【2026年版】神奈川県の教育支援センター(適応指導教室)一覧|25市町村の窓口・費用・出席扱いをまとめて解説

神奈川県は横浜市・川崎市・相模原市という3つの政令市を抱え、市によって支援の形がかなり違います。「ハートフルスペース」「ゆうゆう広場」「あすなろ教室」「つばさ」——呼び名が市ごとに異なるため、まず自分の市の窓口を特定するところから始めるのが確実です。

この記事では、文部科学省が公開している神奈川県内25市町村の公式窓口を一覧にまとめ、あわせて教育支援センターの対象・費用・申し込み方法・出席扱いの条件を整理しました。リンクはすべて実際にアクセスして生きていることを確認済みです(2026年8月時点)。

家庭・学校・医療・学びの場が連携して子どもを支える関係のイラスト
家庭・学校・医療・学びの場が連携して子どもを支える関係のイラスト

この記事でわかること

  • 神奈川県の25市町村の教育支援センター・相談窓口(公式リンク付き一覧)
  • 主要市の施設名と特徴(名称が自治体ごとに違うため、ここが探しにくい)
  • 費用・対象学年・出席扱いになる条件
  • 空きがない・対象学年が合わないときの選択肢
目次

神奈川県の教育支援センター(適応指導教室)とは

教育支援センターは、市区町村の教育委員会が設置・運営する公的な不登校支援の拠点です。かつては「適応指導教室」と呼ばれ、いまも両方の名称が使われています。神奈川県内では自治体ごとに独自の愛称がついているため、「教育支援センター」で検索しても自分の市町村の施設が出てこないことがよくあります。

神奈川県の教育支援センター 基本情報
項目内容
運営市町村の教育委員会(公的機関)
対象市町村立の小・中学校に在籍する不登校またはその傾向のある児童生徒。小4〜中3を対象とする自治体が多い
費用利用料は原則無料。教材費・昼食・交通費は自己負担の場合あり
在籍在籍校に籍を置いたまま通う(転校ではない)
出席扱い要件を満たせば在籍校の出席扱いにできる(校長の判断)
通い方週1日〜週5日。午前のみ・部分利用ができる施設も多い
申込窓口在籍校(担任・スクールカウンセラー)経由が基本。市町村の教育相談室へ保護者から直接相談できる場合も多い

制度の全体像(対象・1日の流れ・申し込み手順・出席扱いの要件)は、教育支援センター(適応指導教室)とは?対象・費用・出席扱い・申し込みの流れで詳しく解説しています。この記事は神奈川県版として、地域の窓口情報に絞ってまとめています。

数字で見る神奈川県の不登校

文部科学省の令和6年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、全国の小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人で、12年連続の増加・過去最多を更新しました。神奈川県の状況は次のとおりです。

神奈川県と全国の比較(令和6年度)
神奈川県全国
小学校の不登校児童数10,275人137,704人
中学校の不登校生徒数14,956人216,266人
小中学校 合計25,231人353,970人
在籍者に占める割合約3.82%約3.86%(1,000人あたり38.6人)

全国では、この35万人のうち135,724人が「学校内外の専門機関等では相談・指導等を受けていない」状態にあります。約4割です。一方で、学校外の機関等で相談・指導を受けて指導要録上の出席扱いになった児童生徒は42,978人。この差を埋める最初の一歩が、地域の教育支援センターです。都道府県ごとの比較は不登校が多い県ランキングにまとめています。

その前に|校長・星野達郎の解説動画

窓口を探す前に「いま子どもに何が起きているのか」を掴んでおくと、相談のときに話が通じやすくなります。NIJINアカデミー校長・星野達郎(元小学校教員)が、現場で見てきたことを解説しています。

【一覧】神奈川県25市町村の教育支援センター・不登校相談窓口

文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」に掲載されている、神奈川県内の公式ページをまとめました。施設名が分かるものはそのまま記載しています。お住まいの市町村を探してください。

神奈川県 市町村別 教育支援センター・不登校相談窓口(2026年8月・リンク実測済み)
市町村窓口・施設名(公式ページ)
愛川町学校が苦手な小中学生児童生徒・保護者の方へ
厚木市教育部 青少年教育相談センター
青少年教育相談センターリーフレット
不登校相談リーフレット
伊勢原市伊勢原市 子どもに関する相談
伊勢原市教育センター 教育相談
伊勢原市教育センター 教育支援教室
海老名市海老名市の不登校支援ガイド
大磯町教育支援室「つばさ」
教育相談
小田原市小田原市教育相談指導学級「しろやま教室」「マロニエ教室」
おだわら子ども若者教育支援センターはーもにぃ
開成町不登校支援 開成町教育支援センター「あじさいルーム」
鎌倉市多様な学びの場づくりについて(不登校児童生徒支援)
こどもと家庭の相談室
鎌倉市フリースクール等利用児童生徒支援補助金
川崎市川崎市総合教育センター 不登校に関する相談
かわさきサポートブック(川崎市子ども・若者支援機関案内)
かわさきしこどもページ KAWASAKI U18 不登校についての相談
不登校児童生徒支援(多様な学び支援)について
清川村清川村教育支援センター
相模原市相模原市立青少年相談センター
座間市教育相談のご案内
教育支援教室
寒川町各種教育関係の相談
逗子市教育研究相談センター
茅ヶ崎市青少年教育相談のご案内
あすなろ教室のご案内
二宮町教育支援室『やまびこ』
いじめ・不登校などの相談窓口
箱根町箱根町教育相談センター
秦野市新たな学びサポート120%
葉山町葉山町「教育相談(いじめ・不登校相談を含む)」
平塚市平塚市子ども教育相談センター
藤沢市不登校支援
藤沢市学校教育相談センター
三浦市教育相談室・相談指導教室
大和市青少年相談室
湯河原町教育相談
教育支援教室とは
横浜市横浜市の不登校児童生徒支援事業、保護者支援、民間機関連携情報など
横浜市が設置する教育相談窓口

一覧にない市町村の場合

文部科学省のページに掲載がない市町村もあります。その場合は「◯◯村 適応指導教室」「◯◯村 教育相談 不登校」で検索するか、市町村の教育委員会「教育相談室」「教育センター」に直接電話するのが確実です。町村部では、隣接市や県の教育事務所が広域で運営していることもあります。

神奈川県の主要市町村の教育支援センター

横浜市|ハートフルスペース/ハートフルルーム

横浜市は地域拠点型の「ハートフルスペース」学校内に置く「ハートフルルーム」の二層構造をとっています。「学校の建物には入れる」段階と「外の場所のほうが安心」な段階の両方に受け皿があるのが特徴です。

川崎市|ゆうゆう広場(市内6か所)

川崎市の教育支援センターは「ゆうゆう広場」という名称で、市内6か所にあります。開室は月〜金曜の9:30〜15:00(休日・長期休業日を除く)。少人数の体験活動と学習活動が中心で、令和6年度からは学習支援スタッフや学生ボランティアの配置も始まっています。

小田原市|しろやま教室・マロニエ教室/はーもにぃ

小田原市は教育相談指導学級として「しろやま教室」「マロニエ教室」を運営し、あわせておだわら子ども若者教育支援センター「はーもにぃ」が相談の入口になっています。

鎌倉市|フリースクール利用に補助金がある

鎌倉市は「多様な学びの場づくり」として、フリースクール等利用児童生徒支援補助金を設けています。民間のフリースクールを検討している家庭は、公的な支援と併せて必ず確認してください。

茅ヶ崎市・大磯町・二宮町|あすなろ教室・つばさ・やまびこ

市部以外でも整備は進んでいます。茅ヶ崎市のあすなろ教室、大磯町の教育支援室「つばさ」、二宮町の教育支援室「やまびこ」、開成町の「あじさいルーム」など、町村部にも教育支援センターがあります。

神奈川県レベルの相談窓口

神奈川県は「不登校ほっとライン」(0466-81-0185/平日8:45〜16:45)を設けているほか、県立総合教育センターが不登校相談を受け付けています。県としてメタバースを活用した居場所の提供も始めています。

神奈川県の広域相談窓口
窓口リンク
不登校でお悩みの児童・生徒、保護者のみなさんへ公式ページを見る
神奈川県立総合教育センター 相談窓口について 不登校相談公式ページを見る
24時間子供SOSダイヤル(全国共通・無料)0120-0-78310

費用と出席扱い|押さえておくべき2つのルート

教育支援センターの利用料は原則無料です。そして、通った日は在籍校の出席扱いにできます。文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(令和元年10月25日)が、その根拠です。

出席扱いの2つのルート
ルート1:通所(別記1)ルート2:自宅ICT学習(別記2)
対象教育支援センター・フリースクール等に通う自宅でICT等を活用して学ぶ
制度上の位置づけ教育支援センター等の公的機関が第一に想定。公的機関に通えない場合に民間施設も考慮公的機関や民間施設で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動
要件の核保護者と学校の連携/通所または入所が前提/学習内容が教育課程に照らし適切訪問等による対面指導計画的な学習プログラム/校長が状況を十分に把握
令和6年度の実績(全国)学校外の機関等で42,978人自宅ICT学習で13,261人
判断する人いずれも在籍校の校長同左

文部科学省は「一人一人の児童生徒の状況や学校、地域の実態が違うため、文部科学省から一律の基準を示すことはしていない」と明言しています。つまり最終判断は在籍校の校長です。断られた場合も「制度上できない」のではなく「その学校の運用がまだ整っていない」ことが多いので、通知を示しながら相談する価値があります。要件の全文は親記事の出席扱いの章に原文どおり掲載しました。

相談から通所開始までの流れ

1

① 学校か教育委員会に相談する

担任・スクールカウンセラーに伝えるか、市町村の教育相談窓口に保護者から直接電話します。

2

② 教育相談・面談

子どもの様子と経過を聞き取り、いま利用が合うかを一緒に検討します。本人が同席しない形で始められる自治体がほとんどです。

3

③ 見学・体験通所

保護者だけの見学から始めても構いません。部屋の雰囲気、他の子との距離感、指導員との相性を確かめます。

4

④ 利用申請・在籍校との調整

ここで同時に「出席扱い」の取り扱いも確認しておきます。

5

⑤ 通所開始・定期的な見直し

週1日など無理のない頻度から。通所状況は在籍校へ定期的に報告されます。

空きがない・対象学年が合わないときは|オンラインという選択肢

オンラインの教室の様子。顔を出す子と、アイコンで参加する子が混ざっている
オンラインの教室の様子。顔を出す子と、アイコンで参加する子が混ざっている

教育支援センターは公的で心強い制度ですが、万能ではありません。実際に相談すると、こんな壁にぶつかることがあります。

教育支援センターで起きやすい3つの壁
内容次の一手
対象学年小4以上とする自治体が多く、低学年の受け皿が薄い校内の別室(保健室登校)、民間のフリースクール、オンライン
定員・待機定員があるため、すぐに通えないことがある待機しながらフリースクール学びの多様化学校も並行して確保する
通所が前提出席扱いの要件が「通所または入所」。家から出られない時期は乗りにくい訪問型支援の有無を確認/自宅学習(別記2)

この3つを同時にまたげる手段がオンラインです。住んでいる市町村に施設があるか、空きがあるかに左右されず、家から出られない時期でも同年代とつながりながら学び続けられます。そして前章のとおり、オンラインでの学習も要件を満たせば出席扱いになります(令和6年度は全国で13,261人)。

私たちが運営するNIJINアカデミーは在籍校との連携を前提に設計しており、97%の出席認定率を公表しています。他のスクールを検討する場合も、「在籍校への報告書は出してもらえますか」「対面指導はどう設計されていますか」の2点は必ず確認してください。

オンラインというと「1人で動画を見るだけ」を想像しがちですが、実際は上の動画のように全校が集まる時間があります。顔を出す・出さない、声を出す・出さないは本人が選べます。

大事なのは、どちらか一方を選ぶ話ではないということです。教育支援センターに週1日通いながら、残りの日はオンラインで学ぶ——この組み合わせが、いま一番現実的だと感じています。選び方はオンラインフリースクール完全ガイドにまとめました。

ここまでは制度の話でした。ただ、保護者の方がいちばん知りたいのは「実際にその子はどうなったのか」だと思います。NIJINアカデミーに通う子どもたちと保護者の話を、そのまま記事にしています。

実際に通っている子どもたち・保護者の話

不登校・発達特性のある子が全国から通っています

空きがない・対象学年が合わないときの、もう一つの選択肢

横浜・川崎など市によって支援の形が大きく違います。NIJINアカデミーは全国どこからでも参加できる小中一貫のオルタナティブスクール。在籍校と連携した出席扱いにも対応しています。

小学生・中学生

NIJINアカデミー

「ALL HAPPY」を掲げる小中一貫のオルタナティブスクール。累計1,000名以上が入学し、在籍校と連携した97%の出席認定率を公表しています。

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高校生

ニジ高(NIJIN高等学院)

ユニークな個性を持つ高校生のための通信制・高校サポート校。自分のペースで高卒資格と進路をめざせます。

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📅 オンライン体験会の日程を見る(平日毎日開催) 💬 まずはLINEで気軽に相談する

入会前の相談・見学だけでも大丈夫です。 出席認定の実績学費とプラン全国のリアル校

通えない時期に、家でできること|校長の解説動画

窓口が決まるまでの間も、家庭でできることはあります。時期ごとに起きやすいこと、発達特性との関係を解説しています。

いまの状況から、次に読むもの

教育支援センターの窓口が分かっても、「そもそもどう関わればいいのか」は別の悩みです。状況ごとに、必要な記事へ進めるようにまとめました。

悩み別に読む

「学校に行きたくない」と言われたら行き渋りの初期対応と、親の初動でやること・やらないこと(最初の1週間)朝起きられず登校できない小学生に多い理由・サインと、親の関わり方母子分離不安が強い原因・年齢別の特徴と対応法。「母親のせい」ではありません原因を整理したい不登校の原因ランキングTOP10と、家庭でできること自分の関わり方が心配500家庭以上を見てきた現場から見た、親の特徴5選保健室登校を考えている「ずるい」と言われる理由と、その受け止め方発達特性が気になる支援級に入れるべきか。判断の考え方を現場から居場所がないと感じる家・学校・地域・オンライン、それぞれの居場所のつくり方特性から探したい発達特性別に、学校がつらい子の居場所と学び方を整理全国の状況を知りたい不登校が多い県ランキング。統計データで見る人数と割合いじめが背景にあるいじめられやすい子の特徴と、親が気づけるサイン将来が不安不登校を公表した芸能人・著名人12人のその後

制度・選択肢を比べる

よくある質問(FAQ)

Q1. 神奈川県の教育支援センターは無料ですか?

A. 利用料は原則無料です。教育委員会が運営する公的機関のためです。ただし教材費・体験活動の材料費・昼食・交通費は自己負担になることがあります。給食がない施設が多く、弁当持参が一般的です。

Q2. 通うと学校の出席になりますか?

A. 要件を満たせば、校長の判断で指導要録上の出席扱いにできます。教育支援センターは通知上「公的機関」として第一に想定されているため、民間施設よりも取り扱いがスムーズなのが一般的です。通所開始前に学校と確認しておいてください。

Q3. 小学校低学年でも利用できますか?

A. 自治体によります。「原則 小4〜中3」としている自治体が多い一方、小1から受け入れるところもあります。対象外だった場合は、校内の別室、スクールカウンセラー、民間のフリースクール、オンラインを併せて検討してください。低学年でとくに多い「朝起きられない」「行き渋り」については、朝起きられず登校できない子|小学生の理由・サインと親の対応行き渋りの初期対応が参考になります。

Q4. 学校に言わずに申し込めますか?

A. 相談だけなら、保護者から教育委員会の教育相談窓口に直接電話できます。ただし実際に通所して出席扱いにするには「保護者と学校との間に十分な連携・協力関係」が要件になるため、どこかの時点で学校との共有は必要になります。

Q5. 高校生も使えますか?

A. 教育支援センターは義務教育段階(小・中学生)が対象のため、高校生は原則対象外です。高校生の場合は、在籍校の相談体制、神奈川県教育委員会の教育センター、通信制高校・サポート校が受け皿になります。ニジ高(NIJIN高等学院)のような通信制サポート校も選択肢です。

Q6. 神奈川県のフリースクールも知りたいです

A. 神奈川県のフリースクール一覧にまとめています。横浜市川崎市については市単位の記事もあります。公的な教育支援センターと民間のフリースクールは併用もできるので、両方を見比べてください。

相談窓口と出典

つらいときの相談先(24時間・無料)

  • 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(全国どこからでも、24時間・無料。子ども本人も保護者も利用できます)
  • お住まいの市町村の教育委員会 教育相談室/教育センター
  • 神奈川県教育委員会の教育相談窓口(上の表を参照)

この記事は制度の解説であり、医療的・心理的な診断や個別の助言に代わるものではありません。お子さんの心身の不調が続く場合は、かかりつけ医やスクールカウンセラーにご相談ください。

参考にした一次資料

※本記事の一覧は2026年8月時点で全リンクの到達を確認したものです。各市町村の対象学年・定員・開室日は変更されることがあるため、利用にあたっては必ず公式ページと窓口でご確認ください。

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