナルスクールの無償化・補助金で、プリスクールの選び方はプリスクールとインターナショナルスクールの違いで解説しています。神戸市内の園のサイトで「無償化対象」と書かれていても、認定の申請や、対象となる利用料の範囲は家庭ごとに異なります。入園前に、園と市の両方で確認してください。

神戸市では、公式サイトで無償化の対象と書いている園が、神戸インターナショナルスクールとKobe English Academyの2園でした。一方、大型校は無償化の記載がなく、幼児期でも授業料の全額が自己負担になる前提で、家計を考えておく必要があります。

卒園後に英語を続ける方法

神戸市で英語のプリスクールに通った子どもが、小学校に上がるときの道は、おおまかに4つに分かれます。どれが正解というものはなく、家庭の優先順位で決まります。

進路

卒園後の4つの道

公立小学校+習い事
地域の公立小学校に通い、放課後に英語教室や英語学童で続けます。費用は抑えやすい一方、英語に触れる時間は大きく減ります。
英語学童・放課後クラス
小学校のあとに英語で過ごす場を確保します。園と同じ系列に放課後クラスがある場合は、環境の継続性が高くなります。
インターナショナルスクールの小学部
英語での学びを小学校でも続けます。学費は大きく上がり、就学義務や卒業資格の扱いも確認が必要です。
オンラインのインター
自宅から英語で学ぶ選択肢です。通学の負担は小さい一方、対面の体験は少なくなります。

多くの家庭にとって、いちばん大きな分かれ目は「小学部の学費を何年間払えるか」です。幼児期は国の無償化や市の助成で負担が軽くなりますが、小学部以降は同じ支援がほぼ使えません。学費の全体像はインターナショナルスクールの学費にまとめています。

学費でも通学時間でも折り合わなかったときに

ここまで読んで、「通える範囲に条件の合う学校がない」「小学部の学費は出せない」「毎日の送迎が難しい」と感じた家庭もあると思います。神戸市は、学校の数が多い一方で、人気校の学費は年300万円台で、入学時の一時金も100万円を超えます。住む場所によっては、六甲アイランドや須磨への通学が大きな負担になります。

そのときの選択肢のひとつが、オンラインのインターナショナルスクールです。株式会社NIJINが2027年9月の開校を予定しているNIJIN GLOBAL ACADEMY(NGA)は、6〜18歳を対象に、自宅から参加する形で学びます。公式サイトは、対面のインターナショナルスクールより大きく抑えた学費を予定しているとし、日本語の支えを前提に英語が初めての子どもでも始められる設計だと説明しています。

ただし、正直に書いておくべき弱点があります。NGAはまだ開校しておらず、実績はこれからです。学費の金額も公表されていません。オンラインなので、校庭や施設での体験はできません。日本の小中学校・高校の卒業資格も出ません。下の表で、通学型・一条校と同じ物差しで比べてください。オンラインの弱点はオンラインインターナショナルスクールのデメリットにまとめています。

比較

3つの選択肢を正直に比較

通学型インター・一条校の国際系・オンラインを5つの観点で

通学型一条校オンライン
日本の卒業資格×○×
学費が公表されているか△○×
英語が初めてでも入れるか△△○
通学の負担△△○
対面の施設・実績○○×

通学型=各種学校・無認可の通学型インター/一条校=一条校の国際系/オンライン=NIJIN GLOBAL ACADEMY。○=当てはまる・有利 △=条件による ×=当てはまらない・不利。各校の公式サイトと文部科学省の資料をもとにした一般的な傾向です(2026年10月時点)。

NGAは、神戸市の学校に代わるものというより、「通う学校」と並べて検討する3つ目の選択肢です。公式サイトで最新の情報を確認してください。

先生と話す子どもたち

見学・説明会で必ず聞きたい10のこと

神戸市の学校は、公式サイトに載っている情報だけでは比べきれない項目がたくさんあります。見学の前にこの10項目をメモして持っていくと、同じ物差しで複数の学校を比べられます。公式サイトで金額が確認できなかった項目こそ、遠慮なく質問してください。

チェックリスト

見学で聞く10のこと

月謝と、毎月かかる費用の合計は? 教材費・運営費・給食・バスなどを含めた「毎月の総額」を聞きます。
入園時にかかる費用の総額と、返金の条件は? 入学金・登録料・施設費の返金条件も確認します。
無償化・助成の対象施設ですか? 市が確認した施設かどうか、証明書の有無、請求の手続きを聞きます。
開いている時間と、延長・長期休みの預かりは? 共働き家庭は、夏休みなどの預かりの有無を必ず確認します。
担任の先生は何人で、国籍・資格はどうなっていますか? 英語を話す先生と、保育・教育の資格を持つ先生の両方を確認します。
英語と日本語の割合は、1日の中でどう決まっていますか? 「英語環境」の中身は学校ごとに大きく違います。
1クラスの人数と、先生1人あたりの子どもの数は? 少人数の良さは、数字で聞くとはっきりします。
小学校に上がるとき、どんな進路の子が多いですか? 卒園児の進学先の実例を聞きます。
途中で退園・転園するときの手続きと費用は? 引っ越しや働き方の変化に備えます。
認可外保育施設としての届出や、立入調査の結果を見せてもらえますか? 安全面の基準を満たしているかを、書類で確認します。

見学では、子どもが先生とどう関わっているかを、時間をかけて見てください。パンフレットの言葉より、10分間の観察のほうが多くを教えてくれます。選び方の全体の流れはインターナショナルスクールの選び方で、入学の条件はインターナショナルスクールの入学条件で確認できます。

よくある質問

神戸市にインターナショナルスクールはいくつありますか。
公式サイトで実在を確認できたのは市内6校です。カナディアン・アカデミー、マリスト、神戸ドイツ学院、セント・マイケルズ、神戸インターナショナルスクール、Kobe English Academyです。このほか、箕面市の大阪インターナショナルスクールが通学圏の学校です。
神戸市の無償化の上限額はいくらですか。
神戸市公式ページでは、2026年10月以降の認可外保育施設の上限額は、0〜2歳が月45,700円、3〜5歳が月40,300円です。対象は、無償化の対象施設で、施設等利用給付認定の新2号・新3号を受けた場合です。
インターナショナルスクールは、日本の小学校・中学校の代わりになりますか。
一条校でない学校は、就学義務を果たしたことにはなりません。文部科学省のQ&Aも、そう説明しています。小学部以降の入学を考えるときは、神戸市教育委員会に必ず相談してください。
認可外保育施設の無償化は、誰でも受けられますか。
3〜5歳児クラスは保育の必要性の認定(就労など)が、0〜2歳児クラスは住民税非課税世帯であることが条件です。事前に認定の申請が必要で、認定前の期間は対象になりません。
オンラインのインターナショナルスクールという選択肢はありますか。
NIJIN GLOBAL ACADEMYが2027年9月の開校を予定しています。6〜18歳が対象です。学費は公表されておらず、実績はこれからです。
学費は、公式サイトの金額のままと考えてよいですか。
学費は年度ごとに改定されます。この記事の金額は2026年10月6日までに確認したものです。出願前に、必ず各校に最新の金額を確認してください。
学費が最も高い学校はどこですか。
公式サイトで金額を確認できた範囲では、カナディアン・アカデミーのG12が年3,370,000円です。入学時にも、登録料やCapital Contributionなど約109万円が必要です。

この記事の内容を確かめるための一次資料

  1. Canadian Academy 授業料ページ(https://www.canacad.ac.jp/joining/tuition-and-fees)
  2. Marist Brothers International School 入学・奨学金(https://marist.ac.jp/admissions/tuition-and-scholarships/)
  3. 神戸ドイツ学院 学費ページ(https://deutsche-schule-kobe.org/admissions/fee/)
  4. St. Michael’s International School 学費ページ(https://smis.org/admissions/school-fees/)
  5. 神戸インターナショナルスクール(https://www.kobe-int.com/)
  6. Kobe English Academy(https://littlesprouts.website/049374548112-2/)
  7. Osaka International School 学費ページ(https://sois.kwansei.ac.jp/osaka-international-school/admissions/fees)
  8. 神戸市 幼児教育・保育の無償化(https://www.city.kobe.lg.jp/a36812/kosodate/shien/shinseido/musyoka.html)
  9. 神戸市 認可外保育施設の無償化に関するよくある質問(https://faq.city.kobe.lg.jp/faq/show/7383?site_domain=default)
NIJIN GLOBAL ACADEMY|自分と世界を、好きになる。
通えるインターが見つからないときに

自宅から学べるオンラインインター。2027年9月開校予定です。

文責:にじいろ編集部(編集部について/訂正・修正に関する方針)
公開日:2026年10月6日 / 最終更新:2026年10月6日
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