高校生のオンラインインターナショナルスクール|高卒資格・海外大学進学・通信制との併用まで

高校生年代でオンラインのインターナショナルスクールを調べ始めると、最初にぶつかるのが「これを卒業して、日本の高校を出たことになるのか」という問いです。結論から書くと、一条校ではないオンラインのインターナショナルスクールは高等学校ではないので、日本の高卒資格は出ません。ただし日本の大学に進む道も、海外の大学に出願する道も、制度としてきちんと用意されています。高校生年代だからこそ起きる論点だけを、文部科学省の資料と各校の公式サイトにあたって整理しました。
この記事でわかること
  • オンラインのインターを終えても日本の高卒資格が出ないのはなぜか
  • それでも日本の大学に進める経路(国際的な評価団体の認定、国際バカロレア、GCE Aレベル、高卒認定、個別の入学資格審査)
  • 国際バカロレアでもCP修了者には大学入学資格が認められないこと
  • 高等学校卒業程度認定試験が令和8年度から9〜10科目になること。日程と受験資格
  • 通信制高校との併用(ダブルスクール)の組み方と、高認合格科目の単位認定
  • A-Level・IGCSEが海外大学の出願にどう効くか。高校生年代を受け入れているスクールの学費
編集部より

この記事は、オンラインインターナショナルスクール「NIJIN GLOBAL ACADEMY」を運営する株式会社NIJINが編集しています。記事の後半で自社の学校も選択肢のひとつとして紹介しますが、他校の情報は各校の公式サイトで確認できた内容のみを掲載し、確認できなかったことは「確認できなかった」と書いています。金額はすべて2026年9月時点・編集部調べです。制度の適用は個別事情で変わりますので、最終的な判断は在籍校・教育委員会・志望校にご確認ください。

目次

高校生の場合、中学生までとは何が違うのか

小学生・中学生でオンラインのインターを検討するときは、就学義務が最大の論点でした。保護者が日本国籍を有する場合、一条校ではないインターに通わせても就学義務を履行したことにならない、というのが文部科学省の説明だからです。

高校段階では、この論点が消えます。高等学校は義務教育ではないので、就学義務の話は出てきません。代わりに前に出てくるのが「資格」です。高校の3年間で手元に何が残るのか。それが次の進路の入口を決めます。

つまり高校生年代の検討は「学校に行くか行かないか」ではなく、「18歳の春に、どの資格を持っている状態にするか」という設計の話になります。小学生・中学生の事情は、それぞれ小学生のオンラインインターナショナルスクール中学生のオンラインインターナショナルスクールにまとめました。制度上の位置づけそのものはインターナショナルスクールとは?1条校との違い・学費・メリットデメリットで解説しています。

オンラインのインターを終えても、日本の高卒資格は出ない

ここは最初に正面から書きます。日本の学校制度の基本は学校教育法第1条で、ここに列挙された小学校・中学校・高等学校などが「一条校」と呼ばれます。文部科学省は就学事務Q&Aで「いわゆるインターナショナルスクールについては、法令上特段の規定はありませんが」としたうえで、多くが学校教育法第134条の各種学校、あるいは無認可の施設として運営されていると説明しています。

一条校の高等学校ではない以上、そこを修了しても「高等学校を卒業した者」にはなりません。つまり日本でいう高卒資格は出ません。これはスクールの質の問題ではなく、制度上の区分の問題です。オンラインであるかどうかとも関係がありません。

高卒資格が必要になる場面は、思っているより日常的です。日本の大学・短大・専門学校の一般的な出願、公務員試験の受験区分、企業の応募要件、資格試験の受験条件。ここで「高等学校卒業」という欄にチェックが入らない状態が続きます。

先に結論

オンラインのインターナショナルスクールは、高卒資格の代わりにはなりません。代わりになるのは、この記事の後半で扱う「通信制高校を併走させる」か「高等学校卒業程度認定試験に合格する」か、あるいは「日本の高卒資格を使わない出願経路を取る」かのいずれかです。どれを選ぶかは、進みたい先が日本の大学か海外の大学かで変わります。

では、日本の大学には行けないのか

行けます。日本の大学の入学資格は、高等学校の卒業だけで決まっているわけではないからです。学校教育法第90条と同法施行規則第150条、そして文部省告示が、複数の経路を認めています。文部科学省「大学入学資格について」は、これを15の類型にまとめています。

そのうち、インターナショナルスクールで学ぶ高校生年代に関係するものを抜き出すと、次のようになります。

経路根拠高校生年代での意味
国際的な評価団体(WASC・CIS・ACSI・NEASC・Cognia・COBIS)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者昭和23年文部省告示第47号通うスクールがこれらの認定を持っているかどうかが決定的。持っていなければこの経路は使えない
国際バカロレア資格、アビトゥア資格、バカロレア資格、GCEA資格、国際Aレベル資格又は欧州バカロレア資格を取得した者昭和23年文部省告示第47号A-Level(GCE Aレベル・国際Aレベル)を取れば、学校の認定とは別に本人の資格で入学資格が立つ
外国において学校教育における12年の課程を修了した者施行規則第150条第1号海外にある学校の課程を修了した場合。日本に住んだままオンラインで受ける場合は当てはまるとは限らない
高等学校卒業程度認定試験に合格した者(発効は18歳以上)施行規則第150条第5号学校の認定状況にも国際資格にも左右されない、いちばん確実な保険
大学において個別の入学資格審査により認めた18歳以上の者施行規則第150条第7号大学ごとの審査。受け入れの有無と書類要件は志望校に直接確認が必要

読み方のコツは、「学校が持っている資格」で立てる経路と、「本人が取った資格」で立てる経路が別々にあると理解することです。前者は入学したスクールがWASCなどの認定を受けているかどうかで決まり、後者はA-Levelや国際バカロレアを実際に取得したかどうかで決まります。オンラインのスクールを比べるときは、この2つを分けて質問してください。

国際バカロレアのCPには、大学入学資格が認められない

ひとつ、見落とされやすい落とし穴があります。文部科学省「大学入学資格ガイド ver.2」のQ36は「国際バカロレア資格のうち、CP(キャリア関連プログラム)修了者には大学入学資格が認められますか?」という問いを立て、これに「認められません。」と答えています。

国際バカロレアと一口に言っても、大学入学資格として扱われるのはディプロマプログラム(DP)です。CPは名称が似ているため混同されやすいところです。IBを掲げるスクールを検討するときは、提供されているのがDPなのかCPなのかを必ず確認してください。IB・A-Level・IGCSEの関係はIGCSE・A-Level・IBの違いをやさしく解説で整理しています。

高等学校卒業程度認定試験という保険

制度がどう変わっても揺らがない足場が、高等学校卒業程度認定試験(高認)です。文部科学省が実施する国の試験で、合格すると大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。

受験資格は、令和8年度の実施要項では「令和9年3月31日までに満16歳以上になる者」です。さらに文部科学省は「高等学校等に在籍されている方も受験が可能です」と明記しています。つまり通信制高校に在籍しながら、あるいはインターに通いながら受けることができます。

令和8年度から科目が変わり、9科目から10科目に

ここは今年から変わった点なので、古い情報に注意してください。文部科学省は「令和8年度より高等学校卒業程度認定試験の試験科目が変わります」と告知し、新科目「情報」のサンプル問題を公表しています。令和8年度実施要項の試験科目は、国語、地理、歴史、公共、数学、理科、英語、情報という構成です。

合格要件については、実施要項に「合格に必要な科目数は、選択した科目により9科目から10科目とする。」と書かれています。理科で「科学と人間生活」を含む2科目を選べば9科目、物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から3科目を選べば10科目になります。

項目令和8年度
第1回 試験日令和8年8月6日(木)・7日(金)
第1回 出願期間令和8年4月6日(月)〜5月13日(水)
第1回 結果通知令和8年9月1日(火)
第2回 試験日令和8年11月7日(土)・8日(日)
第2回 出願期間令和8年7月21日(火)〜9月11日(金)消印有効
第2回 結果通知令和8年12月8日(火)

年2回あることの意味は大きいです。中学校卒業程度認定試験が年1回であるのに比べ、高認は1年のうちに2度の機会があります。科目ごとに合格を積み上げていける仕組みなので、高1で数科目、高2で残り、という積み方ができます。

合格しても「最終学歴が高卒」にはならない

ここも正直に書いておきます。文部科学省は「合格者は高等学校を卒業した方と同等以上の学力があると認められますが、高等学校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業とはなりません。」と説明しています。大学受験の資格としては十分に機能しますが、履歴書の学歴欄が高卒になるわけではありません。

もうひとつ、高校生年代に直接効く運用があります。文部科学省は、高認の合格科目を高等学校の単位として認定できる場合があるとしたうえで、「単位として認めるかどうか、認める場合の単位数等、単位認定については学校長の判断となります」としています。ただし同じページには「高卒認定試験で受験できる科目数は最大で10科目までですので、高卒認定試験の受験のみによって高等学校卒業に必要な単位を全て修得することはできません」とも書かれています。通信制高校に在籍しながら高認を併用する場合、この線引きを学校に確認しておくと計画が立てやすくなります。

通信制高校と併用する、いちばん現実的な組み方

ここまでを踏まえると、多くの家庭がたどりつく形が見えてきます。通信制高校で高卒資格を確保しながら、オンラインのインターで英語と国際資格を取る。いわゆるダブルスクールです。

この組み方が成立する理由は単純で、オンラインのインターが高等学校ではないからです。高等学校を2つ掛け持ちすることはできませんが、インターは学校教育法上の高等学校ではないため、通信制高校の在籍と並行しても在籍が二重になりません。制度上の衝突が起きない、というのがこの形のいちばんの強みです。

通信制高校の側の仕組みも押さえておきましょう。高等学校通信教育規程第2条は「通信制の課程で行なう教育は、添削指導、面接指導及び試験の方法により行なうものとする」と定めています。卒業に必要な単位数は全日制・定時制と共通で74単位以上です。レポート(添削指導)とスクーリング(面接指導)と単位認定試験、この3点セットが年間を通して走ることになります。

費用面では、高等学校等就学支援金が使えます。文部科学省は「所得制限が撤廃され、多くの生徒が授業料の支援を受けることができるようになりました」と告知し、支給に関する法律の改正法が令和8年3月31日に成立、4月1日に施行されたとしています。通信制高校の実際の負担額は学校と単位数で大きく変わるので、にじいろの通信制高校の学費シミュレーターで条件を入れて試算してみてください。

パターン高校3年間の形18歳で手元に残るもの注意点
A:通信制+インター併用通信制高校に在籍し、オンラインのインターを並行して受ける日本の高卒資格。加えて、取得できればIGCSEやA-Levelなどの国際資格レポートと授業が二重になる。年間の総量を先に見積もる必要がある
B:インター専業+高認日本の高校に在籍せず、インターの課程に専念する高認の合格(大学入学資格)。国際資格。ただし最終学歴は高卒にならない高認は9〜10科目を日本語で受ける。英語中心の生活と別の準備が要る
C:全日制+放課後インター今の高校を続け、放課後や土曜にオンラインのインターを足す日本の高卒資格と調査書。加えて英語の実力と国際資格部活動や定期テストと衝突しやすい。科目を絞る設計が前提になる

どれが正解というものではありません。ただ、戻りにくい方向の選択ほど先に確認しておくという原則は共通です。Bを選ぶなら、日本の大学を受ける可能性がゼロでない限り高認を先に確保しておくほうが安全です。併用の考え方そのものは「今の学校を辞めなくていい」ダブルスクールという選択肢にまとめています。

A-LevelとIGCSEは、海外大学の出願にどう効くのか

海外大学、とくに英国の大学を視野に入れる場合、資格の意味が一段はっきりします。Cambridge Internationalは、AS Levelの試験は通常17歳で、A Levelの試験は通常18歳で受けるとしたうえで、年齢の要件そのものは設けていないと説明しています。英国の教育課程でいえば、高校生年代の2年間がちょうどこの位置にあたります。

履修する科目数の目安も公表されています。Cambridge Internationalの大学向けファクトシートには「Students typically study four subjects at AS Level and three subjects at A Level.」とあります。A Levelは3科目というのが標準的な形だと考えておくとよいでしょう。同じ資料は、対象を「Aimed at 16–19 year old students before university study」とし、「Cambridge International AS & A Levels are recognised by UCAS, UK universities and institutions overseas as equivalent in standard and grade to the AS and A Levels taken by students in the UK.」としています。

日本の高卒資格だけでは、英国の学部に直接は入りにくい

ここが高校生年代でいちばん実務的な論点かもしれません。英国の大学は、日本の高等学校卒業証明書をそのまま学部1年生の出願資格として扱わないことが多くあります。

たとえばマンチェスター大学は、日本からの出願者向けのページで「Due to differences in the Japanese and UK education systems, applicants who have taken the Kotogakko Sotsugyo Shomeisho will need to successfully complete a University-recognised foundation programme before joining an undergraduate course.」と明記しています。日本の高卒資格で出願する場合、大学が認めるファウンデーションコースの修了が求められるという意味です。ファウンデーションは通常1年で、その分の学費と生活費が上乗せになります。

A-Levelを取る意味は、ここにあります。A-Levelは英国の大学が自国の生徒と同じ基準で読む資格なので、ファウンデーションを挟まずに出願できる可能性が出てきます。もちろん求められる成績は大学と学部によって違うので、志望校の入学要件ページで科目指定とグレードを確認してください。

なお、IGCSEはA-Levelの前段階にあたる資格で、Cambridge Internationalは14歳から16歳を対象にした2年間のコースとして設計しているとしています。高校1年生の段階でIGCSEから始める設計になっているスクールもあります。中学生年代からの積み上げ方は中学生のオンラインインターナショナルスクールで扱っています。

高校生年代を受け入れているオンラインスクールの費用

先に正直に書きます。オンラインインターナショナルスクールの学費について、官公庁がまとめた公的な統計は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。ですので相場という形ではお伝えできません。代わりに、各校の公式サイトで確認できた金額をそのまま並べます。2026年9月時点・編集部調べです。

スクール高校生年代の区分公式サイトで確認できた費用
Nisai(A-Level 高校生向けコース)16〜19歳を対象とした2年間のプログラム。1年目AS Level・2年目A-Level入学金 33,000円(税込・初回のみ)、授業料 月額 26,400円(税込)/科目。年間で1科目 316,800円、2科目 633,600円、3科目 950,400円。Units of Sound 年額 19,800円(税込)+パーソナルトレーニング費
Crimson Global Academy(A-Levels)A-Levels1科目あたり 年額 550,000円。フルタイム4科目 年額 2,400,000円。外部試験費用は別途
Crimson Global Academy(IGCSE)IGCSEパートタイム 1科目 350,000円、フルタイム 1科目 210,000円、フルタイム10科目 年額 2,300,000円
King’s InterHigh(英国)A Levels(16〜19歳)年間契約 £7,585/年(3科目ベース)、登録料 £100、デポジット £500(英国)/£1,000(国外)。ハーフターム契約は £1,780/ハーフターム。2026/27年度
King’s InterHigh(英国)GCSE(14〜16歳)年間契約 £7,250/年、登録料 £100、追加科目 £835。2026/27年度

比べるときの注意点を3つ。ひとつめは科目単位か年間パッケージかの違いです。科目単位の方式は少なく始められる一方、科目を増やすと直線的に上がります。ふたつめは1年目だけに乗る費目です。入学金、登録料、デポジットは初年度に集中します。

みっつめが、高校生年代でとくに効いてくる試験料です。King’s InterHighは公式サイトに「Exam fees are not included in the tuition fee you pay to King’s InterHigh and must be paid directly to the exam centre」と明記し、1資格あたりおおむね£150から£200程度としています。Crimson Global Academyも、IGCSEやA-Levelsを受ける場合に外部試験費用が別途発生するとしています。A-Levelを3科目受ければ、それだけでまとまった額になります。外貨建ての場合は為替の影響も受けます。各校の比較はオンラインインターナショナルスクール比較も参考にしてください。

通信制のレポートとインターの授業で、時間割は破綻しないか

制度と費用の話が続いたので、現実の1週間の話を書きます。併用型でいちばん多い失敗は、資格の設計は正しいのに、時間が足りなくなることです。

通信制高校の側には、レポートの提出期限が月単位でやってきます。スクーリングは学校によって年数回の集中型だったり、週1回だったりします。単位認定試験も年に複数回。ここにオンラインのインターの授業が乗り、さらにA-LevelやIGCSEの試験が近づけば、その対策時間も要ります。A Levelは2年かけて3科目という設計の資格です。片手間で積み上がる分量ではありません。

現実的な削り方は、科目数で調整することです。いきなりフルタイムで始めず、1科目から始めて、通信制のレポートのリズムが見えてから2科目目を足す。多くのスクールが科目単位の料金体系を持っているのは、この使い方ができるようにするためでもあります。

申し込み前に確認したいこと

授業が日本時間で何時からかを必ず確認してください。英国に本部があるスクールの場合、時差の関係で日本時間の夜間や早朝になることがあります。高校生年代は通信制のスクーリングや試験と重なる日も出てきます。また、欠席したときの録画視聴が可能かどうか、可能な場合の期限も確認しておくと安心です。オンライン特有のつまずきはオンラインインターナショナルスクールのデメリットにまとめています。

通信制高校と組み合わせるという現実解

選択肢のひとつとして、編集部の運営会社である株式会社NIJINが準備している「NIJIN GLOBAL ACADEMY」(NGA)を紹介します。自社の学校ですので、先に不利な事実から書きます。

NGAは2027年9月開校予定で、まだ開校していません。学費は未公表です。日本の一条校ではないため、日本の高等学校の卒業資格は出ません。したがって、この記事の前半で書いた高卒資格の論点はNGAにもそのまま当てはまり、日本の大学を目指すなら通信制高校の併用か高認が必要になります。また、在籍校での出席扱いについて公式サイトに記載は確認できませんでした。この4点を踏まえたうえでお読みください。

そのうえで、高校生年代の併用という観点で噛み合う点が3つあります。ひとつは時間割です。今の学校と併用する「ダブルスクール型」があり、平日は放課後16:00〜17:45、土曜は10:00〜13:00。授業時間帯はアジア・オセアニアのタイムゾーンに合わせて運営されるため、時差で深夜や早朝になることがありません。通信制高校のレポートやスクーリングと組み合わせる前提で時間を確保しやすい形です。

ふたつめは資格への接続です。カリキュラムはCEFRレベル別(Pre-A1〜B2+)の選択式授業で、学期ごとにCEFRを測定します。そのうえで希望者はCambridge IGCSE・A-Levelに挑戦できる設計です。全員必修ではなく希望制なので、通信制の負荷を見ながら科目数を決められます。任意で受けるIGCSE等の受験料は別途生じる場合があります。

みっつめは「人となりの証明」です。NGAは学びの証明を2本立てにしており、学力の側はCambridge IGCSE・A-LevelとCEFR、もう一方に、米国の400校超の先進校が導入しStanfordやMITなども参照するとされるコンピテンシー評価を置いています。日本の高卒資格という一本の物差しだけで測られない材料を、高校3年間で積んでおくという考え方です。対象は6〜18歳、1クラス8名で、入学試験や選抜はなく、英語要件もありません。英語が話せなくても日英バイリンガルのメンターが伴走します。

通信制高校と組み合わせるという現実解

NIJIN GLOBAL ACADEMYのダブルスクール型は、平日放課後16:00〜17:45と土曜10:00〜13:00。希望者はCambridge IGCSE・A-Levelに挑戦でき、コンピテンシー評価という「人となりの証明」も用意しています。2027年9月開校予定・学費未公表で、日本の一条校ではないため高卒資格は出ません。まずは情報を集めるところからどうぞ。

よくある質問

オンラインのインターナショナルスクールを卒業したら、高卒扱いになりますか。
なりません。一条校ではないインターナショナルスクールは学校教育法上の高等学校ではないため、修了しても「高等学校を卒業した者」にはあたりません。日本の高卒資格が必要なら、通信制高校などの一条校に在籍するか、高等学校卒業程度認定試験に合格する必要があります。
日本の大学は受けられますか。
経路はいくつもあります。文部科学省「大学入学資格について」は、国際的な評価団体(WASC・CIS・ACSI・NEASC・Cognia・COBIS)の認定を受けた教育施設の12年の課程修了、国際バカロレア・GCE Aレベル・国際Aレベル・欧州バカロレアなどの資格取得、高等学校卒業程度認定試験の合格、大学における個別の入学資格審査(18歳以上)などを入学資格として挙げています。ただしどれが使えるかは、通うスクールの認定状況と本人が取る資格で変わります。
国際バカロレアを取れば、必ず大学入学資格になりますか。
プログラムの種類によります。文部科学省「大学入学資格ガイド ver.2」のQ36は「国際バカロレア資格のうち、CP(キャリア関連プログラム)修了者には大学入学資格が認められますか?」に対し「認められません。」と回答しています。大学入学資格として扱われるのはディプロマプログラム(DP)です。名称が似ているので、募集要項でどちらなのかを必ず確認してください。
高卒認定試験は、いつ・何科目受けるのですか。
年2回、令和8年度は9科目から10科目です。令和8年度実施要項には「合格に必要な科目数は、選択した科目により9科目から10科目とする。」とあります。試験日は第1回が令和8年8月6日・7日、第2回が令和8年11月7日・8日。令和8年度から試験科目が変わり、新科目「情報」が加わりました。古い情報では8科目前後と書かれていることがあるので注意してください。
通信制高校に在籍しながら高卒認定を受けられますか。
受けられます。文部科学省は「受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる方が受験できます。高等学校等に在籍されている方も受験が可能です。」としています。さらに合格科目を高等学校の単位として認定できる場合がありますが、「単位として認めるかどうか、認める場合の単位数等、単位認定については学校長の判断となります」とされています。まず在籍校に相談してください。
高卒認定に合格すれば、最終学歴は高卒になりますか。
なりません。文部科学省は「合格者は高等学校を卒業した方と同等以上の学力があると認められますが、高等学校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業とはなりません。」と明記しています。大学受験の資格としては有効ですが、履歴書の学歴欄は変わりません。高卒資格そのものが欲しい場合は、通信制高校などで卒業することになります。
通信制高校とオンラインのインターを同時に在籍できますか。
制度上の衝突は起きません。一条校ではないインターナショナルスクールは学校教育法上の高等学校ではないため、高等学校を2校掛け持ちすることにはなりません。ただし通信制高校側の規定で届出が求められる場合はあります。入学前に学校へ確認してください。
A-Levelは何科目取ればいいのですか。
Cambridge Internationalは「Students typically study four subjects at AS Level and three subjects at A Level.」としています。AS Levelで4科目、A Levelで3科目というのが標準的な形です。試験はAS Levelが通常17歳、A Levelが通常18歳で受けるとされ、年齢要件そのものは設けられていません。求められる科目とグレードは志望する大学・学部で違うので、入学要件ページを直接確認してください。
日本の高校を卒業して海外の大学に行く場合、何が必要ですか。
英国の大学では、ファウンデーションコースの修了を求められることが多くあります。マンチェスター大学は日本からの出願者向けページで「applicants who have taken the Kotogakko Sotsugyo Shomeisho will need to successfully complete a University-recognised foundation programme before joining an undergraduate course」と明記しています。A-Levelなどの国際資格を持っていれば、この1年を挟まずに出願できる可能性があります。要件は大学ごとに異なります。
費用の相場はいくらぐらいですか。
公的な統計は、今回調べた範囲では確認できませんでした。そのため相場という形ではお伝えできません。公式サイトで確認できた実例は本文の表のとおりで、A-Levelでは1科目 年額316,800円(税込)から、フルタイムで年額240万円、英国のスクールで £7,585/年(3科目ベース)でした。これに試験料が別途かかります(2026年9月時点・編集部調べ)。
今の高校が合っていません。まず何から考えればいいですか。
「18歳の春に手元に何を残すか」から逆算すると整理しやすくなります。日本の大学を受ける可能性があるなら、高卒資格か高卒認定のどちらかを先に確保する。海外大学が本命なら、A-Levelなどの資格を取れる環境を優先する。この順番が決まると、スクールの選び方も自然に絞られます。迷うときはうちの子に合う学びの場診断偏差値や順位がしんどい子の進路も参考にしてください。

この記事の内容を確かめるための一次資料

  1. 文部科学省「大学入学資格について」(ページ
  2. 文部科学省 高等教育局大学振興課「大学入学資格ガイド ver.2」令和6年6月(令和8年5月一部更新)(PDF
  3. 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」(受験資格・令和8年度日程・科目変更のお知らせ)(ページ
  4. 文部科学省「令和8年度高等学校卒業程度認定試験実施要項」(令和7年6月19日 総合教育政策局長決定)(PDF
  5. 文部科学省「高等学校卒業程度認定試験とは」(最終学歴・単位認定について)(ページ
  6. 文部科学省「試験科目・合格要件・出題範囲」(ページ
  7. 文部科学省 就学事務Q&A「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」(ページ
  8. 文部科学省「高校生等への修学支援」(高等学校等就学支援金・所得制限の撤廃)(ページ
  9. 文部科学省「高等学校の通信制課程及び遠隔教育について」令和元年6月21日(高等学校通信教育規程第2条・卒業に必要な74単位)(PDF
  10. Cambridge International「Who can take Cambridge International A and AS Levels?」(ページ
  11. Cambridge International「Cambridge International AS & A Level: A guide for universities」(履修科目数・対象年齢・大学の認知)(PDF
  12. Cambridge International「Who can take Cambridge IGCSE?」(対象年齢)(ページ
  13. The University of Manchester「Entry requirements|Information for students from Japan」(ページ
  14. Nisaiケンブリッジインターナショナルオンライン「A-Level 高校生向けコース」(対象年齢・学費)(ページ
  15. Crimson Global Academy「学費と奨学金」(ページ
  16. King’s InterHigh「Fees」2026/27年度(ページ
  17. NIJIN GLOBAL ACADEMY 公式サイト(カリキュラム入学案内よくある質問
偏差値ではない、もうひとつのものさしで進路をつくる

NIJIN GLOBAL ACADEMYでは、無料体験クラスを2026年9月から毎月開催する予定です。入学試験も英語要件もなく、まずは対話から始まります。2027年9月開校予定・学費未公表で、日本の一条校ではないため高卒資格は出ない段階であることをご承知おきください。

文責:にじいろ編集部(編集部について訂正・修正に関する方針
公開日:2026年9月16日 / 最終更新:2026年9月16日
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