「新学期、大丈夫かな」
春休み。
少しほっとできる時間が増える一方で、こんな不安がよぎることはありませんか。
「新学期、大丈夫かな」
「また“行きたくない”って言われたらどうしよう」
「そのとき、休ませていいの?」
実際に、「学校行きたくない 春休み明け」「休ませる 判断」と検索する保護者はとても多くいます。
そして多くの方が悩むのが、
行かせるべきか、休ませるべきか
という判断です。
この記事では、
NIJINアカデミーに通うご家庭へのアンケート(口コミ)をもとに、
行き渋り初期のリアルと判断基準をお伝えします。
NIJINアカデミー保護者口コミから見えたこと
今回のアンケートでは、行き渋りや不登校のきっかけについて、さまざまな声が集まりました。
その中で共通していたのは、
👉 「突然ではなかった」という点です。
実際の口コミを一部ご紹介します。
「最初はただの行き渋りだと思っていました。でも後から振り返ると、
先生への恐怖や教室の雰囲気など、いくつも原因が重なっていました」
「“何時でもいいから来てください”と言われたことが、逆にプレッシャーになってしまいました」
「理由はわからないと言っていたけど、後から聞くと“学校は音がうるさくて疲れる”と言っていました」
「無理に行かせたことで、完全に行けなくなってしまいました」
今回の口コミからも分かるように、行き渋りや不登校は突然起こるものではなく、いくつもの要因が重なっています。
こうした「きっかけ」について詳しくまとめた記事はこちらです。
👉新学期の行き渋りは甘えじゃなかった。保護者の口コミから見えた“不登校の本当のきっかけ”

春休み明けに行き渋りが起きやすい理由
春休み明け、新学期の行き渋りは珍しいことではありません。主に次の3つの理由があります。
とくに新1年生や進級直後は、保護者と離れること自体への不安が強まる時期です。背景にある母子分離不安については母子分離不安とは?年齢別の特徴と対応で解説しています。
① 「休み=回復」ではなく「本音が出やすくなる時期」
春休みは緊張がほどける時間です。
そのため、これまで我慢していたことや無理して適応していたことが表に出やすくなります。
つまり「行きたくない」は突然ではなく、溜まっていたものが出てきた状態です。
② 頑張っていた子ほど崩れやすい
アンケートでも多かったのが、
「今まで頑張っていたのに、急に行けなくなった」
というケースです。
真面目な子ほど我慢を続け、限界が一気に表に出ます。
③ 新学期の変化への不安
- クラス替え
- 担任変更
- 役割の増加
こうした変化が、不安として行き渋りに表れることがあります。
また「なぜ行き渋りが起きるのか」を知っておくと、休ませるかどうかの判断もしやすくなります。
👇「行き渋り」でどうしたらよいか迷っている方は、こちらの動画も参考になります。
「休ませていいの?」と悩んだときの判断基準
保護者アンケートから見えてきた判断の軸は、次の3つです。
① 心や体にサインが出ているか

- 朝になると腹痛や頭痛がある
- 表情が暗い
- 「怖い」「しんどい」と言う
アンケートでも、
👉「無理に行かせて悪化した」という声が多くありました。
この場合は、無理に登校させない方がよいケースが多いです。
② 理由をうまく言えない状態か

「なんで行きたくないの?」
→「わからない」
これはよくある状態です。
👉理由がないのではなく、まだ言葉にできない状態です。
③ 不安が安心を上回っているか

- 学校を考えると強い抵抗がある
- 教室や先生に恐怖がある
- ネガティブなイメージが強い
この場合は、
👉登校よりも安心の回復が優先です。
様子を見てもいいケース

- 行けば普通に過ごせる
- 特定の出来事が原因
- 休むと回復する
こうした場合は、無理のない範囲で様子を見ることもできます。
ただし重要なのは、
👉「行けているか」ではなく「無理していないか」です。
アンケートで多かった親の後悔
多くの保護者がこう答えています。
無理にいかせてしまった
保護者Aサインを軽く見てしまった
一方で、
👉「休ませたこと自体を後悔している」声はほとんどありませんでした。
「休ませる=悪」ではない
よくある不安に、
「休ませると癖になるのでは?」
というものがあります。
しかし実際には、
👉問題は休むことではなく、無理をさせ続けることです。
大切なのは、
- 関係を切らない
- 安心できる環境を保つ
ことです。
「行く・行かない」以外の選択肢を持つ
判断を苦しくするのは、
👉「行くか休むか」の二択です。
実際には、
- 保健室登校
- 別室
- 短時間登校
など、段階的な選択肢があります。
学校以外の選択肢を知っておく


ここで大切なのは、
👉「今すぐ決めること」ではなく「知っておくこと」です。
選択肢があるだけで、
親も子も余裕が生まれます。
NIJINアカデミーという選択肢
NIJINアカデミーでは、
- 無理に登校を促さない
- 子どものペースを尊重する
- 安心をベースに学びを取り戻す
ことを大切にしています。
実際の保護者からも、
「安心できる場所に出会えた」
という声が多く寄せられています。
▼NIJINアカデミーについて詳しくはこちら


まとめ
春休み明け、新学期の「行きたくない」は、
👉甘えではなく、子どものサインです。
そして口コミから見えてきたのは、
- 無理に行かせることで悪化するケースが多い
- 安心を優先することで回復につながる
という現実でした。
今回ご紹介した判断基準に加えて、「そもそもなぜ行き渋りが起きるのか」を知っておくことで、より落ち着いて対応できるようになります。
原因や背景については、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉新学期の行き渋りは甘えじゃなかった。保護者の口コミから見えた“不登校の本当のきっかけ”






体験説明会から3日以内の入会で無料授業特典付き!
満席日も多数。お早めのご予約がおすすめです。
▼NIJINアカデミーについて詳しく知りたい方はこちら▼


この記事の内容を確かめるための一次資料
学校とのやりとりは、担任個人の考え方に左右されやすい部分です。だからこそ国が学校に何を求めているかを知っておくと、話が噛み合いやすくなります。「認めてください」ではなく「要件を満たすには何を用意すればよいですか」と聞くのが、実務上いちばん通ります。
下の資料はすべて国・自治体・公的機関が出している一次情報です。学校や教育委員会と話すときは、この原文を示しながら相談すると、担当者によって対応が変わることを避けられます。
| 資料 | 何がわかるか |
|---|---|
| 文部科学省「生徒指導提要」 | 学校の生徒指導の基本方針(改訂版) |
| 文部科学省「スクールカウンセラー等活用事業」 | SC・SSWの役割と配置の考え方 |
| 文部科学省「就学援助」 | 学用品費・給食費などの経済的支援 |
| 文部科学省「令和6年度 問題行動・不登校等調査」 | 小中の不登校353,970人。全国の最新の実数 |
| 文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」 | 「登校という結果のみを目標にしない」という国の方針 |
| 同 別記1(学校外の施設で相談・指導を受ける場合) | 教育支援センター等に通った日を出席扱いにする要件 |
| 同 別記2(自宅でICT等を活用した学習) | 自宅学習を出席扱いにする7つの要件 |
| 文部科学省「欠席中に行った学習の成果に係る成績評価」 | 2024年8月の改正。学習成果を成績に反映できる3要件 |
| 文部科学省「COCOLOプラン」 | 誰一人取り残されない学びの保障に向けた国の対策 |
| 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」 | 全国1,045市区町村の公式相談窓口 |
| 教育機会確保法(e-Gov法令検索) | 第13条が「休養の必要性」を条文で認めている |
| こども家庭庁「子育て支援」 | 子育て世帯が使える支援制度の全体像 |
| 国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」 | 研究にもとづく生徒指導の考え方をまとめた資料 |
学校に相談するときの進め方
① 支援の目標をすり合わせる
「令和元年10月25日の通知にあるとおり、登校という結果だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指す形で相談させてください」——最初にここを共有しておくと、その後の話が噛み合いやすくなります。
② 具体的な場所を挙げる
「教育支援センターの利用を考えています」「オンラインのスクールを検討しています」と場所を具体的に伝えます。抽象的な相談より判断してもらいやすくなります。
③ 出席扱いの要件を一緒に確認する
「別記1(通所)/別記2(自宅ICT学習)の要件を満たすために、こちらで何を用意すればよいでしょうか」と聞きます。「認めてください」ではなく「何を用意すればよいか」のほうが通ります。
④ 決めたことを記録に残す
面談のあとに「本日確認したこと」をメールなどで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター(全国1,045市区町村の窓口一覧)
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。
家庭でいまできること
制度や相談先が分かっても、明日からどう過ごすかは別の話です。うまくいかない日があって当たり前という前提で、いま無理なくできそうなものだけを選んでください。全部やろうとしないことが、いちばん大事なコツです。
いま家庭で確かめておきたいこと
睡眠のリズムが崩れていないか(起きる時間より、寝る時間を先に整えるほうがうまくいきます)
食事が極端に減っていないか。体重の変化はないか
頭痛・腹痛・立ちくらみなど、体の訴えが続いていないか(続く場合は受診を検討してください)
「学校の話」以外で笑える時間が、1日に少しでもあるか
保護者自身が眠れているか。抱え込んでいないか
学校との連絡窓口が、担任1人に集中していないか
声のかけ方で迷ったときは
「なんで行けないの」と理由を問うと、子ども自身も説明できないことが多く、答えられない自分を責めてしまいます。理由を聞くより、いまの状態を言葉にして返すほうが伝わります。「しんどそうだね」「今日はゆっくりでいいよ」——それだけで十分な日があります。
逆に、避けたほうがよい言葉もあります。「みんな行ってるよ」「そんなことでどうするの」「甘えてるだけでしょ」。どれも本人がすでに自分に言っている言葉なので、外から重ねると逃げ場がなくなります。
相談先の選び方|どこに何を聞けるか
相談先はひとつではありません。それぞれ役割が違うので、聞きたい内容で選ぶと早く進みます。
| 相談先 | 聞けること | 費用 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 在籍校(担任・スクールカウンセラー) | 出席の扱い、校内の別室、学習の進め方 | 無料 | まず学校での配慮を相談したいとき |
| 教育支援センター(市区町村) | 学校外の公的な居場所、通所と出席扱い | 原則無料 | 学校の外に一歩を踏み出したいとき |
| フリースクール(民間) | 体験活動中心の居場所、少人数の学び | 月1〜5万円程度 | 興味や「やってみたい」から入りたいとき |
| オンライン | 自宅から参加できる学び、出席扱いの実務 | スクールにより異なる | 外に出るのが難しい/近くに選択肢がないとき |
| 医療機関(小児科・児童精神科) | 体の不調の背景、診断と治療 | 保険診療 | 睡眠・食事・体の症状が続くとき |
| 24時間子供SOSダイヤル | 子ども本人・保護者どちらの相談も | 無料・24時間 | いますぐ誰かに聞いてほしいとき(0120-0-78310) |
どこから始めればいいか迷ったら
学校に伝えるときの文例
言いたいことは決まっていても、いざ書こうとすると手が止まる——という声をよく聞きます。そのまま使える形にしました。丁寧すぎる必要はありません。事実と、してほしいことが伝われば十分です。
① しばらく休むことを伝える
本人の体調と気持ちの状態から、しばらく学校をお休みさせていただきます。
毎朝のご連絡が負担になっているため、こちらから連絡がない日は欠席としてお取り扱いいただけますでしょうか。状況が変わりましたら、その都度ご連絡いたします。
毎朝の欠席連絡は、家庭にとっても学校にとっても負担です。先にこの一文で合意しておくと、朝の消耗がなくなります。多くの学校が対応してくれます。
② 配慮をお願いする
つきましては、登校できた日は保健室や別室で過ごさせていただくことは可能でしょうか。
また、給食の時間だけ別室にする、掃除の時間は無理をさせない、といった形でもかまいません。
本人が続けられる形を一緒に考えていただけると助かります。
「配慮してください」だけでは学校も動きにくいので、場面と具体的な対処をセットで書くのがコツです。診断名は必須ではありません。
③ 出席扱いについて相談する
文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)に、学校外の施設で相談・指導を受けた場合や、自宅でICT等を活用した学習を行った場合の指導要録上の出席扱いについて定めがあると伺いました。
本校ではどのような運用になっていますでしょうか。また、要件を満たすために家庭で用意すべきものがあれば教えてください。
ポイントは「認めてください」ではなく「何を用意すればよいですか」と聞くことです。学校側も判断材料を求めています。要件の全文は教育支援センターとはの記事に原文どおり掲載しています。
④ 面談のあとに送る確認メール
確認させていただいた内容を念のためお送りします。
・当面は◯◯(別室/午後のみ など)で対応いただく
・◯◯(教育支援センター等)への通所を検討し、決まり次第ご連絡する
・出席の取り扱いについては、◯月◯日までにご回答いただく
認識に相違がありましたらお知らせください。
口頭の合意は、担任が変わると消えてしまいます。短くていいので記録に残しておくと、翌年度も引き継がれます。学校側にとっても助かる手順です。
伝える相手の順番
この記事のテーマについて、よく寄せられる質問
同じような状況の方から実際によく届く質問をまとめました。あてはまるものから読んでください。
Q. 担任と話が噛み合いません
A. 「認めてください」ではなく「要件を満たすために何を用意すればよいですか」と聞き方を変えると通りやすくなります。それでも動かない場合は、学年主任・管理職・市区町村の教育委員会(教育相談室)へ相談先を上げてください。
Q. 毎日の欠席連絡がつらいです
A. 連絡方法は相談できます。「しばらく休むので、こちらから連絡がない日は欠席とみなしてください」と最初に合意しておくと、毎朝の負担がなくなります。多くの学校が対応してくれます。
Q. 保健室登校や別室登校は出席になりますか?
A. なります。校内で過ごした時間は在籍校の判断で出席として扱われるのが一般的です。保健室登校についてもあわせてご覧ください。
Q. 学習の遅れが心配です
A. 学校外での学習も、計画や内容が教育課程に照らし適切と判断されれば成績評価に反映できることが2024年8月の制度改正で明確になりました。詳しくは教育機会確保法の記事にまとめています。
Q. 面談で何を話せばいいですか?
A. ①いまの状態、②してほしい配慮を具体的に、③出席扱いの取り扱い、の3点に絞ると進みます。面談後に「本日確認したこと」をメールで送っておくと、担任が変わっても引き継がれます。
つらいときの相談先(24時間・無料)
- 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
- お住まいの市区町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
この記事は情報提供であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。









