兵庫県(神戸)のインターナショナルスクール|学費・入学条件と主要校一覧【2026年版】

神戸でインターナショナルスクールを探し始めると、多くの家庭が同じところでつまずきます。兵庫県で小学部以上を確認できた学校は8校。そのうち6校が神戸市内、しかも六甲アイランドと中央区に固まっていて、西宮市には1校もなく、姫路市にも英語で学べる小学部は確認できませんでした。この記事は、公式サイトと兵庫県の公表資料で実在・対象学年・学費を確認できた学校だけを表にしたうえで、通学圏にない家庭・学費が届かない家庭がどう考えればいいかまでを書きます。
この記事でわかること
  • 兵庫県で小学部以上を確認できた8校の所在地・対象学年・認定・学費(2026年9月時点・編集部が各校の公式サイトで確認)
  • 神戸には1899年・1909年・1913年創立の学校が現役で残っていて、日本で最も古い外国人学校の集積地のひとつであること
  • 年額約29万円から、初年度476万円まで。同じ県内で16倍以上の開きがあること
  • 六甲アイランドに2校、中央区の山手に2校が集中し、県西部(西宮・明石・加古川・姫路)には小学部以上が1校も確認できないこと
  • カナディアン・アカデミーが大阪(梅田・福島・野田阪神)からのスクールバスを運行していること
  • 兵庫県の各種学校一覧に載っている学校と、載っていない学校があること
  • 神戸市のフリースクール等利用料助成が、インターナショナルスクールに使えるとは確認できなかったこと
編集部より

この記事は、オンラインインターナショナルスクール「NIJIN GLOBAL ACADEMY」を運営する株式会社NIJINが編集しています。自社サービスを紹介する記事です。そのうえで、他校の情報は各校の公式サイトの当該ページと、兵庫県・神戸市・文部科学省の公表資料で確認できた内容だけを載せ、確認できなかったことは「確認できなかった」と書いています。学費・学年区分はすべて2026年9月時点・編集部調べで、改定されることがあります。最新の金額は必ず各校の公式サイトでご確認ください。

目次

兵庫県のインターナショナルスクールは、まず「種類」を分けて考える

兵庫県は、神戸という開港都市を抱えています。外国人向けの学校が明治期からあり、いまも現役で残っている。そのぶん、他県より学校の「種類」が入り組んでいます。

学費や英語のレベルを比べる前に、次の4つの軸で分けておくと、あとで話がこじれません。この4つは、どれも「英語で学べるかどうか」とはまったく別の軸です。

1)日本の法律上、どの位置づけか

ひとつ目は、学校教育法第1条に定める「学校」(一条校)かどうかです。一条校でない学校は、都道府県知事の認可を受けた「各種学校」か、認可を受けていない無認可の施設になります。

文部科学省は就学事務Q&Aで、「保護者が日本国籍を有する子を一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させたとしても、法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません。」と明記しています。制度の全体像はインターナショナルスクールとは?1条校との違い・学費・メリットデメリットにまとめています。

兵庫県の場合、ここは自分で確かめられます。兵庫県のサイトに「各種学校(35校)」という一覧があり、令和8年6月1日現在で県内の各種学校がすべて載っています。この一覧に、カネディアン・アカデミイ、マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール、聖ミカエル国際学校、神戸ドイツ学院インターナショナル、神戸中華同文学校、芦屋インターナショナルスクールが掲載されています。つまりこの6校は、兵庫県知事の認可を受けた各種学校です。一条校ではありませんが、無認可でもありません。

一方で、この一覧に載っていない学校もあります。関西国際学園(神戸校)と Awaji Island International School は、今回確認した令和8年6月1日現在の一覧に掲載がありませんでした。学校として劣るという意味ではありませんが、県の認可という枠組みの外にあるということです。各種学校かどうかは、寄付金の税制や一部の助成に関わることがあるので、気になる場合は学校と兵庫県学事課の両方に確認してください。

2)国際的な評価団体の認定を受けているか

ふたつ目は、WASC・CIS・ACSI・NEASC・Cognia・COBIS といった国際的な評価団体の認定です。文部科学省は大学入学資格について、これらの団体の認定を受けた外国人学校の課程を修了した場合などに認めるとしています。つまりこの認定の有無は、日本の大学を受験できるかどうかに直結します。

兵庫県では、カナディアン・アカデミーが公式サイトのニュースで「We recently hosted a re-accreditation visit from the International Baccalaureate (IB), the Western Association of Schools and Colleges (WASC), and the Council of International Schools (CIS).」と書いています。マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクールは公式サイトに WASC、聖ミカエル国際学校は「IPC, COBIS, CIS and WASC who provide globally recognized external validation」と掲出しています。

なお、文部科学省が「我が国において、外国の高等学校相当として指定した教育施設一覧」(令和7年3月26日現在)に、兵庫県に所在する施設はひとつも掲載されていませんでした。兵庫の学校について大学入学資格を考えるときは、この指定ではなく、評価団体の認定かIB・A-Levelといった課程のほうを見ることになります。

3)IB(国際バカロレア)認定校か

三つ目はIBです。文部科学省IB教育推進コンソーシアムによると、国内の国際バカロレア認定校等数は273校(令和8年6月30日時点)で、認定校と候補校の両方が含まれます。

同コンソーシアムの一覧で、兵庫県内のIB認定校等として確認できたのは6校でした。一条校ではない側に Canadian Academy(PYP・MYP・DP)、Marist Brothers International School(PYP・MYP・DP)、Kansai International Academy(PYP・MYP・DP)、Deutsche Schule Kobe International(PYP)、Awaji Island International School(PYP)。一条校の側に AIE International High School(DP)です。学校が「IB校」と名乗っていることではなく、この一覧に載っているかどうかで確認してください。IBそのものの違いはIGCSE・A-Level・IBの違いをやさしく解説にまとめています。

4)小学部以上があるか、プリスクールだけか

四つ目が、いちばん実害の大きい落とし穴です。英語で保育をする「プリスクール」も、同じように「インターナショナルスクール」を名乗ります。平日の日中に小学校の代わりとして通う場所ではありません。

この記事の表は、小学1年生相当以上のクラスを公式サイトで確認できた学校に絞っています。名前だけで判断せず、必ず「対象学年」で確認してください。

兵庫だけの注意点|「古い学校が現役で残っている」県です

神戸は1868年の開港以来、外国人居留地を抱えてきた街です。そのため、兵庫県には創立から100年を超える外国人学校が、いまも複数現役で動いています。

学校名公式サイトに記載された創立公式サイトの記載(原文)
神戸中華同文学校1899年(明治32年)が源流/1939年に現校名「1899年に梁啓超先生の提唱により華僑子弟のために設立された神戸華僑同文学校を源流」とし、「1939年に現在の『神戸中華同文学校』として統一されました。」
Deutsche Schule Kobe International(神戸ドイツ学院インターナショナル)1909年「Founded in 1909, DSKI is one of Japan’s oldest foreign schools and the second-oldest German school in East Asia.」
Canadian Academy(カネディアン・アカデミイ)1913年9月13日「Our school opened its doors on September 13th, 1913 as Canadian Methodist Academy.」(1917年に現校名、1990年に六甲アイランドへ移転)
St. Michael’s International School(聖ミカエル国際学校)1946年3月10日「established on 10th March 1946 on land owned by the Anglican church」
Marist Brothers International School1951年「Since 1951, Marist Brothers International School (MBIS) has offered an international education for students from Early Years to Grade 12.」

これは自慢話ではなく、実務的な意味があります。歴史が長い学校は、在校生のきょうだいや卒業生の子どもで席が埋まりやすく、学年によっては新規の空きが出にくいということです。カナディアン・アカデミーも公式サイトで「Places at Canadian Academy are highly sought after, which can result in a waiting pool at some grade levels.」と書いています。学費を調べる前に、空きがあるかを聞くほうが早い場合があります。

兵庫県(神戸)の主なインターナショナルスクール一覧

この記事では、次の2つをどちらも満たした学校だけを載せました。

この記事の選定基準
  • 小学1年生相当以上のクラスがある。英語プリスクール・キンダーのみの施設は除いた
  • 学校の公式サイト、または兵庫県・文部科学省の公表資料で、実在と対象学年を確認できた

この2つを満たしたのは8校でした。日本語以外を主な教授言語とする外国人学校を広く入れているので、英語の学校だけではありません。教授言語と対象学年の欄で、性格の違いがわかるようにしています。載っていない学校が劣っているという意味ではありません。

学校名所在地対象学年カリキュラム・認定学費(確認できた実額)
Canadian Academy(カネディアン・アカデミイ)神戸市東灘区向洋町中4-1(六甲アイランド)Pre-K(3歳)〜Grade 12。寮あり1913年創立。教授言語は英語。IB PYP・MYP・DP。公式ニュースにIB・WASC・CISの再認定訪問の記載。兵庫県の各種学校一覧に「カネディアン・アカデミイ」として掲載2026-27年度 授業料:Pre-K・Kindergarten A 2,100,000円/Kindergarten B・Grades 1-5 2,710,000円/Grades 6-8 3,170,000円/Grades 9-11 3,240,000円/Grade 12 3,370,000円。寮 3,500,000円。入学時に一度だけ:Application Fee 90,000円+Registration Fee 400,000円+Capital Contribution Fee 600,000円=1,090,000円。毎年:Building & Development Fee 300,000円。在校生は再登録デポジット300,000円(翌年度の学費に充当)。Learning Support が必要と判断された場合は最大3,500,000円
Marist Brothers International School(マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール)神戸市須磨区千守町1-2-1Early Years〜Grade 121951年創立。教授言語は英語。IB PYP・MYP・DP。公式サイトにWASC、JCIS、WIDA、EARCOS、SENIAを掲出。兵庫県の各種学校一覧に掲載公式サイトは2026-2027年度のFee Scheduleをダウンロード形式で案内しており、今回の調査では金額を確認できませんでした。公開されている奨学金規程には Tuition Fees と Development Fees、Application Fee、School bus という費目名があり、きょうだい割引「10% of the Tuition and Development fees for the second and subsequent children」、卒業生家族の割引「20% off the tuition fees」の記載があります
St. Michael’s International School(聖ミカエル国際学校)神戸市中央区中山手通3-17-2(北野の山手)Early Years(3〜5歳)〜Year 6(小学部まで)1946年3月10日創立。英国系。International Primary Curriculum(IPC)。公式サイトに「IPC, COBIS, CIS and WASC」を掲出。兵庫県の各種学校一覧に掲載公式のSchool Feesページは2026-27年度の金額表を画像で掲載しており、今回の調査では金額を確認できませんでした。費目としては Tuition Fees(7月と1月の2回払い・きょうだい15%割引)、Maintenance Fee(8月に全額・返金不可)、保険料、PTA Fee、Year 5-6のEnglish Language Support(別料金・金額は要問い合わせ)を確認。支払規程には延滞金30,000円、年度直前の退学に30,000円の記載あり
Deutsche Schule Kobe International(神戸ドイツ学院インターナショナル)神戸市東灘区向洋町中3-2-8(六甲アイランド)2歳〜14歳。学費表はPlay Group〜Lower Secondary Grade 6まで掲載1909年創立。ドイツ語・英語・日本語の3言語。IB PYP認定校。数学と言語でCambridge International School。兵庫県の各種学校一覧に掲載一度だけ:Application fee 51,500円+Registration fee 300,000円。年額授業料:Pre-Kindergarten・Early Years 1,609,000円/Pre-School・Primary Grades 1-5 1,746,000円/Lower Secondary Grade 6 1,876,950円。毎年:Technology fee 36,500円+Building and development fee 155,000円+Insurance 21,500円+School Association 15,500円+Course materials 10,500円(Grade 6は40,000円)+PTA fee 4,000円+Yearbook fee 5,000円。任意:スクールバス年230,000円、Grades 3-6の合宿83,000円。いずれも公式サイトに消費税10%の対象と記載
関西国際学園 神戸校神戸市灘区新在家南町4-1-31(乳幼児部・幼稚園部・初等部)/同4-9-28(中高等部)0〜2歳、幼稚園部、初等部(小1〜6)、中高等部(中1〜高3)株式会社関西国際学園が運営。日英バイリンガル型。IB PYP・MYP・DP認定校(文部科学省IB教育推進コンソーシアムの一条校でない側に Kansai International Academy として掲載)。兵庫県の各種学校一覧(令和8年6月1日現在)には掲載が確認できませんでした2026年度 初等部:入学金1,000,000円+入学保証金100,000円(卒業時に返却)。施設費 初年度500,000円・次年度より200,000円。授業料162,000円/月(年1,944,000円)。教育・施設充実費35,000円/月(年420,000円)。給食費 4月〜11月と1月〜2月は14,000円/月、12月と3月は10,500円/月。ほかにiPad等のデバイス購入、教材費・校外学習費が別途
芦屋インターナショナルスクール芦屋市陽光町4-1(南芦屋浜)1歳6か月〜12歳(Toddler・Nursery・K3〜K5・Elem 1〜6)2003年4月8日開校。2006年に兵庫県から学校法人認可。主教材にA BEKA、K5以上に年1回TerraNovaを実施。兵庫県の各種学校一覧に掲載。IB認定はなし2025-2026年度 小学部:Application Fee 30,000円+Entrance Fee 240,000円+Facility Fee 140,000円/年。年額授業料 Elem 1 1,200,000円/Elem 2-6 1,330,000円。Annual Activity Fee Elem 1 130,000円/Elem 2-6 140,000円。T-shirt & Sweatshirt 10,000円、Standardized Test 20,000円。きょうだい割引あり(要問い合わせ)
神戸中華同文学校神戸市中央区中山手通6-9-1小学部・中学部(9年一貫)1899年が源流、1939年に現校名、1958年に兵庫県知事認可の学校法人資格を取得。中国語教育と日本の教育課程を並行して学ぶ。教授言語は中国語と日本語。兵庫県の各種学校一覧に掲載。全校590名(小学部431名・中学部157名)公式FAQに「小学部 23,000円/月」(副教材約15,000円/年)、「中学部 24,000円/月」(副教材約30,000円/年)と記載。入学金・施設費の有無は今回の調査では確認できませんでした
Awaji Island International School淡路市車1907 北の町1F3〜12歳(Early Years Programme・Primary Years Programme)IB PYP認定校(文部科学省IB教育推進コンソーシアムの一条校でない側に掲載)。STEAM教育を統合。兵庫県の各種学校一覧には掲載が確認できませんでした公式サイトに学費ページを確認できず。今回の調査では金額を確認できませんでした

2026年9月時点・編集部が各校の公式サイトの学費ページと、兵庫県・神戸市・文部科学省の公表資料で確認しました。金額はいずれも改定される可能性があります。

注意

表に入れなかった学校があります。兵庫県の各種学校一覧には、尼崎朝鮮初中級学校・伊丹朝鮮初級学校・神戸朝鮮初中級学校・西神戸朝鮮初級学校・神戸朝鮮高級学校・西播朝鮮初中級学校(姫路市)と、尼崎韓国学園・神戸韓国学園・兵庫韓国学園が掲載されています。いずれも各種学校ですが、教授言語と対象学年・学費を今回の調査では公式サイトの当該ページで確認できなかったため、表には含めていません。また、まとめサイトに名前が残っている英語プリスクールのなかには、小学部を置いていない施設が多数あります。古い記事の情報をそのまま信じず、必ず公式サイトで今も小学部を募集しているか確かめてください。

地図に落とすと、偏りがはっきりします

所在地を並べると、兵庫のインターナショナルスクールがどこにあるかが見えてきます。

確認できた8校の分布
  • 六甲アイランド(神戸市東灘区向洋町中)に2校:Canadian Academy、Deutsche Schule Kobe International。番地が4-1と3-2-8で、同じ人工島の中にあります
  • 神戸市中央区の山手(北野の周辺)に2校:St. Michael’s International School(中山手通3丁目)、神戸中華同文学校(中山手通6丁目)
  • 神戸市須磨区に1校:Marist Brothers International School
  • 神戸市灘区に1校:関西国際学園 神戸校
  • 芦屋市(南芦屋浜)に1校:芦屋インターナショナルスクール
  • 淡路市に1校:Awaji Island International School
  • 西宮市・尼崎市・明石市・加古川市・姫路市には、小学部以上のインターナショナルスクールを1校も確認できませんでした

阪神間でいうと、芦屋には1校ありますが、西宮にはありません。兵庫県の各種学校一覧で西宮市にあるのは自動車学校だけでした。県西部はさらに厳しく、姫路市の各種学校のうち外国人学校は西播朝鮮初中級学校(姫路市苫編60)1校だけです。加古川・明石・豊岡・丹波篠山にも、小学部以上のインターナショナルスクールは確認できませんでした。

つまり兵庫県の実態は、「県内にそこそこある」ではなく「神戸市とその隣の芦屋市に固まっていて、それ以外はほぼ空白」です。姫路や但馬から毎日通うことは現実的ではありません。ここが、この記事でいちばん先にお伝えしたい部分です。

学費は実際いくらかかるのか

先に結論を書きます。インターナショナルスクールの学費について、全国的な「相場」を示す公的な統計は存在しません。だからこの記事では相場を断定せず、上の表で実際に公表されている金額の幅だけを書きます。

年額で見ると、約29万円から337万円まで開いている

いちばん低かったのは神戸中華同文学校です。小学部は月23,000円ですから年276,000円で、副教材費を約15,000円足しても年約29万円です。いちばん高かったのはカナディアン・アカデミーの Grade 12 の授業料3,370,000円でした。

この差は、学校の良し悪しではなく成り立ちの違いです。神戸中華同文学校は華僑の子どもたちのために設立された学校で、中国語と日本の教育課程を並行して学びます。カナディアン・アカデミーは英語を教授言語とし、IBのPYPからDPまで一貫して提供する学校です。同じ「兵庫県の外国人学校」でも、まったく別のものを見ていることになります。

初年度は、授業料に一度きりの費用が乗る

学費の話でいちばん誤解が起きるのがここです。授業料の表に載っていない、入学時だけの費用があります。

学校入学時に一度だけかかる費用毎年かかる授業料以外の費用
Canadian AcademyApplication Fee 90,000円+Registration Fee 400,000円+Capital Contribution Fee 600,000円=1,090,000円Building & Development Fee 300,000円。ほかにスクールバス(後述)、ランチはCezar’s Kitchenのアカウントに各家庭でチャージ
Deutsche Schule Kobe InternationalApplication fee 51,500円+Registration fee 300,000円=351,500円(消費税10%の対象)Technology fee 36,500円+Building and development fee 155,000円+Insurance 21,500円+School Association 15,500円+Course materials 10,500円+PTA fee 4,000円+Yearbook fee 5,000円=248,000円(同)
関西国際学園 神戸校 初等部入学金1,000,000円+入学保証金100,000円(卒業時に返却)+施設費 初年度500,000円=1,600,000円教育・施設充実費 年420,000円+給食費 年161,000円+施設費 次年度より200,000円。ほかにデバイス購入費・教材費・校外学習費
芦屋インターナショナルスクール 小学部Application Fee 30,000円+Entrance Fee 240,000円=270,000円Facility Fee 140,000円+Annual Activity Fee 130,000円〜140,000円+T-shirt & Sweatshirt 10,000円+Standardized Test 20,000円=300,000円〜310,000円

この一度きりの費用を足すと、初年度に実際に振り込む額は次のようになります。芦屋インターナショナルスクールの Elem 1 が1,770,000円、神戸ドイツ学院インターナショナルの Grade 1 が2,345,500円(消費税別)、関西国際学園 神戸校 初等部1年が4,125,000円、カナディアン・アカデミーの Grade 1 が4,100,000円、同 Grade 12 が4,760,000円です。いずれも編集部が公表値を積み上げた金額で、制服・ランチ・任意の費用は含んでいません。

2年目以降は、一度きりの費用が落ちます。芦屋インターナショナルスクールの Elem 2-6 は年1,640,000円、関西国際学園 神戸校 初等部は年2,725,000円、カナディアン・アカデミーの Grades 1-5 は年3,010,000円です。小学校6年間で考えると、この差は1,000万円単位になります。

神戸ならではの費目|大阪ルートのスクールバスは年441,000円

兵庫の学費で見落とされやすいのがバス代です。カナディアン・アカデミーは公式サイトに「annual fees 2026-27」として、3つのバス路線の料金を掲載しています。

路線主な停留所片道(年額)往復(年額)
Rokko Route(最遠の停留所)NHK神戸・新神戸・布引・三宮ほか186,000円352,000円
Rokko Route(雲井通)Kumochi144,000円267,000円
Rokko Route(最寄りの停留所)護国神社・阪急六甲・阪神御影ほか107,000円194,000円
Ashiya Route菊谷町・岩ケ平・JR芦屋・甲南山手149,000円279,000円
Osaka Route野田阪神・福島・大阪梅田243,000円441,000円

ここに、兵庫の記事にしか出てこない事実があります。カナディアン・アカデミーは、大阪の梅田・福島・野田阪神からのスクールバスを運行しています。つまり大阪市内から神戸のインターナショナルスクールへ通っている家庭が、実際にいるということです。往復で年441,000円かかりますが、通学の手段としては成立しています。大阪側の学校を先に見たい場合は、大阪府のインターナショナルスクール一覧のほうをご覧ください。

ただし注意もあります。今回確認した時点で、公式サイトには3路線すべて満席で登録受付が終了しており、希望者はキャンセル待ちに登録するという案内が出ていました。バスがあること自体が、席を確保できることを意味しません。入学の話と同時に、必ずバスの空き状況も聞いてください。

授業料以外にかかるものを、先に一覧にしておく

今回、兵庫の各校の公式サイトで確認できた費目
  • 出願料(Application Fee):カナディアン・アカデミー90,000円、神戸ドイツ学院51,500円、芦屋インターナショナルスクール30,000円。いずれも一度きり
  • 登録料(Registration Fee):カナディアン・アカデミー400,000円、神戸ドイツ学院300,000円
  • 資本拠出金(Capital Contribution Fee):カナディアン・アカデミー600,000円。一度きり
  • 入学金:関西国際学園 神戸校 初等部1,000,000円、芦屋インターナショナルスクール240,000円
  • 入学保証金:関西国際学園 神戸校 初等部100,000円。卒業時に返却
  • 施設・維持費:カナディアン・アカデミーは Building & Development Fee 毎年300,000円、神戸ドイツ学院は毎年155,000円、芦屋インターナショナルスクールは毎年140,000円、関西国際学園は初年度500,000円・次年度より200,000円
  • 学習支援:カナディアン・アカデミーは「a fee of up to ¥3,500,000 for participation in the Learning Support program」と明記。1対1の支援が必要と学校が判断した場合の費用です
  • 英語支援:聖ミカエル国際学校のYear 5-6向けEnglish Language Supportは別料金で、金額は要問い合わせ
  • スクールバス:カナディアン・アカデミー107,000円〜441,000円、神戸ドイツ学院230,000円
  • 再登録デポジット:カナディアン・アカデミーは在校生に毎年300,000円(翌年度の学費に充当)

とくに見落とされやすいのが、カナディアン・アカデミーの Learning Support の費用です。上限3,500,000円は、授業料とほぼ同額です。発達の特性や学習面の支援が必要かもしれないと感じている場合、ここは必ず出願前に確認してください。「入ってから考える」では済まない規模の金額です。

入学の条件と、実際に見られること

ここは各校の募集要項に実際に書かれていることだけを書きます。

マリストは「Grade 2以上は英語の入学試験」と明記している

マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクールは入学案内で「Applicants to Grade 2 and above must take an English admissions test in-person on campus.」と書いています。Grade 2以上は、キャンパスで対面の英語試験を受けなければならない、と学校自身が明言しているということです。

さらに居住についても条件があります。「All students must be living with at least one parent or guardian in the Kansai region throughout their time of study at MBIS.」として、在学中ずっと関西圏に保護者と同居していることを求めています。ビザについても「It is the responsibility of the student’s family to apply for/hold a valid visa to reside in Japan.」と書かれています。

カナディアン・アカデミーは面接と、非ネイティブへのEAL判定

カナディアン・アカデミーは出願ページで、必要書類として「School records/transcripts of the past three years when possible」「Standardized Test Results (ITBS, MAPs, PSAT, TOEFL, etc.) if available」「Copy of your child’s passport and a clear digital photo」などを挙げています。推薦状は小学部で1通、Grade 6-12で2通です。

選考では「A spoken interview to get to know your child」に加えて、年齢と条件によって算数・読み・書きの評価を行うとしています。そして「Non-native English speakers will be assessed to determine if they would benefit from English as an Additional Language (EAL) support」と書かれています。英語が母語でない子どもは、EAL支援が必要かどうかを判定される、という書き方です。面接は対面が望ましいものの、関西圏外の家庭にはオンラインでも実施するとされています。

関西国際学園 神戸校は、日本語と英語の両方を見る

関西国際学園 神戸校の初等部入学案内には「学年相当の日英の読、書、聞、話のバランスのよい言語能力があることが望ましい」と書かれています。入試は「日本語、英語での算数、言語のアカデミックレベルを測る試験と、両言語でのインタビュー」です。英語だけでなく日本語も測られる点が、ほかの学校と違います。2026年度の募集要項では、第1回の出願期間が2025年8月29日まで、試験・面接が2025年9月13日と、入学の1年以上前にスケジュールが動いています。

神戸中華同文学校は「国籍は問いません」「中国語はゼロから」

神戸中華同文学校は公式FAQで「国籍は問いません。」と明記しています。一方で「原則的に永住者及び中長期在留者でない方は受付できません。」という在留資格の条件があります。中国語については「1年生の中国語はゼロからスタートします。」と書かれており、入学時点の中国語力は問われません。

神戸ドイツ学院は「入学試験はない」と書いている

神戸ドイツ学院インターナショナルは入学案内で「We don’t require entrance exams, but we do love to meet each student, get to know them, and ensure DSKI is the right fit for them.」としています。かわりに体験入学の日を設け、「our teachers will observe the student’s language skills, academic level, and general readiness for our school environment」と書かれています。試験はないが、体験日で言語・学力・学校環境への準備を見る、ということです。

なお今回の調査では、兵庫県の各校について「保護者に英語力を求める」という明文の条件は、公式サイトの当該ページで確認できませんでした。条件として書かれていないだけで、学校からの連絡が英語である以上、実務上の負担は生じます。この点は各校に直接お尋ねください。

通わせる前に知っておきたい、日本の制度との関係

ここは、学費や英語とは別の、制度の話です。先に知っておかないと、あとから取り返しがつきにくい部分です。

一条校でない場合、就学義務を履行したことにならない

文部科学省の就学事務Q&Aには、「保護者が日本国籍を有する子を一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させたとしても、法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません。」とあります。

兵庫県の場合、表に載せた8校はすべて一条校ではありません。各種学校の認可を受けている6校も、一条校ではない点は同じです。各種学校の認可と、一条校であることは別物です。ここは混同されやすいので、学校に「この学校は学校教育法第1条の学校ですか」と直接聞くのが確実です。

途中で日本の学校に移るとき、扱いが変わる

同じQ&Aには「一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても認められないこととなります。」「インターナショナルスクールの中学部の途中で我が国の中学校へ編入学を希望する場合も同様です。」という記載もあります。

兵庫では、ここが学校選びと直結します。聖ミカエル国際学校と芦屋インターナショナルスクールと Awaji Island International School は小学部までなので、卒業後の進路を必ず考えることになります。芦屋インターナショナルスクールの公式FAQには、卒業生の進学先として「アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアの国際学校、神戸市、西宮市、宝塚市、箕面市、大阪市の私立、及び芦屋市の公立校にも進学しています」と書かれており、マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクールや聖ミカエル国際学校の名前も挙がっています。国籍や手続きによって扱いは変わりますので、思い込みで判断せず、入学を決める前にお住まいの市町村の学務窓口に確認してください。

大学入学資格は、認定と課程で決まる

文部科学省「大学入学資格について」によると、大学入学資格は、国際的な評価団体(WASC・CIS・ACSI・NEASC・Cognia・COBIS)の認定を受けた外国人学校の課程修了、国際バカロレア、GCE Aレベル、国際Aレベル、欧州バカロレア、アビトゥア、バカロレア、高卒認定、個別入学資格審査(18歳以上)などによって認められます。

兵庫県で Grade 12 まである学校は、カナディアン・アカデミーとマリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール、関西国際学園 神戸校の3校です。いずれもIBのDPを提供し、前2校はWASCの認定を掲出しています。ただしIBのCP修了者には大学入学資格が認められません。DPなのかCPなのか、プログラムの種類まで確認してください。

なお、兵庫県には一条校でIB認定を受けている高校もあります。AIE国際高等学校(淡路市浜1-48)は広域通信制・単位制の高校で、公式サイトに「AIE国際高等学校は通信制高校では唯一、兵庫県内の一条校初の国際バカロレア(IB)認定校です。」と記載があります。神戸キャンパスもあります。日本の高校卒業資格を残したままIBを学ぶ形を探す場合、この選択肢があるのは兵庫県の特徴です。通信制高校の費用の考え方は通信制高校の学費シミュレーターで整理できます。

兵庫県で「通う」以外の選択肢

ここまで読んで、「うちは無理かもしれない」と感じた方もいると思います。兵庫の場合、詰まる理由はだいたい3つです。

1)通学圏にない

上で見たとおり、小学部以上のインターナショナルスクールは神戸市と芦屋市、そして淡路市にしかありません。姫路・加古川・明石・豊岡・丹波篠山から神戸市東灘区や須磨区へ毎日通うのは、現実的ではありません。西宮市に住んでいても、市内には1校もありません。

カナディアン・アカデミーのバスも、六甲・芦屋・大阪の3路線で、路線図は東へ伸びています。県西部には向いていません。しかも今回確認した時点では3路線とも満席でした。

2)学費が届かない

初年度に177万円から476万円。これを6年、12年と続ける前提で考えると、多くの家庭にとって現実的な額ではありません。しかも兄弟姉妹がいれば、その分だけ増えます。きょうだい割引は芦屋インターナショナルスクール、聖ミカエル国際学校(15%)、マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール(Tuition と Development の10%)で確認できましたが、額としては大きくありません。

3)空き枠と条件が合わない

カナディアン・アカデミーは学年によって待機が出ると公式に書いています。マリストはGrade 2以上に対面の英語試験を課しています。関西国際学園は日本語と英語の両方を測ります。「行かせたい」と思った時点で入れるとは限らない、というのが実情です。

神戸市のフリースクール助成は、インターに使えるのか

神戸市には「フリースクール等利用料助成制度」があります。市の案内によると、助成額は「フリースクール等へ支払った利用料の半額を助成します。通所型の場合:上限2万円/月、オンライン型の場合:1.5万円/月」です。制度の詳しい内容は神戸市のフリースクール助成|半額・月2万円、ただし出席認定が条件ですにまとめています。

ただし条件があります。市の案内には対象者の要件として、「不登校児童生徒が、神戸市立の小学校・中学校・義務教育学校、特別支援学校に在籍していること」「フリースクール等での活動が出席認定(指導要録上の『出席扱い』)されていること」「神戸市が認定した施設(以下『認定施設』という。)を利用していること」が挙げられています。

注意

今回の調査では、インターナショナルスクールがこの制度の「認定施設」になりうるかどうかを、神戸市の公表資料で確認できませんでした。対象になるとは書けません。制度は神戸市立の学校に在籍していることと、その学校で出席認定を受けていることを前提にしています。インターナショナルスクールに専従で通う形とは、そもそも噛み合いにくい設計です。検討する場合は、神戸市の担当窓口と在籍校の両方に直接ご確認ください。フリースクールの制度そのものはフリースクールとは?費用・種類・出席扱いと全国の探し方に、出席扱いの考え方は不登校の出席扱いにまとめています。

「通う」形にこだわらない

通学圏・学費・空き枠。この3つのどれかで詰まったとき、国際教育そのものをあきらめる必要はありません。オンラインのインターナショナルスクールという形が出てきています。地理的な制約がなく、校舎を持たないぶん学費の水準も変わります。ただしオンラインには固有の弱点もあるので、オンラインインターナショナルスクールのデメリットを先に読んでおくことをおすすめします。

オンラインという選択肢(NIJIN GLOBAL ACADEMY)

ここからは、この記事を編集している株式会社NIJINが準備している学校の話です。判断材料のひとつとして読んでください。

NIJIN GLOBAL ACADEMYは、6〜18歳を対象にしたオンラインのインターナショナルスクールです。1クラス8名の少人数で、入学試験も選抜も英語要件もなく、まず対話(面談)から始まります。英語が話せなくても日英バイリンガルのメンターが伴走し、日本語のサポートを受けながら英語に触れられる設計です。カリキュラムはCEFRレベル別(Pre-A1〜B2+)の選択式授業を軸に、希望者はCambridge IGCSE・A-Levelに進めます。通い方はフルスクール型と、今の学校と併用するダブルスクール型の2種類です。

公式サイトには、海外在住の方だけでなく「日本にお住まいで国際教育を受けさせたい方」も対象と明記されています。学園祭は11月に東京、体育祭は4月に大阪で開催予定で、メタバースでの参加もできるとされています。姫路市や但馬のように、通学圏に英語の学校がない地域からでも条件が変わらないのが、オンラインという形の特徴です。バスの空き待ちも、大阪ルートの年441,000円も、前提から外れます。

先に不利なことを

NIJIN GLOBAL ACADEMYは2027年9月開校予定で、まだ開校していません。学費は未公表です。日本の一条校ではないため、日本の小学校・中学校・高等学校の卒業資格は出ません。また在籍校での「出席扱い」について、公式サイトに記載は確認できませんでした。出席扱いの可否は在籍校の校長判断です。必ず在籍校と教育委員会に相談してください。途中入学・退会・返金の規定と、欠席時の録画視聴の方針は、いずれも「開校に向けて整備中」とされています。母体のNIJINアカデミーの実績は、NIJIN GLOBAL ACADEMYの実績ではありません。

通学圏にない、学費が届かない。それでも国際教育をあきらめなくていい

NIJIN GLOBAL ACADEMYは6〜18歳対象のオンライン・インターナショナルスクールです。1クラス8名、入学試験も英語要件もなく、日英バイリンガルのメンターが伴走します。校舎を持たないため対面のインターナショナルスクールより学費を大きく抑えた価格を予定していますが、金額は未公表です。2027年9月開校予定で、日本の一条校ではないため卒業資格は出ません。

兵庫県の家庭からよく出る、3つの誤解

誤解1|「神戸は歴史があるから、学校もたくさんある」

歴史は確かにあります。1899年、1909年、1913年に始まった学校が、いまも同じ県内で動いている。これは全国的にも珍しいことです。

しかし数は多くありません。小学部以上を確認できたのは8校で、うち6校が神戸市内。しかも六甲アイランドと中央区の山手に集中しています。西宮市はゼロ、姫路市もゼロです。「古くからある」と「選択肢が多い」は別の話です。

そして歴史が長いことは、席が埋まりやすいことも意味します。カナディアン・アカデミーが公表している待機の話は、まさにそれです。学校選びの軸から整理したい場合はうちの子に合う学びの場診断も使ってみてください。

誤解2|「英語ができなくても、入ってしまえば何とかなる」

兵庫の学校は、ここをはっきり書いています。マリストは「Applicants to Grade 2 and above must take an English admissions test in-person on campus.」と明記し、カナディアン・アカデミーは非ネイティブにEAL支援の要否を判定するとしています。関西国際学園は日本語と英語の両方を測ります。

さらに、支援には費用がかかる場合があります。カナディアン・アカデミーの Learning Support は上限3,500,000円と公表されています。聖ミカエル国際学校のEnglish Language Supportも別料金です。「入れてしまえば何とかなる」という前提は、各校の公表資料とは合いません。英語をこれから伸ばしたい段階なら、不登校×英語を伸ばしたい家庭へのように、入る前の段階から考える形もあります。

誤解3|「大阪から通うのは無理だから、兵庫の家庭は有利」

これは逆向きの誤解です。カナディアン・アカデミーは大阪梅田・福島・野田阪神を通る Osaka Route を運行しており、大阪市内から神戸のインターナショナルスクールに通っている家庭が実際にいます。往復で年441,000円です。

つまり神戸の学校の席は、兵庫県内の家庭だけで争っているわけではありません。逆にいえば、兵庫県西部に住んでいる家庭が「県内だから」と有利になることもありません。距離で決まるのではなく、通える手段があるかどうかで決まります。大阪側の学校も候補に入れたい場合は、大阪府のインターナショナルスクール一覧と見比べてください。

見学・説明会で必ず聞きたい8つのこと

聞くことなぜ聞くのか
この学校は学校教育法第1条の学校ですか。各種学校の認可は受けていますか兵庫では、県の各種学校一覧に載っている学校と載っていない学校が混在している。一条校はひとつもないが、認可の有無は別の話なので、名前ではなく制度で確認する
うちの子の学年に、今そもそも空きはありますか。待機はどれくらいですか県内に小学部以上は8校しかなく、カナディアン・アカデミーは公式に待機が出ると書いている。最初に聞けば、その後の手間が丸ごと省ける
合格した時点で振り込む金額はいくらですか一度きりの費用が1,090,000円(カナディアン・アカデミー)、1,600,000円(関西国際学園 神戸校 初等部)という学校が実在する。「入学金」と「Registration Fee」「Capital Contribution Fee」は別物なので、名前ではなく金額とタイミングで聞く
初年度に実際に振り込む金額の合計を、内訳つきで教えてください今回確認できた範囲で、初年度の合計は1,770,000円から4,760,000円まで開いていた。授業料の表だけを見ると実額を読み違える
英語支援や学習支援は有料ですか。いくらで、どういう場合に発生しますかカナディアン・アカデミーは Learning Support を「up to ¥3,500,000」と公表している。聖ミカエル国際学校のEnglish Language Supportも別料金。授業料と同規模になりうる
スクールバスの路線と、今の空き状況を教えてくださいカナディアン・アカデミーには大阪ルート(往復年441,000円)まであるが、確認時点では3路線とも満席だった。通学可否はここで決まる
この学校を卒業したあと、日本の中学・高校に移る場合はどうなりますか県内には小学部までの学校が3校ある。文部科学省は一条校でないインターの小学部修了者の中学校入学は認められないとしている。出口を先に確認する
どの国際的な評価団体の認定を受けていて、次の更新はいつですか。IBはDPですかCPですか認定の有無が日本の大学入学資格に直結する。IBのCP修了者には大学入学資格が認められないので、プログラムの種類まで確認する

迷ったときの考える順番

情報が多すぎて動けなくなったとき、順番を決めてしまうと進みます。

おすすめの順番
  • 1.日本の卒業資格が必要かどうかを、いちばん先に決める。兵庫のインターナショナルスクールは8校とも一条校ではない
  • 2.お住まいの市町村の教育委員会・学務窓口に、就学義務と在籍の扱いを確認する
  • 3.通学に毎日かけられる時間の上限を、家庭で先に決める。神戸市・芦屋市・淡路市以外からは通えないことを前提にする
  • 4.初年度と2年目以降の支出上限を、きょうだいの分も含めて数字で置く。合格時に一度で動く109万円〜160万円も別枠で確認する
  • 5.子どもの今の英語力(学校によっては日本語力も)が、入学条件に届いているかを確かめる
  • 6.学習支援・英語支援が必要になりそうかを考え、必要なら費用を先に聞く。上限350万円という学校がある
  • 7.残った学校について、認定団体とIBの状況を文部科学省IB教育推進コンソーシアムの一覧と公式サイトの両方で確認する
  • 8.空き状況とバスの空き状況を問い合わせ、条件が合う学校だけ見学に行く
  • 9.通学圏・学費・空き枠のどれかで詰まったら、一条校のIB校やオンラインを含めた別の形を検討する

1から6までは、学校を調べる前にできます。ここを飛ばして学校比較から入ると、条件が合わない学校の資料を延々と読むことになります。今の学校を辞めずに国際教育を足す形から考えたい場合は、「今の学校を辞めなくていい」ダブルスクールという選択肢も読んでみてください。

よくある質問

兵庫県には、インターナショナルスクールは全部で何校ありますか。
公的に確定した総数は確認できませんでした。今回この記事で表にしたのは、小学1年生相当以上のクラスがあり、公式サイトまたは兵庫県・文部科学省の公表資料で実在と対象学年を確認できた8校です。兵庫県の「各種学校(35校)」一覧(令和8年6月1日現在)には、カネディアン・アカデミイ、マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール、聖ミカエル国際学校、神戸ドイツ学院インターナショナル、神戸中華同文学校、芦屋インターナショナルスクールのほか、朝鮮学校6校と韓国学園3校が掲載されています。英語のプリスクール・キンダーを含めれば、これよりはるかに多くなります。
神戸のインターナショナルスクールは、どのあたりに集まっていますか。
六甲アイランドと、中央区の山手(北野の周辺)の2か所です。六甲アイランド(神戸市東灘区向洋町中)にはカナディアン・アカデミー(4-1)と神戸ドイツ学院インターナショナル(3-2-8)があります。中央区中山手通には聖ミカエル国際学校(3-17-2)と神戸中華同文学校(6-9-1)があります。ほかに須磨区千守町にマリスト・ブラザース・インターナショナル・スクール、灘区新在家南町に関西国際学園 神戸校、芦屋市陽光町に芦屋インターナショナルスクール、淡路市車に Awaji Island International School です。
西宮市や姫路市から通える学校はありますか。
今回の調査では、西宮市・尼崎市・明石市・加古川市・姫路市に、小学部以上のインターナショナルスクールを確認できませんでした。兵庫県の各種学校一覧で西宮市に所在するのは自動車学校のみ、姫路市に所在する外国人学校は西播朝鮮初中級学校(姫路市苫編60)だけでした。芦屋市には芦屋インターナショナルスクール(陽光町4-1)があり、小学部(Elem 1〜6)まであります。西宮市から芦屋市であれば通学圏に入る可能性がありますが、それより西からは現実的ではありません。
日本で最も古いインターナショナルスクールは神戸にあるのですか。
「最も古い」と断定できる公的な基準は確認できませんでしたが、神戸に100年を超える外国人学校が複数あることは各校の公式サイトで確認できました。神戸中華同文学校は「1899年に梁啓超先生の提唱により華僑子弟のために設立された神戸華僑同文学校を源流」とし、1939年に現校名になったと記載しています。神戸ドイツ学院インターナショナルは「Founded in 1909, DSKI is one of Japan’s oldest foreign schools and the second-oldest German school in East Asia.」、カナディアン・アカデミーは「Our school opened its doors on September 13th, 1913 as Canadian Methodist Academy.」と書いています。カナディアン・アカデミーは1917年に現校名になり、1990年に長嶺のキャンパスから六甲アイランドへ移転しています。
兵庫でいちばん学費が安いのはどこですか。
今回学費を確認できた学校のうち、いちばん低かったのは神戸中華同文学校です。公式FAQに「小学部 23,000円/月」(副教材約15,000円/年)、「中学部 24,000円/月」(副教材約30,000円/年)と記載されており、小学部は年約29万円です。ただしこの学校は中国語教育と日本の教育課程を並行して学ぶ華僑の学校で、英語を教授言語とするインターナショナルスクールとは性格が違います。英語系では芦屋インターナショナルスクールの小学部が低く、Elem 1の初年度で1,770,000円、Elem 2-6の2年目以降で年1,640,000円でした。入学金・施設費の有無を確認できていない項目があるため、必ず各校にご確認ください。
大阪から神戸のインターナショナルスクールに通えますか。
カナディアン・アカデミーは、大阪からのスクールバスを公式に運行しています。公式サイトの Bus Service ページに「annual fees 2026-27」として Osaka Route が掲載されており、停留所は野田阪神・福島・大阪梅田、料金は片道243,000円、往復441,000円です。ほかに Rokko Route(往復194,000円〜352,000円)と Ashiya Route(往復279,000円)があります。ただし確認時点では3路線とも満席で登録受付が終了しており、キャンセル待ちの案内が出ていました。大阪府内の学校については、にじいろの大阪府の記事をご覧ください。
英語がまったく話せなくても入れますか。
学校によります。Grade 2以上に英語の入学試験を課すと明記している学校があります。マリスト・ブラザース・インターナショナル・スクールは「Applicants to Grade 2 and above must take an English admissions test in-person on campus.」と公表しています。カナディアン・アカデミーは「Non-native English speakers will be assessed to determine if they would benefit from English as an Additional Language (EAL) support」としています。一方、神戸ドイツ学院インターナショナルは「We don’t require entrance exams」と書き、体験入学の日に言語・学力・準備の状況を見るとしています。神戸中華同文学校は「1年生の中国語はゼロからスタートします。」と明記しています。
保護者も英語ができないといけませんか。
今回の調査では、兵庫県の各校の公式サイトの当該ページで、保護者の英語力を条件として明記した記載を確認できませんでした。条件として書かれていないというだけで、学校からの連絡が英語で行われる以上、実務上の負担は生じます。なおマリスト・ブラザース・インターナショナル・スクールには居住についての条件があり、「All students must be living with at least one parent or guardian in the Kansai region throughout their time of study at MBIS.」と明記されています。保護者の語学については、各校に直接お尋ねください。
神戸市のフリースクール助成は、インターナショナルスクールの学費に使えますか。
今回調べた範囲では、対象になるかどうかを神戸市の公表資料で確認できませんでした。対象になるとは書けません。神戸市の案内によると、この制度は「フリースクール等へ支払った利用料の半額を助成します。通所型の場合:上限2万円/月、オンライン型の場合:1.5万円/月」で、対象者の要件として「不登校児童生徒が、神戸市立の小学校・中学校・義務教育学校、特別支援学校に在籍していること」「フリースクール等での活動が出席認定(指導要録上の『出席扱い』)されていること」「神戸市が認定した施設(以下『認定施設』という。)を利用していること」が挙げられています。市立学校に在籍したうえで出席認定を受けることが前提の制度です。検討する場合は、神戸市の担当窓口と在籍校の両方に必ずご確認ください。
兵庫県に、一条校で国際教育を受けられる学校はありますか。
文部科学省IB教育推進コンソーシアムの一覧で、兵庫県の一条校のIB認定校として確認できたのはAIE国際高等学校(DP)です。同校は淡路市浜1-48にある広域通信制・単位制の高校で、公式サイトに「AIE国際高等学校は通信制高校では唯一、兵庫県内の一条校初の国際バカロレア(IB)認定校です。」と記載があります。神戸キャンパスもあります。また芦屋市新浜町1-2には兵庫県立芦屋国際中等教育学校があります。同校の令和5年度入学者募集要項では、出願資格に「通学区域内に保護者とともに居住している児童」という条件が含まれ、入学考査料は2,200円と記載されています。最新年度の要件は必ず学校の募集要項でご確認ください。

この記事の内容を確かめるための一次資料

  1. 文部科学省 就学事務Q&A「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」(ページ
  2. 文部科学省「大学入学資格について」(ページ)/「我が国において、外国の高等学校相当として指定した教育施設一覧」(令和7年3月26日現在)(ページ
  3. 文部科学省IB教育推進コンソーシアム「日本におけるIB認定校等」(令和8年6月30日時点)(ページ
  4. 兵庫県「各種学校(35校)」(令和8年6月1日現在)(ページ
  5. 神戸市「フリースクール等利用料助成制度」(ページ
  6. Canadian Academy「Tuition and Fees」(ページ)/「Bus Service」(ページ)/「Apply」(ページ)/「Admissions FAQ」(ページ)/「Our History」(ページ)/「Contact and Location」(ページ
  7. Marist Brothers International School「Admissions」(ページ)/「Tuition and Scholarships」(ページ)/「About MBIS」(ページ)/「Scholarship and Tuition Assistance Policy」(PDF
  8. St. Michael’s International School「School Fees」(ページ)/「Payment Policy」(ページ)/「About」(ページ
  9. Deutsche Schule Kobe International「Tuition and Fees」(ページ)/「Admissions」(ページ)/「About」(ページ
  10. 関西国際学園 神戸校「初等部 入学案内」(ページ)/「2026年度 関西国際学園 初等部 募集要項」(PDF
  11. 芦屋インターナショナルスクール「クラスのご案内」(ページ)/「ABOUT US」(ページ)/「COMMON Q’S」(ページ
  12. 神戸中華同文学校「学校概要」(ページ)/「本校歴史・沿革」(ページ)/「よくあるご質問」(ページ
  13. Awaji Island International School 公式サイト(ページ
  14. AIE国際高等学校 公式サイト(ページ
  15. 兵庫県立芦屋国際中等教育学校「令和5年度 入学者募集要項」(PDF
  16. NIJIN GLOBAL ACADEMY 公式サイト(カリキュラム入学案内よくある質問
まず、対話から始められます

NIJIN GLOBAL ACADEMYは入学試験も英語要件もなく、面談から始まります。無料体験クラスを2026年9月から毎月開催予定です。開校は2027年9月予定で学費は未公表、日本の一条校ではないため卒業資格は出ません。それでも情報だけ先に集めておきたい方へ、開校に向けた最新情報をお届けしています。

文責:にじいろ編集部(編集部について訂正・修正に関する方針
公開日:2026年9月16日 / 最終更新:2026年9月16日
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